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皆さんはこの動物を知っているだろうか?

我輩は漁師の網を破り、魚を大量に食べるので漁師から「海のギャング」と呼ばれている。

なるほどアザラシにしては大きい。この剥製は3メートル30センチで750kgだが大物になると1ト

ンを越えるものもある。

生来が楽天家の冒険家はこう思った。

「俺もトドになってなんの悩みもなく、海の幸をたらふく食べてみたいものだと…」

でも現実はそんなにあまくないのだ。彼らも生きるために必死なのだ。

へたをすると駆除されてしまうだろう。


函館市北洋資料館入り口でシロクマの歓迎を受ける。

もの好きな冒険家が五稜郭の次にやってきたのは、すぐ近くにある函館市北洋資料館だった。


トドに牙をつけたような動物…

これはセイウチの雄で一夫多妻性である。

見るからに強面(こわおもて)でハーレムのボスになるには雄同士の決闘に勝たなければならない。

決闘に負けた雄には子孫を残す権利はないのだ。

冒険家は思った。「俺はセイウチに生まれなくてよかった…」

しかしセイウチにも特技があった。

上くちびると鼻の下の短いひげで巨大な二枚貝を探し当てて、牙でこじあけてその貝を食べることができ

るのだ。

冒険家は思った。動物も人間もうわべだけで判断してはいけない。鋭い観察力でその本質を見抜かなければよしあしはけして判断できないと…



あけぼの印の看板はあなたもご存知だろう。

この会社は昔日魯漁業と言って水産食品の一大ブランドを築いたことで有名である。


ペンギンマークの入った鮭缶のレッテル

これはレトロなレッテルだが、かなりマニアチックなコレクション(今流行の言葉で言えばオタク)といえるだろう。


いろいろなカニの種類

カニは冒険家の大好物であった。

9年半前に北海道に出張したときは毛ガニがメチャ安かった(1パイ100円~300円くらい)だった

ので、仕事が終わってから毎日食べていたこともあった。


蟹工船の絵画

小林多喜二の「蟹工船」に出てくる船もこんなイメージだったのだろう。

冒険家は思った。「俺も蟹工船の乗組員になれば毎日蟹をたらふく食える…」


蟹工船は過酷で劣悪な労働環境だったようだ。


やはり現実はあまくなかった。冒険家はこれを知り、少し落ち込んだ。

世の中に楽して美味しいものをたらふく食べれるようなうまい話はそうはないのだ。

人生、汗水ぶったらして働くことが大切であり尊いのだ…


あなたはマダム印、芸者印の入った蟹缶を見たことがあるだろうか?

これはかなりマニア度(オタク度)の高いレッテルではないだろうか?


北洋漁業に出る船がどれだけ揺れるのかを体験できるシュミレーション

冒険家は乗ってみたが、子供やお年寄りの利用も考えて穏やかな海のイメージでさほど揺れなかった。

しかし、この資料館のビデオで見た大シケのときの漁船の揺れ方は尋常でなかった。

5階建てのビルくらいの高さの波にもまれた船は、あたかもバイクのウイリーでも見るかのごとく激しく

へさきを突き上げられるのだ。(へさきは10メートル以上海面から浮いている場面もあった。)

船が木の葉のように揺れるとはこのことを言うのだろう。

南半球でも南緯50度を越えて南氷洋が近づくと「海は荒れる」という表現を通り越し「狂う海」「吠え

る海」と言われるというが、このビデオで見た北洋の海もまさにこんなイメージだった。

冒険家がこの日の朝フェリーで凪の津軽海峡を見て、いみじくもあこがれた船乗りになる夢はいとも簡単

に打ち砕かれたのである。

やはり他人の仕事(家庭も同じ)をうわべだけで見て、よしあしを論じるのは早計なのである…


オイル付けの羅針盤

今の船はハイテクが進んでコンピューター化されているのだろうが、一昔前は羅針盤の世話になっていた

のだ。この羅針盤の発明は大航海時代の新大陸発見に大きな役目を果たしたのだ。


最後にトロール網のしくみをご覧いただこう。

これだけ効率よくいっぺんに大量の魚を獲る方法があるのだろうかと思うような方法である。

人の言ったことや考えたことを批判するのはたやすい…だが批判した人間に「他に方法があるのか?」と

問うと、ほとんどが答えられない。

これが俗に言う『コロンブスの卵』である。

冒険家は思った。「ものごとを一番最初になしえた人は評価してやらないといけない。」と

転じて言えば人を色めがね(ひいき目)で見てはいけないのである。


撮影場所:函館市北洋資料館


詳しい地図で見る

函館と言えば西洋文化あふれる街の景観である。次回はいよいよその核心にせまる。

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