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昨日、私は久しぶりで朝マックを利用した。目的は読書である。青葉区一番町のマックはホームグランドではないが、時間のない時にたまに立ち寄る程度である。

1朝マック

今読んでいる本は羽田正氏著「東インド会社とアジアの海」である。大航海時代に、いち早くアフリカ南端の東回り航路を拓いたポルトガルの狙いの一つは胡椒などの高価な香辛料であった。今は百均で買える塩胡椒だが、往時の香辛料は非常に高価な品であった。

2本と塩胡椒

著者の羽田正氏である。この本は非常に中味の濃い本なので読み応え十分で、大航海時代の世界史に興味のあるかたにはお勧めしたい本である。

3羽田正

往時のポルトガル人の目指した香料諸島とは一体どこなのか?下の地図をご覧頂きたい。香料諸島はニューギニア島と旧セレベス島に挟まれた島々を指す。

4香料諸島

往時の北西ヨーロッパで胡椒の需要が増大した理由として肉の保存が挙げられる。これについては異論(フランドラン氏著「食の歴史」)もあるようだが、私は大筋で間違いでない気がする。補足するならば、胡椒などの香辛料は北西ヨーロッパでは育たない植物であり、様々な薬効(内臓疾患の予防などの健康の維持)がある。羽田氏によると、これが珍重された大きな理由としている。


5胡椒

16世紀始めの香辛料のレートを見ると非常に驚くものがある。胡椒に関しては購入価格の3・7倍、ナツメグに関しては41倍となっている。香料諸島からヨーロッパに向かう船には恐らく複数の香辛料が積み込まれたことだろう。それにしても暴利と言っていいレートであった。

6レート

横町利郎挨拶
今から500年近く前、一攫千金を夢見た船乗りの多くが、胡椒などの香辛料を目指して香料諸島を目指した。その背景には長距離の航海に適した大型船を建造する技術や、武器(大砲、銃)の開発という確かなテクノロジーが存在しました。この技術と彼らの抱いた野心を思うと底知れぬロマンを抱きます。自分は大航海時代に惹かれて止まない理由がこのへんにございます。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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7五百六十横町
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コメント

こんにちは

香辛料を求めてヨーロッパから
東南アジアの島々に押しかけていたのですね。
香辛料の利益率が今では考えられないくらい高いですよね。
命をかける訳ですね。

現在は香辛料 珈琲豆 紅茶にしてもこの様な莫大な儲けは無いですよね。

URL | つや姫日記 ID:-

今日は、

昔の大航海時代には海のロマンを感じますね、
最近は大型コンテナ船で冷蔵貨物や冷凍貨物も
数千個のコンテナを短い日数で輸送が可能です、

運賃も航路に依って統一されています、
ランキング! ポチ!!

URL | 雲MARU ID:-

今晩は

今日は足跡だけでごめんなさいね

URL | まきの退屈日記 ID:-

つや姫さん、ありがとうございます。

何気なく使っている塩胡椒ですが、往時はともに高価なもので、現代に生きる者として感謝しなければならないと実感しております。香辛料の中には金に匹敵するほどレートの高いものがあり、このことが西欧の航海者たちに大いに野望を抱かせたものと捉えています。

おはからいにより、本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

雲MARUさん、ありがとうございます。

香辛料から莫大な利益が上がった。これはゴールドラッシュとも重なるドリームと認識しております。香料諸島海域については船乗りをされていた貴兄には関心の高い分野と察しております。

おはからいにより、本日も厚誼を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

まきさん、ありがとうございます。

とんでもございません。いつも格別な御厚情を賜り大変感謝しております。
本日も厚誼を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

横町利郎様

500年前胡椒は超高級品だったのですね。
「肉の保存」なるほどね。
今でもなくてはならない香辛料。ブラックペッパー
やホワイトペッパー。
朝マックを利用しながらの読書、梅雨の時季
ちょっと気分転換ですね。
美味しいコーヒーも飲めましたね。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

今回は時間が半端だったのでマックを利用しました。現代人は物資に恵まれ過ぎています。これがものに感謝しないという、あって当たり前という自惚れを生み出していると認識しております。自分は胡椒などの香辛料を見直すことで、現代人として持つべき感謝の念を見直したいと考えています。

大航海時代の香辛料の相場を見て驚いています。この感謝をいい方向に活かしたい所存です。おはからいにより、今回も有意義なご意見を聞かせて頂きました。コメントを頂きありがとうございます。

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