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恥の多い生涯を送って来ました

実は私もそうなんです;;

仮に本当だとしても公衆の面前でこういうことが言える人がいるでしょうか?
きょうは太宰治が生まれてちょうど100年にあたる日です。
桜桃忌も行われましたが、その節目の日に彼の代表作「人間失格」の作品について考えてみたいと思います。




 
 
 心中、自殺を繰り返した太宰治がその罪を主人公の大庭葉蔵に置き換えて、過去のあやまちを告白します。太宰はこの小説で人間の醜さエゴイズム、偽善を著わそうとしました。人間の醜さを描くには自分は幸福であってはいけない…こう考えた太宰は家庭を顧みず愛人を囲ったり、酒を浴びるように飲んで血を吐きながらこの作品を書きました。文字通り命がけの執筆でした。そして再び自殺と薬物中毒を繰り返す。…精神を病んで脳病院に入れられた大庭葉蔵が自分のことを言った言葉は「人間失格、もはや、自分は完全に人間で無くなりました」…
 しかし太宰は小説に出てくるバーのマダムの言葉を借りて主人公大庭を次のように救います。「私たちの知っている葉ちゃんは、とても素直で、気がきいて酒さえ飲まなければ、いいえ飲んでも…神様みたいないい子でした」と…
 この小説を読んで絶望のふちから救われた若者は多いと言います。「絶望しているのはあなただけでない。私も同じなんです」と太宰が言ってるのかもしれません。私は太宰が世間で言われているような暗い破滅的な人間だとは思いません。それこそバーのマダムの言葉の通りの「いい人」だったと思います。彼の家族にあてた遺書を見ても…(涙)
 この「人間失格」が発表されて間もなく昭和23年6月13日に太宰は愛人山崎富栄と玉川上水に入水自殺、くしくも39歳の誕生日6月19日に遺体が発見されました。天才小説家、太宰の冥福を祈ります。

そこのあなた、絶望する前に太宰文学を読んでみてください。

絶望しているのはけしてあなただけではない!

 
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