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去る5月18日(土)仙台市青葉区図書館(メディアテーク)より石巻の写真集を借りた。題名は「ふるさとの想い出 写真集 明治、大正、昭和 石巻」である。前回掲載した「グラビア石巻」が主に昭和時代の写真であるのに対して、こちらは年代の対象が広く、明治~昭和となっている。自分のルーツとも関わってくる写真ゆえ、今回も興味深い心情でモノクロ写真を拝見した。

1背表紙

これは見開きの部分である。橋本晶氏は郷土史家として有名で、阿川弘之が師匠・志賀直哉取材で石巻に来た際、案内役を務めた人物である。石垣宏氏も郷土史家である。

2写真集石巻

こちらは写真提供者一覧である。発行は昭和55年(1980年)となっている。

3写真提供者

日和山は古くは中世大名の葛西氏が城を構えたところだが、石巻の町を一望できる場所である。芸妓さん風のお二方の風情だが、如何にも映画に登場するようなシーンで郷愁を誘う。撮影は大正末期とのことである。徳田秋声作「縮図」(流れて、石巻で芸者をした女性である小林政子氏をモデルに描いた作品で、その後映画化される)の小林氏も、実際にこのようなシーンがあったのではないだろうか?

4大正末期日和山芸妓さん二人

明治時代の芸妓さん(満寿屋・石松に所属)である。

5明治の芸妓原図

大正4年(1915年)撮影の稽古ごとである。往時は女性解放のだいぶ前の時代であり、花嫁修業で華道や小笠原流礼法などを習った時代でもあった。自分の祖母S(1900年生まれ)とは、ほぼ同年代と察している。

6大正時代の稽古事原図

背景から長浜海水浴場と思われる写真は大正7年(1918年)以降の撮影と思われる。3人の女性と1人の男性の水着姿が時代を感じさせる。

7大正7年海水浴

大正14年(1925年)撮影、石巻では名家である米谷氏の家族である。縞柄の着物が流行った頃という。

8大正14年縞柄流行

横町利郎挨拶
紹介したい写真はまだまだ沢山ありますが、今回はこれくらいに留めます。それにしても往時の服装は、和服がほとんどで時代を感じます。石巻は港町特有の花街があったので、芸妓さんの出入りも多かったものと受け止めております。そう考えると哀愁を重ねてしまいます。次回は風景や建物などを交えて古き良き時代の石巻を紹介したいと思っています。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

9六百六十横町
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