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福島県浜通りの双葉町に現存する『大黒屋』

この広い間口を見ると昔、商家として栄えたのでしょう。屋根は寄棟の瓦葺きです。雪の多い東北では比較的に雪の少ない太平洋沿岸に多く見られます。


在りし日の栄華を感じさせる昔の商家

植木の松は旧家の庭木に多く見られますが、門前のシュロの木はちょっと珍しい。東北では温暖な常磐地方ならではの植木と言っていいでしょう。


長年の月日を感じさせる格子戸

古い商家の窓に多く見られます。


門構えも立派で、建物に負けない風格と言えます。

塀の屋根を見ると一部トタン(メッキ鉄板)葺きとなっています。


同じ双葉町に建つ『冨沢酒造店』

店舗と工場を兼ねているようです。建物の趣を損ねないレトロ調の街燈はうれしい♪ですね。よく配慮してもらえました。


冨沢酒造店の看板と脇の路地

看板は結構新しいようです。

建物の妻側に「白冨士」と描かれた跡がありますが、廃業したのでしょうか?

ちなみに冨沢酒造店は約300年前の宝永年間に創業、享保元年1716年に現在のところに移ってきたようです。


手前の下屋の部分は配送の際に伝票を切ったりするスペースと思われます。

忙しいときは配送のトラック(昔は荷馬車)がひっきりなしに通ったんでしょう。


酒造工場を物語る煙突

白冨士のHPを見ると敷地内の井戸から湧き出る阿武隈山系からの伏流水を使用していると書いてあります。


脇の路地から見た酒工場の外壁

この古さから見ると工場は昭和に建てられたようです。


大黒屋の場所は下の地図の+マーク、冨沢酒造店の場所は家マークのところです。


詳しい地図で見る

どちらも陸前浜街道の面影が偲ばれる建物です。

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