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昨日、仙台市青葉区図書館に行った私は係りのかたから、図書利用カードの書き換えが近いことを通知され、その場で更新した。更新の期間は丸三年、これは自分が福島県の相馬市勤務から仙台に戻って三年経つことを意味する。光陰矢のごとしと言うが、文字通りあっという間に過ぎた三年であった。

相馬勤務時代は宮城県南部の亘理町にアパートを借りて単身赴任生活したわけだが、その期間は一たった年半でしかない。従って今となっては、亘理から戻ってから既に単身赴任期間の二倍ほどの歳月が過ぎたことになる。本日リンクしたベートーベンのクラシックは長閑な亘理時代の生活を回想するのに相応しい曲と感じ、リンクに及んだ次第である。

図書カード更新の際、本人であることを証明する免許証を見せたが、大型免許に1が着いているのを何気なく見て、自分にもそんな夢(自分はたった一箇月だけ大型ダンプカーのハンドルを握った経験がある)があったんだなと、苦笑いした昨日であった。大型ダンプカーのドライバーになる夢は破れたが、今は或る建設会社の安全管理というポストを任され、週休三日の処遇を得て新たな活路を見出したのは、思ってもみなかったことである。

直した

三年前まで自分が住んだ亘理町である。周囲には長閑な田園が広がり、大変癒される住環境であった。自分のアパートは亘理郵便局の近くであったが、毎日帰宅時に近所のスーパーに立ち寄って食材を購入するのが日課となった。通勤は片道約1時間40分と結構時間が掛かったが、JR代行バス(亘理~相馬間)とJR常磐線の乗り換えが、却って自分に精神的余裕をもたらしたのは願ってもないことであった。

2Google3D立体画像亘理

亘理のアパートの間取りはメゾネット式(一つの住宅に一階と二階が存在する間取り)で、二階はさながら書斎と化し、自分だけの掛け替えのない空間となった。私はこの快適なサルーンから様々な作品を生み出し、顧客からのニーズ(文芸誌や季刊誌への寄稿)に応えた。誰にも邪魔されない自分だけの空間を持つ有難みをこれほど如実に感じたことは、未だかつてなかったことである。

3書斎

亘理町の西部にはこのようななだらかな山々(阿武隈山地)が連なる。大学生の息子を誘い、阿武隈山地の峰々を次々と踏破(ワンダーフォーゲル)していったことも、今となっては忘れ難い思い出である。

4阿武隈山地

休日には定期券を使って、よく相馬周辺を散策した。史書を見ながらこのような旧道を好んで歩くのは至福のひと時であった。相馬郷土研究会にも入れて頂いた私は、講演会などに出席し相馬の歴史を学ばせて頂いた。これも自分にとって大きな財産である。

5後姿

横町挨拶
今宵はベートーベンの名曲を聴きながら、三年前のよき時代を思い浮かべております。相馬時代は相馬野馬追も毎年見物し、相馬武士道の真髄を身をもって学べた気が致します。相馬は二宮尊徳の御仕法報徳思想至誠・勤労・分度・推譲を重んずる思想)から藩の財政の立て直しのヒントを得た経緯がございましたが、この思想は今の自分にも多大な影響を与えるものとなりました。

その基盤となるのは、五十代前半から学んだ儒教です。(以前、儒教のことを宗教では?と仰ったかたがおりましたが、ここで言う儒教はけして宗教的意味合いではありません。飽くまでも哲学としての儒教です。儒教の「儒」はうるおいを意味する語でもありますが、自他が切磋琢磨しつつも、うるおうのが儒教の目指す境地と考えています)ルーツを敬い、仁と礼節を重んじ真っ当な人生を生きる。この儒教的基盤が今の自分になかったら、とうの昔に本分を見失い、浮世の藻屑となっていたことでしょう。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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6六百横町

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