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冒険家は決めていた。この日大間の空がきれいな朝焼けに染まったら、海を渡って北海道に行くことを…そして運命の日の朝…


前の週の日曜日に海が荒れて、渡航を見送った男にこの日女神が微笑んだ。

男は一つの哲学を持っていた?H2>「人生も航海も間合いの取り方が肝心だ…」

【真意】なにごと焦って先に進めようとするとうまくいかないことが多い。人生も仕事も大概のことは間合

いをうまくとる(人が相手の時は相手に考える時間を与える。)ことによって好転することを見込めるの

である。

【転じて】前回の日曜日、『北海道に海を渡って行きたいといくら気分が高揚しても、悪天候のときに行

ったのではいい船旅はできない。ここはじっとこらえてインターバルを取って次の機会を待とう。』

2009年11月7日、男の願いが通じたのか、北日本は太平洋高気圧に覆われ、珍しいほどの好天に恵まれ、海はべた凪になった。

宿の窓から見た大間の東の空はオーロラ色に染まっていた。

冒険家の直感から来る本能なのか?この空を見ると胸が一気に高鳴るのを覚えた。



朝日を浴びて大間港に停泊する1,700トンのフェリーばあゆ…船の名の由来は後ほど説明するが、覚えておいて欲しい。

飛び抜けた行動力、そして好奇心が非常に強い男の夢を乗せてこの船は出港するのだ…


ばあゆのハッチ、ここから車を積み込む。

だが、この日の冒険家の相棒は車ではないし、バイクでもなかった。


これがドンキホーテの相棒となったサンチョ・パンサ号(折りたたみ自転車)である。

これなら手荷物として船室に持ち込める。

普通の自転車は船室に持ち込めず、ハッチの中に置かなければならないので片道¥1,000の料金がかか

る。

今回は手荷物なのでもちろん無料である。

「行くぞ。サンチョ・パンサ!」



大間港を7時10分に出港。この動画は係留されていた船のロープを巻き上げる作業である。「ああ、波止場に汽笛が鳴り響く。俺はこの船に乗って9年半ぶりに北海道の大地を踏むのだ…」あなたがメカ(内燃機)マニアなら船のエンジンの「ドドドドド…」という水平対向の大排気量多気筒エンジンの鼓動、迫力にシビれるかも知れない…

動画の秒数カウントが27秒を数えたときになる汽笛の音を聞いて欲しい。


HMPG0010
は~れた空~♪そ~よぐ風~♪…あこがれのハワイ航路…ちょっと古すぎたかな~?(笑)

汽笛♪が船旅の情緒を盛り上げてくれる。男はすっかり遠足気分(またはフーテンの寅さん的気分)になっていた。

好天に恵まれたこの日は多くの漁船が漁に出ていた。

大間港を出てから10分後に撮影。


なんて美しいんだ!このような優雅な北海道のシルエットが見える日はそうはない。

冒険家は神(注釈:神は男にとって先祖を意味する)に対し、この日の幸運(好天)を感謝した。そして北海道への穏やかな航海を続けていた。


あのシルエットの向こうに大いなる夢とロマンがあることを信じて…



この辺でフェリー「ばあゆ」の船内のようすを紹介しよう。

通路から客室を望む

自販機には缶ビール♪もあるぞ~


解放感があふれるデッキ

男はすっかり大航海時代の大提督(キャプテン)…ヴァスコ・ダ・ガマ、コロンブス、マゼラン…になり

きって大海原をしばし眺めていた。


売店もあるぞ~

腹が減っても心配ないのは大航海時代とは違うが…(笑)


二等客室の室内はかなり広い

ゆったりとしてざこ寝できる広さはなかなかGOOD!


雰囲気のいいサルーン

ここでスコッチウイスキーでも飲んだら最高だろう。

おっと、誘惑に負けちゃいかん。

男は飲みたい誘惑と必死に戦っていた(今から飲んでちゃ、先が思いやられる…)


豪華な船室で瞑想にふける…

海図と羅針盤を見ながら「進路をどこにとろう?」

ここに座って大航海時代の偉大なキャプテンの気分に浸ろう(笑)


撮影場所:大間~函館のフェリー航路

料金:大間~函館、大人片道¥2200

詳しい地図で見る

北海道はもうすぐだ。「ようし、この大陸を思う存分探検してやる…」次号へ続く

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