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【100分間耐久】パリは燃えているか -オーケストラ・ショート・ヴァージョン-【映像の世紀】
リンク曲について
NHKで過去(十数年前)に放映された「映像の世紀」のテーマソングに用いられたのがこの曲である。米ソの冷戦時代、核戦争の脅威に晒された人類の心の不安を見事に表したのがこの曲だった。つい最近のことを例にとれば、米朝関係が悪化した時、マスメディアは盛んに戦争勃発の脅威を我々に伝えた。正直、北朝鮮からミサイルが発射され、Jアラートが鳴り「地下などに非難云々」との広報がなされた際は生きた心地がしなかった。

「一寸先は闇」、「板子一枚地獄」という言葉があるが、平和社会とばかり思っていた我が日本が再び戦争の脅威に晒される。つい数箇月前まで、私は日本の上空で核爆弾が炸裂するのでは?という最悪のシナリオを脳裏に描いていた。こんなことがあっていいのだろうか?米朝の首脳会談が実現した今、取り敢えず戦争の危機は遠ざかったが、いつしかまたこのような緊張が訪れるのか、先は全く読めない。それでも私は自分を心配症な人間と思っていない。現実に起こりうることだから、そこまで考えたのである。

自分の現役時代、或る同僚との対立がきっかけで、この曲から感じる不安を心中に抱いたことがあった。今の自分であれば自らコミュニケーションをとるなど、打開策を思いつき実行したのだろうが、恥ずかしながら往時の自分にはそのような度量もなければ、策もなかった。これが一層対立を深めることとなった。自分が出世戦争に破れ、Xの後塵を浴びることとなったとき、家族が居なければ恐らく会社を辞めていたことだろう。

それから家族を養う為、私は毎日屈辱に耐え、歯を食いしばり勤務していた。数箇月後経った或る日、Xが急逝した。私は絶句した。この時私は自分の存在がけして己の為でなく、家族の為にあるのを再認識したのである。祖父母から受けた返しきれないほどの恩愛を家族の為に惜しげなく注ぐ。四十代だった私は常に前を向いて進むことを改めて天に誓った。

私はこの曲を聴く度に、我が人生が、敬愛して止まない祖父母なくして語れないのを心に深く刻むのである。家族の笑顔があればどんな苦難でも乗り越えられる。今思えば、自分は無意識のうちにそのような大義を得ていたのである。
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横町挨拶
今週も無事に週末が訪れました。今の自分にとって、過去を振り返ることは滅多になくなりましたが、たまにフラッシュバックという形となって突然目の前に現れることがございます。人は人生を歩む上で必ずエピソードに遭遇しますが、それを打開に至らしめるには度量と経験がものを言います。

今の自分には武士道がございますが、そのころの自分は拠り所とする思想もなく、恥ずかしながら丸腰同然でした。ここに歯痒さを感じます。それでも言えるのは、「人生は限界はあるものの、創意と意欲を以って臨めば、或る程度の筋書きは自分で作れる」ということです。然らばせめて自分の子供にその極意を確と伝えてから世を去りたい。これは偽らざる某の本音にございます。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。

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