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質実剛健(飾り気がなくて、まじめで強くしっかりしていること)なものが私は好きです。

武士道もこのような生き方を説いています。
近代(明治時代)版の(例えれば)武士道を貫くような質実剛健な家を紹介します。
お断りしておきますが、この家は名取百選には載っていますが一般公開はしていません。
過去に見学に行ったマナーのない人(勝手に扉を開けたり、挨拶もしないで帰った)にオーナーが心を痛めたため、本当にこの建物の価値を知りたいと思う人に限って(人を選んで)公開しているのです。
さすがの私も失礼のないように、オーナーと娘さんの説明を真剣に聞くのに少し緊張しました。
そういうわけでこの家の建っている場所は宮城県名取市で家の名前は秘密とします。

一種の威厳さえ感じさせる瓦屋根葺きの木塀

瓦葺というのは日本建築の美と古き良き伝統を感じさせます。


築120年欅造りの家は完成までに十年を要した。

外観的には派手なところはなく地味といってもいいかも知れません。


ポピュラーな日本の近代家屋に多く見られる板張りと漆喰壁の外壁

この辺も一般的な明治から昭和にかけて建てられた住宅となんら変わりありません。


縁側のビューですがお気づきでしょうか?この家がただものでないことに…

そうです。縁側の欄間はものすごく細かい格子が入っているのです。
そしてこの独立柱の太さ…


銅版を貼った雨戸用の収納スペース

派手さはありませんがこだわりを感じさせます。


玄関のマグサは欅で梁の丈が50センチはあります。

建物の顔である玄関を見るとある程度は中の様子がわかるかも知れません。
この玄関も威厳を感じさせるものがあります。

さあ中をお見せしましょう。



玄関を通って中に入ると圧倒されるのがこの二尺(約60センチ)の梁

もちろん欅です。暴れないようにするために芯抜きをしているということです。


内部の建具も欅でできています。

梁も建具も表面には漆が塗ってあるとのことでした。


板の間の床は欅でありません。ここだけは松が使われています。

床は堅くて腐れにくい木を使わないといけないので松が使われています。


囲炉裏の吊るしている金具は小槌でしょうか?

些細な装飾ですが、これによってこの部屋の雰囲気が和やかになっているようです。


広い座敷ですが、襖の奥にもう一部屋あります。

ここで冠婚葬祭すべてを執り行ったそうです。


座敷から庭を見てみました。庭木の松の感じがいいですね。

こんなところで囲碁や将棋をやったら映えるのかも知れません。
誰ですか?「見合いをする場所のようだ。」って言ったのは…(笑)


続編では有名な絵師に描かせた襖や家具を紹介したいと思います。お楽しみに↗

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