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昨日、私は或る講演に参加した。

今年で戊辰戦争から150年が経つ。各地で記念行事が行われるが、負けて賊軍呼ばわりされた我が仙台藩は、こうした意識が薄く自分としては物足りないものを感じていた。そんな折にこの講演を機に或る先人郷土史家と会う機会を得た。木村紀夫氏(1940年生まれ)である。

木村氏は仙台に生まれ、仙台大空襲で矢本町(現東松島市)に疎開し、石巻の学校を卒業後、或る生命保険会社に勤務され、65歳の時に地元の企業に入社された。その後、仙台藩の戊辰戦争終結後に貼られた「賊軍のレッテル」に疑問を持ち、各地での取材と資料発掘で、数々の講演を開催し平成27年に本を出版されたかたである。

「仙台藩の戊辰戦争」である。郷里を愛して止まない自分にとって仙台藩から見た戊辰戦争という意味でこの著物の存在価値を強く感じている。(画像はインターネットから借用)

下図は昨日のレジメからの抜粋である。大政奉還の後、江戸城無血開城がなされたにも関わらず、何故東北が戦場にならざるを得なかったのか?国の将来を思うことが大義ならば疑問を持たざるを得ない。自分も過去において戊辰戦争の戦場となった旗巻峠などを取材に訪れたことがあったが、薩長を中心とした政府軍と奥羽越列藩同盟との戦いは、東北人にとって忘れてはならないことと認識している。

横町挨拶
講演前、木村氏とは名刺交換に及び挨拶を交わして参りました。木村氏との出逢いが自分の執筆欲に更なる追い風をもたらすものと実感しております。戊辰戦争時の仙台藩の立ち回りに対して恥じることは一切ないし、劣等感を抱くことなどない。これは私の信念にも重なることです。

「白河以北一山百文」なる差別用語、東北は植民地(電力会社の隠語を隠れ蓑にした上での、某教育関係者の講演、文芸誌への投稿)、「伊達政宗の城に乗り込む」(坂口安吾)などの東北蔑視発言に対して、私は強い憤りを抱き、ブログや抗議文をもって糾弾して参りました。

彼らに共通する姿勢は己の主張をしたい(読者、受講者の受け狙い)がゆえに、東北人への忠恕を著しく欠いている(ヘイトスピーチと取られても致し方のない指向)点です。木村氏は郷土・宮城、そして東北を深く愛するという面において、私と共通する部分がかなり多いようです。そういう意味において大変有意義な講演会でした。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。

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