FC2ブログ
二十四節気の雨水にあと四日と迫ったが、本日の宮城県南部はとても2月と思えない陽気だった。昨日には及ばないものの最高気温は仙台で14度まであがり、4月上旬並みの気温となった。私は思うところがあって早い時間にバイクに跨った。行く先は2015年春~2016年秋にかけて住んでいた宮城県南部の亘理町である。

亘理町は太平洋に面していることもあり、気候が温暖で冬場は仙台とシャツ一枚違うとも言われる場所である。仙台と比べて格段に空気が美味しい。ヘルメットはジェット式(顔が現れるタイプ)である。これは史跡探訪の際の必須アイテム(土地の人に道を聞いたりして、オープンな会話を求める姿勢を示す)でもある。幸いにも、気になっていた中国大陸のPM2・5や黄砂の影響はほとんど感じられなかった。

10時過ぎに喫茶「遊」到着。遊はアップルロード(亘理町名産のリンゴが採れる地域)に面している。アップルロード沿いには多くの寺社仏閣や史跡が散在しており、現在ではアップルロードの8割がたは東街道という説が有力となっている。ここは8年前の2012年1月29日である。この時はヤフーブログ時代の記事だが、URLはhttps://gbvx257.blog.fc2.com/blog-entry-1677.htmlである。それにしても懐かしい。

1カフェ遊全景

画像の右側にクリーム色の小屋があるが、これがオーナーのご主人の隠れ家である。ご主人は70代で既に某企業を定年退職され、以前住んでいた土地を引き払い、この地に新たな住まいを建てられたかたである。ご主人とは8年ぶりの面会であったが、相変わらずはつらつとしており、青年のような目の輝きがとても印象に残った。

ご主人は250CCのトレールバイク(山道でも走れるバイク)に乗っていて、「本日は天気もいいので、どこかに出かけたいと思っていたんだ」とおっしゃっていた。私は大変恐縮し「本日はアポも取らずに訪問して大変申し訳ございません。」と詫びた。

カフェ(喫茶「遊」)のほうは奥様が切り盛りしているが、夫婦円満で悠々自適なセカンドライフを送っておられるようで大変うらやましい。趣味に生き健康をキープされ、これだけ充実したセカンドライフを送っているかたも少ないのではないだろうか?

2カフェ遊内の隠れ家

実はご主人がこの土地を気に入った動機の一つに「敷地の中を東街道が通っているから…」という俄かに信じがたいことがあった。これは8年前に聞いた話である。右下の建物は鶏小屋であるが、鶏小屋の左上の辺りが、かつての東街道であると言う。ちなみにご主人はこの土地を求められる際に、公図(法務局に保管されている土地の履歴を表す図)を確認してから購入に踏み切ったという。

3十年前はあった

これは8年前の2012年1月29日にほぼ同じ場所を撮影したアングルである。ご主人曰く「あれから草木を刈っておらず、伸び放題になっている」とのことであった。

4八年前同じ場所

積もる話もあり、ご主人とは30分近く話し込んだ。東街道のこと、バイクのこと、若さを保つ秘訣…すべてが実践論だけに説得力が違う。ツーリング仲間を始め、ご主人には取り巻きも多いようだが、これは秀でた人徳があるからに他ならない。残念ながら本日はまだ喫茶のほうは開けてないようで、手ぶらでの訪問というのも重なり恐縮の極みであった。

これは尾根の断面(喫茶「遊」の敷地側からは住居に供する為に山を削ったような切通しが見られる)だが、この最も高い部分(尾根)に沿って東街道が走っていたのではないか?

5峰部分

本日たどった経路をヤフー地図で確認して頂きたい。東街道そのものが朧気な存在ゆえ、

6ヤフー地図

このまま亘理町の北部を回ろうと思ったが、文献の裏付けの必要性を切に感じた私は亘理図書館に向かった。亘理町教育委員会のかたに「東街道に関する文献を探しているのですが…」と申し出たところ、数冊の著物をご紹介頂いた。必要な箇所をコピーしたので成果は大満足である。そんなことをしているうちに1時間半近い時間が過ぎていった。

7亘理図書館

時刻は14時半を過ぎ、そろそろ急がねばと思い阿武隈川の稲葉(田沢)の渡しを訪れたところ、サプライズがあった。何とブロ友様の暇人Ityさん
(LIVEDDOORブログの運営者http://himajinity.livedoor.blog/)がバイクで稲葉の渡しに来ていた。にっこり微笑み「お久しぶりです」と挨拶を交わし、暫く歓談に及んだ。

暇人Ityさんは三十代前半にも関わらず、歴史に興味がある。これには大変感心した。ここで暇人Ityさんとは30分近く話し込んだ。

8暇人さんと遭遇

横町挨拶
いよいよ目指すべき作品の焦点が煮詰まりました。テーマはずばり「東街道をゆく」です。本日は二百枚近く写真を撮影して参りましたが、今後はこれを適宜織り交ぜながら、記事を構成して行きたいと考えております。

今の自分の目標は「東街道をゆく」が文芸誌みちのく春秋の春号を飾ることです。ボリュームから言って中編になってくる気が致しております。ここに来てモチベーションが更に高揚してきたのは何よりと考えております。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。


9六百横町
関連記事

コメント

お早うございます、

バイクで4〜5年前に住まれてた場所へ行かれたのでしたか、
随分と懐かしい思い出もあるでしょうね、
お城の様なのが亘理図書館ですか?
立派な図書館ですね、
おやおや! ブロ友さんとの出会いでしたか、
雲MARUも時々、船ブログのブロ友さんに出会い
ます、

URL | 雲MARU ID:-

雲MARUさん、ありがとうございます。

取材の最大の目的は文芸誌「みちのく春秋」に新作を掲載することです。テーマは「東街道をゆく」です。一度決まれば迷いはありません。あとは突き進むのみです。

昨日はあまりにも濃い取材でしたので端折りに苦労しました。(画像はブロ友様の負担を考えれば十枚が限度と考えております。)ツーリングには違いないのですが、バイクは小回りが利く手段としてチョイスしただけで、メインはあくまでも史跡巡りとお取りになってください。

本日もお励ましを頂戴しました。おはからいに感謝しております。ありがとうございます。

作品執筆のための取材に出かけられて、昔のバイク仲間やブログ友だちと会われたのですね…。
充実した取材と奇遇な出会い…。有意義で
楽しい一日をでしたね…。

URL | boubou ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

喫茶遊のオーナー様は御年70を越えられていますが、まだまだ矍鑠としておられ、自分とって目標にもなるかたです。明確な人生設計のもと、趣味に生きているようで羨望さえ抱きます。オーナー様の八年前の「敷地内に東街道が走っている」という一言の為すインパクトは非常に大きく、今回の執筆動機に繋がりました。オーナー様には、この場を借りて官舎を申し上げたい所存です。

一方で、阿武隈川の稲葉の渡しでのブロ友様との遭遇は全くの偶然で驚きました。今回は時間の関係で亘理郡のみの取材となりましたが、岩沼や名取も再訪したいと考えております。今回も格別なる追い風を頂戴しました。ご配慮に感謝申し上げます。ありがとうございます。

先日はありがとうございました。まさか偶然に出会えるとは!いろいろお話を聞かせていただき有意義な時間を過ごさせていただきました。

東街道の記事も楽しみにしています♪

暇人ityさん、ありがとうございます。

こちらこそありがとうございました。
東街道は非常に含みが広く、調べることが多くて消化不良を起こしそうですが、沿道の神社や史跡を一つ一つを紹介しながら、一段ずつ着実に階段を登ってゆきたいと考えております。

並行して文献(三十三間堂など)にも目を通していますが、今は先ず「隗よより始めよ」の心境です。おはからいにより、本日もお志を頂戴しました。おはからいに感謝しております。ありがとうございました。

横町利郎様

以前住まわれていた場所へ行かれたのですね。
文芸誌「みちのく春秋」の新しいテーマを
お考えとのこと、史跡探訪を兼ねてのバイク散策
偶然ブロ友さんにお会いすることが出来て
思い出深い貴重な一日になりましたね。
次のテーマも頑張ってください。
応援しています。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

文芸誌に寄稿した「我がルーツと大河北上」という作品を5回連載で終え、最近は次の作品をあれこれ模索していました。この日は幸いにも好天に恵まれ、バイクで30数キロ離れた宮城県南部を訪ねました。運よく知人とも逢い、執筆へのモチベーションを蓄積できた気が致します。これまでの経験で、歴史ものの執筆は決意に至るまでは不動となる動機付けが欠かせませんが、第一段階はクリアできたと考えております。

今回のテーマは「東街道をゆく」ですが、そのきっかけとなったのが8年前の喫茶「遊」のご主人との出会いでした。セカンドライフで田舎住まいを実現され、敷地の一部に「旧道東街道」が入っているのが気に入って購入に至ったと聞き、衝撃を受けたのは八年前でした。これには大変感謝しております。昨日は新たな文献に目を通し、日増しにテンションが高揚してきている気が致します。

ご配慮により、本日も真摯なコメントを頂戴しました。おはからいに感謝しております。ありがとうございます。

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)