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昨夜の世界W杯の日本対南アフリカは視聴率が最高で50%を超したという。これは驚異的な数字だが、恐らくラグビーに興味のない人まで観たのではないだろうか?本日はほとぼりの冷めないうちに昨夜の熱戦を振り返ってみたい。まずは開始10分ほどして南アフリカのフォワードのテンダイ・ムタワリラ(愛称はビースト)が稲垣に危険タックルをかけ、10分間の退場となった。緊迫した雰囲気の中で息を飲むようなシーンだったが、稲垣は怪我がなくてよかった。

10分間に渡って南アフリカは14人で戦わなければならない。日本はトライを挙げる絶好のチャンスだったが、南アフリカは守りきってテンダイ・ムタワリラが再び戦線に復帰した。それでも膠着状態が続き、前半は5対3で南アフリカリードで終わった。ラグビーにとっての2点差はあってないようなもので、ハーフタイムでは、勝敗の行方が混沌としていた気がする。

1危険タックル

後半に入って一気に南アフリカのエンジンが掛かった。前半は互角とも思われたスクラムだが、後半は日本がやや押され気味となった。フォワード8人の合計体重は南アフリカが900キロ強、日本は870キロ弱。平均体重で約4キロほど重い南アフリカだが、数字以上にパワーの差を見せつけられるものとなった。

2スクラム

そしてラインアウトは南アフリカの独壇場。日本ボールのラインアウトがかなり南アフリカにブレイクされ、ボールを奪われてしまった。ルード・デヤハーエベン・エツベスピーターステフ・デュトイルドルフ・ガーハーダス・スナイマンと2メートル以上のフォワードが4人(このうち常時3人が出場)もいる南アフリカが、持ち味の高さを使って日本にプレッシャーをかけてきた。

3ラインアウト

空中(ハイボールキャッチ)で南アフリカのマカゾーレ・マピンピと激しく接触する松島幸太朗。マピンピの首に松島の手が入り、結局ペナルティを取られてしまった。

4空中戦

南アフリカは後半モール(集団で固まってプレッシャーをかける力技)を多用してきた。一旦集団が動き出すと勢いがついて止まらなくなる。日本はこのパワープレイに散々苦しめられた。モールで一気に40メートル近くも押される日本。こうなると為す術もない…終わってみればスコアは26対3、日本はワントライも奪うことなく強敵南アフリカの前に敗れ去った。

5モール

横町挨拶
TVを観ていて驚いたのは前半の日本のボール支配率が8割近かったということです。それだけ南アフリカは守りに回らざるを得なかったわけで、前半終了間際のトライも認められず、南アフリカにとっては非常にフラストレーションがたまる前半でした。この時点で或いは?と思った日本ファンも多かったのではないでしょうか?

後半に入ってから南アフリカは戦術を変えてきました。松島や福岡という日本の快速ウイングを封じこめる戦法(小キックをわざと競り合いになる場所に上げる)に出たり、モールやラインアウトを巧みに使って日本の弱点をついてきたのです。また玄人目線から見ると、南アフリカのオフサイドワークが絶妙(反則すれすれというかどう見ても反則だが全員が一緒にこの動作をするので審判もオフサイドと判定することが出来なかった)だったという話もございます。

南アフリカは単にパワフルなだけでなく、こうしたテクニックにおいても老練なものがあったようです。大変悔しいですが負けは負けです。準決勝に進出した南アフリカには日本の分まで頑張ってもらいたい所存です。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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6六百横町
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コメント

こんばんは~♬

前半は押し気味で、このままいけばと思いました。
後半は残念でしたが、
今まで、全く分からなかったラグビーに熱狂しました。楽しませてもらいました~♬

URL | 布遊 ID:-

布遊さん、ありがとうございます。

それにしても一昨日の試合は力が入りましたね。
◆前半戦について◆
両チームとも相手の出方を見てのスタートで半端でない緊張感を感じました。開始10分ほどで南アフリカののテンダイ・ムタワリラの危険プレーがあり10分間の退場となしましたが、日本としてはこの機会に得点を奪いたかった気が致します。それでも膠着状態が続いてハーフタイムを向えた頃には日本行けるのでは?と思ったかたが多かったものと察しております。

♣ハーフタイムの様子について♣
TVでちょっとだけ報じられましたが、日本は皆で語り合い、士気を高めていた気が致します。これに対して南アフリカはヘッドコーチが一方的にしゃべり、選手は聞き入るのみ。普段は陽気な南アフリカの選手の様子の変わり具合を察するに、この時彼らには相当のプレッシャーがかかっていたものと推察しております。TV解説者である五郎丸さんはハーフタイムの過ごし方に対して、日本チームに分があるようなコメントを残しておられました。

◇後半戦について◇
後半のスコアだけで言えば21対0になりますが、南アフリカの圧倒的なパワーが炸裂し日本チームはさぞかし歯痒かったと思います。モール戦では、まるで日本チームが強引に引きずられているようにも見え、圧倒的な体力の差を感じずにはいられませんでした。日本もメンタルでは負けていなかったと思いますが…残念な結果になりましたが、勇気と夢を国民に与えてくれた日本チームの面々にただただ感謝です。

□まとめと御礼□
おはからいにより、本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。


横町利郎さん

野球ファンのダンナが
日本シリーズの
ジャイアンツVSホークス戦ではなく

ラグビーワールドカップ
日本VS南アフリカ戦を見ていたこと
これってビックリ

作戦面のことはわかりませんは
わたしは、大型の選手より
小型(ラグビー選手にしては)の選手を
応援しています

南アフリカの「絶対、前回のリベンジ」
その気迫が日本チームに勝利したのかも...

的外れのコメントでしたらm(__)m

URL | まりっぺ ID:-

残念でしたが頑張りましたね

試合がハラハラし過ぎて汗を握る気持ちでした。
観てる側でもそうなので実際に試合に出ている選手達の緊迫感は凄かったでしょうね。これだけ日本のラグビーは強い!という事が知れたので勝って欲しかったですが
本当に頑張ったと思います。

URL | Joey rock ID:-

まりっぺさん、ありがとうございます。

4年前のW杯一次リーグで不覚をとった南アフリカは最初から必死でしたね。ペナルティーで10分間の退場が出た際は焦りさえ感じるように見えたのですが、その後立ち直り前半は一進一退だったと思います。後半日本は力で押されねじ伏せられたような試合でした。スコアこそ26対3でしたが、前半の健闘は光ります。

南アフリカには日本の分まで頑張って欲しいと思います。本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

joeyrockさん、ありがとうございます。

力が入った試合でしたね。日本のボール支配率が高く、スコアに繋がる気がしたのですが、後半は南アフリカが底力を見せた試合でした。

今はNHKBSで再放送を観ていますが、初っ端から両チームの当りが強くピーター・ラブスカフニが顔面を打つなど鬼気迫るものを感じています。前半は本当にいい勝負でした。結果こそ残念でしたが、この余韻は暫く続く気が致します。おはからいにより、本日もお励ましを頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

私も素人として観戦させていただきました…。。。作戦、戦術は分かりませんが、南アフリカの選手に日本選手がタックルしても弾き飛ばされるのに、日本選手に南アフリカ選手がタックルすると進行がストップすることから、体力の差を感じました…。。。

URL | boubou ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

実はこの試合、昨日の再放送も観ました。一回だけでは見えなかった部分が見えたので、返しコメントではそのへんに触れたい所存です。
◆前半◆
日本チームの善戦が目立ちましたが、元々南アフリカは守りが堅いチームということで最後の突破口をなかなか開かせない。その背景にはタックルなどのフィジカルの強さもありますが、老練さ(オフサイドぎりぎりの動き)もあると思いました。
◇5対3と僅差で向えたハーフタイム◇
いつもは陽気な南アフリカチームがこの日は監督のみがしゃべし、沈黙に包まれていました。控え室のライブ中継からは、この試合がいつもとは全く違う(このままではやばい)という心境が感じられました。完全に本気モードでしたが、これは反則すれば退場となるので、そういうプレッシャーも感じていたと捉えています。
▼後半▼
ペナルティゴールを二本決められたものの後半までトライを許さなかった日本チームは評価に値します。但し後半はスタミナ切れ(スクラムやモールで相当の消耗を強いられた反動)で、次々と突破されてしまい、気がついてみれば20点以上の大差をつけられていました。体力もそうですが、ラインアウトでは身長の差がもろに出た(日本ボールでもことごとくスチールされてしまった)気が致します。こうなってくると精神的にトラウマとして残り、これをひっくり返すのは難しいと捉えました。
□まとめと御礼□
おはからいにより、本日も有意義な御意見を賜りました。コメントを頂きありがとうございます。

横町利郎様

南アと決着がつきましたね。
東京スタジアムは超満員、応援コールが響き渡りました。残念ながら敗れましたが、自分たちのもっているものすべて出し切ったと思います。
ラグビーを面白くしてくれたサクラジャジーに感謝です。これから準決勝、決勝と続くわけですがにわかラグビーフアンTV観戦したいと
楽しみにしています。ルールもTV右下画面から学んでいます。
ただ一つスクラムのルールが解らずいつも不思議に思います。
これがにわかラグビーフアンの素人なのですね。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

お尋ねのスクラムですが、肝心なものを三つに絞ってピックアップします。
①よく言われるのは「わざとスクラムを崩すと崩したほうがペナルティを取られる。」ということですが、これは語弊があります。即ち、故意にスクラムを崩すことは例外を除いてまず考えられず、殆どは押されまいと踏ん張った際に結果として膝をついたり、横を向いてしまうケースが多いのです。またスクラムで押し勝ったほうは前に進めるので有利に試合を展開できます。従ってスクラムは相撲で言う押し相撲同士の押し合いで、がちんこの力比べと解釈して頂いて結構です。
②ナット・ストレート(反則):これはスクラムハーフの選手がスクラムに対してボールを入れる際に真っ直ぐに入れないと取られます。でもこれは表向きなことで、殆どの場合はボールの権利を持ったチームのスクラムハーフが自軍のフォワードに有利になるように、斜めに入れてしまうのが多いです。
③オフサイド:ボールを持たない側の選手はボールより前に出ていけません。出ればオフサイドになります。

ちなみに第一列目の三人は特別な技術と強靭な肉体がないととても務まらないポジション(両サイドがプロッブ、中央がフッカーと呼ばれます)です。特にプロッブは首の太さがもの凄く、野獣のような身体をした選手が結構多いです。(笑)

その真後ろ(第二列目)には4番と5番のロック(背が高く巨漢が多いです)、その両脇にフランカー二人、最後尾(第三列目)はたった一人でナンバー8(呼び名がカッコいいです)となります。この基礎知識を持っただけで、数倍愉しく観戦できるものと察しております。

おはからいにより、本日も結構な話題を提起して頂きました。コメントを頂きありがとうございます。

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