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本文「へくり沢

本文投稿:2019年7月11日(木)
本日は休みを利用してへくり沢(仙台市内を流れる広瀬川の支流)を探訪した。インターネットで下調べに及んだ後に、私がまず向かったのは青葉区北七番丁の柏木市民センターである。

1柏木市民センター

柏木市民センターにはこのような立体模型が置かれている。へくり沢の名前の由来となった「へくる」とは谷の縁を縫うように川が通過することで、えぐられた地形を指すとのことである。恐らく「えぐる」がなまって「へくる」になったのだろう。窪んでいるところがへくり沢である。へくり沢は別名蟹子沢(かにこさわ)とか巴渓(ともえだに)とも言われたと言う。広瀬川との合流地点のえぐられ方が凄い。河岸段丘との高低差は20メートル近くにも及ぶが、かつてのこの沢の存在を知る人は年々少なくなってきているようである。

2ジオラマ

Google3D立体画像に合流地点付近の流路を落とし込んでみた。土橋通りとはX型に交わり、宮城県知事公舎の西側を掠めるように走っていたことがわかる。

3Google3D立体画像河口

今野喜一氏が描いた昭和15年頃の俯瞰図である。非常によく描けている。時代は戦災に遭う前でこの辺りが仙台の市街地の外れという趣を呈しているのがわかる。全体的な印象としては古き良き時代という気がする。

4八幡小学校より北部原図

横町利郎挨拶
NHKの人気番組の「ブラタモリ」で度々日本各地の暗渠排水のことが取り上げられ、郷里をこよなく愛する私も興味を感じています。本日は昼食を挟んで2時間ほどの探索を行いました。これに市民会館の訪問の1時間を合わせれば所要時間は3時間位になります。いい写真も撮れましたが、内容は後ほど「追記」でお伝えしたい所存です。今はへくり沢のほとんどが暗渠になりましたが、往時の面影に少しでも迫りたいと考えています。

ところでFC2ブログで言う「追記」とは本文があって、それに続く記事のことを意味します。FC2ブログの追記がどんなもので、どんな特徴があるのかを実感してみたいと考えています。この約束は近いうちに果したい所存です。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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5六百六十横町

追記「へくり沢下流の探検」
追記投稿:2019年7月13日(土)
私は去る2019年7月11日(木)に仙台市西部を流れる広瀬川の支流のへくり沢(別名:蟹子沢、巴渓)を訪ねたが、本日は追記(FC2ブログには追記という機能がついている)を使って下流部について紹介したい。へくり沢は内容が濃いので①下流②中流③上流に分けて掲載したいという魂胆である。

これは広瀬川との合流点である。へくり沢は今は暗渠となっているので、本来なら配管或いはコンクリート構造物の断面が見えるはずだが、生い茂った草が腰近くまで繫茂していて近寄れなかった。足場が心もとない状態ゆえこの辺りが目一杯だった。

1合流点草分け原図

昭和三年頃の地図に知り得る限りの情報を落とし込んでみた。黄色が昔、谷底に橋(土橋と呼ばれ、現在の土橋通の由来となる)が掛かっていた時の場所、青はやや時代が進んで河岸段丘の上部に橋が架けられた時の位置である。尚、地図のデータは今昔マップから引用させて頂いた。

2昭和3年地図

現広瀬町(広瀬川北岸)から合流点と思しき場所を見てみた。水色の水門があるので恐らく間違いないと思われる。

3水門原図

崖のようになった部分は河岸段丘の元々の地盤で袖ヶ崎と呼ばれる。袖ヶ崎のすぐ脇に鎮座している神社が澱不動尊である。

4澱不動尊と袖ヶ崎原図

沢の底部から東側の崖を望んでみた。へくり沢がどれほどえぐられていたかがわかるアングルである。コンクリート造の建物が建ち並んでいるが、右脇のほうが宮城県知事公舎のある辺りである。ざっと見て高低差は20メートルはあるのではないだろうか?

5知事公舎から北西に100メートル

突き当たりの法面のところにコンクリートで出来た階段がある。法面(土木用語:土で盛られた斜面のこと)は大量の土で盛られているが、戦災の瓦礫が使われたとされる。この位置が土橋のあった場所と断定することは出来ないようだ。

6広瀬町住宅街原図

階段を八分ほど登った場所から合流点側(下流側)を振り返ってみた。今は暗渠となってしまったが、住宅のある辺りが沢のあった場所である。

8下流側を見下ろす

土が盛られた目的は車が通行できる道を渡すことである。人工の尾根(
蟻の門渡り)状となっていると言えばおわかり頂けると思う。戦後間もない頃のことゆえ、或いは進駐軍が関わったのかも知れない。ところでこの石碑は疱瘡神碑と言って疱瘡に罹患したかたの治癒祈願を行った場所のようだ。偶然、発掘調査で出土したと言われるがそのいきさつなどがわかれば記事にしたい所存です。

9疱瘡神碑原図

横町利郎挨拶
本日は追記機能を使って初めて記事を書いてみました。どんなメリットがあるのか?FC2ブログにお詳しいかたのサイトを見ると、本文は’さわりの部分’の紹介で十分(スマホユーザーは長文を敬遠する)で、追記で内容をフォローしたほうが良い(興味のある人にだけ情報を提供するという意味で)ということです。

自分は未だにピンと来ていませんが、何事も経験ゆえ本日試した次第です。メリットをはっきりと感じた際、或いは後日インプレッションなどを記事として披露に及ぶかも知れません。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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[タグ] へくり沢 土橋

コメント

こんばんは~♬

昭和15年頃に描かれたものとしては、鮮明ですね。
小学校の校舎が当時を偲ばせます。
現在はどのように変わっているが。興味が湧いてきます。
追記の件の解説も期待しています。

URL | 布遊 ID:-

布遊さん、ありがとうございます。

昨日は薄曇でしたが、モチベーションを落とさずに巡ることができました。この絵を描いたかたの郷土に対する愛着をひしひしと感じながら歩きました。
FC2ブログにはユーザータグや追記といった機能が付いていますが、先ずは試してみたい所存です。その節は記事にしたいと考えています。おはからいにより、本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

お早うございます、

良いお休みを過ごされましたね、
へくり沢の名前の由来は「えぐる」から訛ったとは
成る程と頷けました、
まだ梅雨明けは少し先になるでしょう、
良い週末をお迎えください、

URL | 雲MARU ID:-

最後の絵図は、へくり沢が河岸が水流によりよくえぐられていることが分かりますね…。。。

「えぐる」がなまって「へくる」になったのですね…。。。

本日も知見を広げさせてもらいました…。。。

URL | boubou ID:-

雲MARUさん、ありがとうございます。

この辺りは伊達政宗公の造った四ツ谷用水と交錯していて、これも暗渠となり、双方(へくり沢と四ツ谷用水)の深さの実感が湧きません。難しいかも知れませんが、どこかに拡大したレプリカがあればわかりやすいと考えています。
作るとなれば有識者監修のもととなりますが、是非実現して頂きたいと思います。おはからいにより、今回も格別なる激励を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

boubouさん、ありがとうございます。

平面(地図)のみではなかなかピンと来ないのですが、立体模型を見て「なるほど…」と実感できます。更に現地を訪れ’えぐられた沢’の地形がようやく飲み込めた気が致します。

車やGPSなど、現代人が文明の利器を用いて目的地にあっという間に到着するわけですが、昔人はそうは行きませんでした。話しが飛躍すると仰せになられるかも知れませんが、今で言えば短い、狭いと感じる印象が昔人には長く、広かった。この違いは極めて大きいと捉えています。

自分はただ漠然とこうした史跡を訪ねるのでなく、そこから自分がどう感じるのかを重視しています。それはこうした感性を持ち続けることが創作に繋がる所以にございます。今回は大きな収穫を得たと考えています。FC2ブログの「追記」はヤフーブログにはない機能ゆえ、敢て触れましたが、先ずは実行してインプレッションをお話したい所存です。お陰様で、本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

横町利郎様

お休みもへくり沢の散策梅雨の晴れ間に
お疲れ様です。画像を見ますと仙台市の
市街地のはずれ、えぐられた地形が良くわかります。
有名な広瀬川にも長い間の歴史があるのですね。
FC2ブログの「追記」楽しみにしております。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

自分は直面した道を行くとき、そこが旧道であれば常に昔人の存在を思い浮かべます。紹介したへくり沢はそんなロマンに溢れています。昔人が果たしてどんな気持ちでこの沢を通ったのか?或いは生活用水として使ったのか大変気になります。
追記ですが、本日早速書いてみました。宜しければ記事をご覧ください。

場所は違いますが、自分のルーツも石巻の水辺に住んでいました。想像力を豊かにすることが執筆への王道と捉えています。おはからいにより、本日も厚誼を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。


追記という形での、へくり沢の詳しい紹介ありがとうございます…。。。

えぐられた斜面は、ほとんどがコンクリで固められ崩落しないように対策されているのですね…。。。

ところで、FC2の追記機能、編集で本文に文章を追加するのとどこが違うのでしょう…。。。そのメリットがよく理解できていません…。。。

URL | boubou ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

へくり沢への記事にコメントを頂きありがとうございます。へくり沢は下流側から巡ると河岸段丘との高低差がわかり、より「えぐり」の実感が掴めるものと認識しております。色々な時代背景を経て、様々な理由で土地が改変されて参ります。その一過程を見つめ直す好機到来と受け止めております。このような記事は貴兄も手掛けておいでですので、お目通し頂いたのは光栄の極みにございます。

追記機能の必要性は理解に苦しみます。自分のブログは元々テンプレート選択で過去一箇月間の記事を羅列し、その中から興味のあるものをお読み下さいというスタンスを敷いていますので、敢て追記は要らない気が致します。ツイッターやフェイスブックに更新を知らせる術はあるようですが、自分は両方ともやっていないのでメリットとは思いません。従ってどうも腑に落ちない気が致します。おはからいにより、本日も厚誼を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

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