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本日は私が生まれて初めてラーメンの味を教えてくれた店を紹介したい。生まれ故郷石巻の湊地区に存在したラーメン店・大華楼(たいかろう)である。この画像は2010年の3月20日に撮影したものなので、震災の一年前ということになる。木造モルタル塗りの建物だが、私が小学生時代に見た建物とは明らかに違う気がする。何せ1960年代のことなので、或いはその後に改築したのかも知れない。

1入口

旧北上川に架かる東内海橋から見た大華楼である。大変残念ながら、2011年3月11日に大震災の津波に遭い、今は跡形もない。外観から察して二階は経営者の住居だったのだろう。大華楼には墓参りの際家族も連れてきて、食事をしながら自分の幼少時の思い出を語った記憶がある。

2二階建て

右側の階段になった辺りをご覧頂きたい。小学校低学年の頃に私は何度か釣りをしたが、その餌となるゴカイを採ったのがこの階段の辺りであった。(干潮を狙って川底が現れるのを見計らい、階段を下りて餌採りをした記憶がある)恐らく、この階段はその昔生活用水を汲んだり、洗濯をしたりするのに使われたはずである。護岸の石垣も今は残っていない。

3ゴカイ採り

この写真は昭和26年(1951年)に在日軍医であるジョージ・バトラー氏が撮影した石巻の湊地区である。黄色の矢印が大華楼である。屋根の形がそっくりなので、2010年に撮影した建物はリフォームを施されたものなのかも知れない。

4二十六年の大華楼

2010年に撮影した店内である。平成に入ってからも昭和の頃の古き良き趣が残っていた店であった。オーナーの老夫婦とは自分が五十代になってからよく会話を交わした記憶があるが、震災に遭って無事だったのだろうか?大変気になるところである。

5メニュー

私がよく頼んだメニューがチャーシュー麺であった。子供の頃は母親に連れられ来ていたが、頼んだメニューは専ら中華そば(昭和の頃はラーメンのことをそう呼んだ)であった。澄んだスープは魚出汁が効いていて、他に比べようもない個性を出してきており、その独特の味覚は今でも私の脳裏に深く焼きついている。

6チャーシュー麺

これは現存するヤフーブログに掲載されていた、或るかたの大華楼のメニュー(お新香とビール)である。真夏の暑い日に暑気払いでクーラーのバッチリ効いた同店を訪れたときのオーダーメニューであったようだ。

7漬物とビール

横町挨拶
生まれて初めて店屋物の味を知ったのが、生まれ故郷の石巻の大華楼でした。今は形はなくなりましたが、自分の心の中にはっきりと記憶を刻んでいる店です。これから後何年生きられるのかわかりませんが、今後においてこの店を越えるラーメン店はないと考えています。この店のことを思い浮かべることは過去への追憶に過ぎませんが、自分にとっては掛け替えのない思い出の一こまです。

同時に日々目を輝かせていた少年時代の様々なことが走馬灯の如く甦って参ります。あの頃のことは今でも眩しく思いますが、けしてそれだけではなく、ほろ苦い思いも致します。それは自分があらゆる点で未熟だった所以と捉えています;本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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8六百横町
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