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平成21年11月14日、下北半島の出張から一時帰った冒険家の好奇心をかきたてたものがあった。

彼は4時半に起床、相棒のサンチョ・パンサ(折りたたみ自転車)を伴って5時に家を出て、JR仙台駅

への真っ暗な道を急いだ。

仙台駅始発のいわき行き普通列車はわずか2両編成だった。

このちぽけな2両編成の電車に、男はきょう一日の幸運を託した。

『きょうが楽しい、そして冒険心を満たしてくれる一日になりますように…』


行くぞ!サンチョ・パンサ!

「お前の力を借りて俺様は新たな冒険に行くのだ。」

5時29分、仙台駅出発



25分ほどで電車は岩沼駅(東北本線と常磐線が分かれるところ)に到着。

吉野家の豚丼をかっこむと男は自転車をこぎ出した。

お~~!これは縁起がいいぞ~~!

それは門出を祝うにふさわしい美しい虹だった。

しかも…


虹がアーチにかかったぞ~~!

阿武隈川河畔の土手を走っているうちについに虹はつながって、コバルトの空にアーチがかかった。


もの好きな冒険家は遠回りして亘理町への心臓破りの坂のある峠道を越えた。

まっすぐに目的地に行かないのはドンキホーテの常とするところであった。

相棒が家来のサンチョ・パンサだからこういう走りができるのだろう。

大概の人間が一緒なら、この気まぐれな走り方にあきれて、あいそをつかすだろう…

それとこの遠回りルートは、男が尊敬するポルトガルの中世の英雄ヴァスコ・ダ・ガマ(初めてインド

航路を開拓して祖国に莫大な利益をもたらす。)の喜望峰の遠回りルートにも似ていた。

この記事のURLリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/14758380.html


再び峠を越えて角田市の阿武隈川河畔に面する神社で一休みした。

本日は晴天なり…空は晴れたし♪ホイ、オバキュー♪悩みはないしホイ、オバキュー♪…

またまた男は、若い人にはまずわからない古い歌やセリフを口ずさんでいた。


のどかなはらっぱだな~~

ちゃ~ん、ちゃららららららら~♪ちゃら、ちゃらら、ららららら~♪

あたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。

帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎。人呼んでフーテンの寅と発しやす。

趣味的にはこの広い原っぱに寝ころんでもいいんだけどな~。

いかん、いかん、寄り道しちゃ~いかん。


お手~て~♪つ~ないで~♪の~み~ち~をゆ~け~ば~♪

冒険家はいつものことだが完全に自己陶酔♪に浸っていた。

のどかな田舎の道はしばらく続いた…


なんだ、なんだ!あのロケットのようなものは?

あれが目指す角田ロケットセンターらしい。


サンダーバード・ア~ゴ~!

このセリフも若い人にはわからんだろうな~。


エレベーターから見下ろしたH2ロケット

少年のような心を持った冒険家は思った。

俺は陸の上の船乗りのようなことをやってるが、ロケットに乗って宇宙を旅するのも悪くねえな…

だがロケットに乗るのは、たやすいことではないのだ。

ものすごい競争を突破したえりすぐられた者だけが乗れるのだ。


これがH2ロケットの全容だ!

これは展望台を出てから外で撮影した。


撮影場所:宮城県角田市ロケットセンター

このタワーの展望台でしばらく空中遊泳を楽しんだ。ん~、バックグランドミュージックもいいぢゃ~ないか。ここでウイスキー飲んだら最高だろ~な~…この日も悩みなく不謹慎なことを考える冒険家であった。

でも、ここで酒は飲んでないゾ~

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