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本日、私は仕事の為朝一番で福島県の郡山市に向かった。往路は宮城交通の高速バスである。福島県に入ってから吾妻パーキングでトイレ休憩である。乗客は十数名でとても採算の取れる人数でないようだ。

1宮城交通

この便は二本松インターのところで降車のみ可能となっている。本日の降車はゼロであった。

2二本松立ち寄り

Google地図で仙台、二本松、郡山の位置を確認して頂きたい。この辺りはかつて仙道筋と言って伊達政宗の時代、南奥州平定を目指して攻め上った場所である。若かりし政宗は、義兄の最上義光に「関東までたやすく手に入れて見せよう」と豪語しているが、福島市以南に差し掛かると怖いもの知らずだった往時の伊達政宗の荒い鼻息が今でも感じられる気がする。

3Google地図ルート

郡山市内に入った。郡山市は人口≒33万で、県庁所在地は福島市に譲るものの、東京からも近く活気に満ちた都市である。

4市街地

駅が近づいた。私は町に生まれ育ったせいか、こういう街並みを見ると心の奥底に潜んでいた感性が一気に湧き上がるのを肌で感ずる。そのような情感と東北を愛して止まない気持ちが重なり、郡山という東北南部の拠点都市に対する憧憬へと一気に発展して行くのである。そう言えば、二十代で怖いもの知らずだった自分がこの界隈を車中泊して巡ったことがあった。あれから三十数年が過ぎ、郡山も変わったはずだが、微かな記憶の中に往時の幻影が鮮やかに甦ってくるのである。

5駅が近づいた

駅の近くにこんな神社を見つけた。完全リタイヤした暁には郡山をもう一度訪れたい。その時はもちろん地酒でも飲んで、伊達政宗の野望を心に刻んで仙道筋の風情にどっぷりと浸かりたい気がする。

6駅前近く神社

所用が済んで帰路に着いた。郡山駅のバスターミナルからはいわき行きも出ている。郡山もいわきも福島県南端の都市(ともに人口は三十万代)であるが、どちらも「仙台何するものぞ!こっちは関東(東京)に近いんだ」という気概を持っているはずである。その負けん気こそが私がこれらの地域に一目を置く一番の理由である。

7いわき行き

帰路は往路と一転して雨天となった。雨の郡山も結構風情がある。完全リタイヤしたどの辺に宿を取ろうか?私はそんな取り止めもないことを考えながら、バスの揺れに心身を委ねた。高校野球の名門校の仙台育英高校の校歌の歌い出だしに「南冥遥か天翔る…」(南の方面への熱き想い)という句があるが、私にとってこの句への解釈は「若かりし頃の伊達政宗が南方である関東以南に抱いた野望」である。仙台から東京に出て行って挫折を味わってから十数年、ふり帰ればほろ苦い思い出だが、東京転勤は自分にとってはいささかも恥じ入ることのない貴重な経験と察している。

8雨模様

帰路は福島交通のバスであった。福島県の相馬勤務だった自分も、或る事情で福島交通のバスに乗ったことがあった。走馬灯のように目まぐるしく移り変わる想い出に浸りながら、私は仙台への帰途に着いた。

9福島交通

横町挨拶
セカンドライフで自分の思い入れの強い郡山出張の機会が再び訪れる。これは大変恵まれたことなのかも知れません。本日は様々な昔のことを思い出しながら、往時を懐かしみつつ休日前の酒に酔っています。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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10六百六十横町

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