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今回は織田信長シリーズとして姉川の戦をメインにして話を進めて行きたい。参考にしたデータ(画像引用も含む)はNHKの歴史番組「その時歴史が動いた 肉を切らせて骨を断つ~織田信長・捨て身の復讐戦~」である。

1560年代後半の京滋~越前地方の大名の勢力図をご覧頂きたい。百年近く続く越前の名門・朝倉氏は新興勢力の織田氏に対して、激しい対抗意識を持っていた。その朝倉氏は古くから浅井氏と同盟を結んでいたのである。信長は浅井氏を手なずけようと或る政略を練った。それは自分の妹のお市浅井長政のもとに嫁がせることである。

1三者の関係

信長の妹・お市は近隣に並ぶ者が居ないと言われるほどの絶世の美女であった。そのお市を娶った浅井長政は果報者と言われる。お市浅井長政に嫁いだのは永禄10年(1567年)頃と言われるが一説に永禄11年とも言われている。(画像はNHK大河ドラマ「江」より引用)

2お市を娶った浅井長政

難敵である今川氏を退け、日の出の勢いの信長は京にのぼると、近隣の大名に上洛を促し服従を求めた。この時、朝倉義影はこれを無視。信長への敵対を顕著に表した。(義影は名門というプライドが信長に従うことを許さなかったことだろう。)信長はこのことをあらかじめ予期し、望んでさえいた。討伐への口実が出来たことになるからである。

3朝倉義影無視する

朝倉との同盟を保持するか?それとも義兄のほうに従うか?仮に織田氏に組んでも、一家臣にしかなり得ないと見た浅井長政が選んだのは、信長と徹底的に戦うことだった。夫と兄が命を懸けて争う。この時のお市の心境は胸が張り裂けるほどの思いがあったことだろう。

4信長と戦う覚悟

信長は元亀元年(1570年)4月、朝倉義影を攻め入った。この時加わったのは家臣の羽柴秀吉、盟友・徳川家康である。この時浅井長政が反旗を翻した。挟み撃ち寸前で信長は少数の兵を引き連れ、間一髪で京に逃れた。この時戦場に残された家康軍は、信長の戦線離脱さえ知らされないまま甚大な被害を受け、命かながら退散している。それでも家康は信長に愛想を尽かさなかった。これは恐らく信長のカリスマ性(天下布武というコンセプトと類稀なる戦上手)を見越してのことだったのだろう。

5挟み撃ち

態勢を立て直した信長は、その僅か2箇月後に兵を挙げた。目的は朝倉と浅井に対しての復讐である。ここで信長は2万余の兵を率いて岐阜を出陣した。

6激突姉川

小谷城に立てこもった長政を、信長は何としてでも平地におびき出したかった。信長は防御の弱い隣の横山城を攻めることにした。大軍に囲まれた横山城は窮地に陥った。我慢できなくなった長政は遂に出陣に及ぶ。この時援軍の朝倉軍は大将の朝倉義影が出陣せず、朝倉影健(義影の従兄弟)を代理の大将として派遣した。長政はこれに失望し憮然としたようだ。

戦は姉川を挟んで、主力同士の織田信長VS浅井長政、援軍同士の徳川家康VS朝倉影健の決戦になった。一時は戦況不利となった信長は兵力にものを言わせて、一気に浅井、朝倉同盟軍を打ち破った。決め手は横山城を取り囲んでいた兵3千を敵の横腹目がけて突入させたことであった。この戦いで浅井、朝倉同盟軍の中で名だたる武将の1,100人ほどが首を取られたという。

7四者のポジション

姉川の戦後の約3年後、織田信長は残党狩りの最中にあった。小谷城攻めに出たとき、浅井長政は「もはやこれまで」と、城を枕に討ち死にする覚悟であった。このとき「一緒に死にとうございます」と懇願するお市を長政が諭し、信長に身柄を渡した。信長は血を分けた妹の命を奪うことまでは考えていなかったのである。

8お市と抱き合う長政

横町利郎挨拶
戦国の世とは言え、愛する夫を兄に殺されたお市の心情を察するのはあまりに忍びない気が致します。信長は戦国の世にピリオドを打ち、改革ももたらしましたが、合理性を重視するあまり、そのやりかたが無慈悲だった為、時に味方にさえ容赦のない処遇がくだされました。

このあたりに対して自分は、家康が理念とした「徳治主義」とは明らかに異なるもの(武力を盾にした強権政治)を感じています。姉川の戦の起きた12年後の天正10年(1582年)彼は本能寺で、家臣の明智光秀に討たれますが、戦に明け暮れたと言っていい生涯でした。

ところで、FC2ブログのカテゴリーに織田信長を設置してから、本記事で三つ目の記事(ヤフー時代の記事を合わせれば四つ目)となりますが、数も徐々に増え、やり甲斐を感じています。ほとぼりが冷めない近いうちに、更に新たな記事に取り組んで参りたい所存です。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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9五百六十横町
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コメント

こんばんは~♬

姉川の合戦のことは、鈴木輝一郎の本で読んだばかりだったので、興味深く拝読しました。
地元の歴史、興味あります。

URL | 布遊 ID:-

布遊さん、ありがとうございます。

歴史関係の記事は特にモチベーションキープが欠かせませんが、三人の天下人の記事を始め、布遊さんから多大な影響を受けております。情報源としては著物のみでなく、動画(歴史番組)からも知識を得ています。

今後は広い歴史観を持つ為にも、郷土史という枠を取り払い、日本史や世界史に関する記事を書けるよう精進して参ります。
おはからいにより、今回も格別なる追い風を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

お早うございます、

戦国の此の時代は親をも敵にまわして戦った
時代でしたね、
自分の妹を嫁がせて手なずけるのも一つの戦略ですが
愛する夫を兄に殺されたお市の心情には心が
痛みます、

URL | 雲MARU ID:-

おはようございます。

信長とお市の関係は戦国時代とは言え、お市の気持ちを考えると悲しいものがありますね。
信長はお市を溺愛していたという話も読んだことがあるので、嫁がせて夫を殺してもお市は殺さないのも頭になかに最初からあったのかと思います。残酷な一面もある信長ですが、戦国武将の中では好きな人物です。

URL | Joey rock ID:-

横町利郎様

テレビで織田信長をえがくとき必ずと言って
浅井長政とお市の生涯もかきますね。
テレビや小説ではこれが女性たちの
面白いところです。3人の娘の生涯など
どんどん発展して戦国武将の知恵や
勇ましさはすじが通っていますね。

アメブロへの訪問感謝します。

雲MARUさん、ありがとうございます。

戦国の世の慣わしとは言え、あまりにもむごい気が致します。但し、信長の理念は「天下布武」(武家支配による天下の安泰)でした。思考的には旧体制派の朝倉と結束の強かった浅井が新興勢力の織田、徳川同盟軍とが覇を争った姉川の戦でした。
おはからいにより、今回も厚誼を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

joeyrockさん、ありがとうございます。

このあたりの事情は大河ドラマ「江」にも出てくる筋書きですが、フィクションでないというところが凄いですね。正に戦国の世の厳しさ、凄まじさを現代に伝える史実と捉えています。
信長シリーズは、先週の水曜日に新たなネタ(著物)を図書館から借りてきたので、近いうちに記事として掲載したい所存です。信長ものを手掛けるに当たってはモチベーションが高揚するものを感じています。おはからいにより、本日もお励ましを頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

今までブログに歴史ものを書く際、近代や近世を除いて、郷土関係のものが多かったのですが、今回は幅を広げる意味で織田信長を取り上げました。性格が自分と似ているので、親近感を感じます。但し力だけでは天下は治められません。このあたりは幕府を開いた徳川家康の手腕が光るところと捉えています。

信長の強引過ぎるやりかたは、元々無理がありどこかに歪を生じます。その歪が本能寺の変となって顕在化した気が致します。おはからいにより、今回も格別なるエールを賜りました。コメントを頂きありがとうございます。

歴史には疎いので、大変勉強になります…。。。

いつもありがとうございます…。。。

URL | boubou ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

新しいブログに移ってもモチベーションをキープする為にあえて織田信長に取り組んでいます。そう言って頂くと更新した甲斐がございました。本日も厚誼を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

横町利郎さん

信長の妹、お市の方が登場しているので
その3人の娘が
数奇な運命で敵・味方(?)に
なるのですね

両親が亡くなったあとの
浅井3姉妹の血が
天下に大きく影響しているのが
興味深いです

紹介ありがとうございます、(^^)

URL | まりっぺ ID:-

まりっぺさん、ありがとうございます。

大河ドラマ「江」はクライマックス(浅井長政が信長に攻められ自害するところ)しか見なかったのですが、YOU TUBEで見直したい気が致します。歴史の面白いところは点から線へ、線から面へ、面から立体へと変化して行くことですね。
信長のことを調べだしてから、まりっぺさんのおっしゃる三姉妹にも興味が湧いて参りました。

大河ドラマは数奇な運命をたどるものほど、視聴率(戦国ものはほぼ高くなります)が上昇しますが、視聴者の心理がよくわかる気が致します。もちろん自分はドラマはドラマと割り切って見ているのですが、歴史に近いストーリーに触れることで感動が倍化する気が致します。「その時歴史が動いた」のYOU TUBE版もモチベーションキープに大いに役立っております。

おはからいにより、本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

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