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本日、休みを利用して多賀城の東北歴史博物館に足を運んだ。きっかけはみちのく春秋の編集長から紹介されたことである。現在東街道について執筆中なので、得ることも多いと考えた次第である。

1東北歴史館

特別展のテーマは「みやぎの復興と発掘調査」である。今一つ解せないテーマだが、宮城県の沿岸各地では、震災による復興の工事で、多くの場所が遺跡と重なり、それに伴う発掘調査がここ数年行われたことによるものである。

2みやぎの復興と発掘調査

これが今回の特別展で紹介している県内の遺跡である。

3介する遺跡

その中に先日『東街道をゆく』の取材で訪れた岩沼市の原遺跡のコーナーがあった。手前の線路の傍が原遺跡。阿武隈川を渡った対岸の小高い丘の上には陸奥国亘理郡官衙(三十三間堂官衙)遺跡がある。両者ができた年代は多少のずれがあるが、ともに律令時代の地方の統治を司る官衙として機能したものと考えられる。原遺跡はそのほとんどが民家の敷地や農地となっている。(数年前に発掘調査が終了)

4原遺跡鳥瞰図

原遺跡は玉前駅家(或いは玉前柵とも)の可能性が高いとされている。これは原遺跡から出土した円形硯の復元品である。安定度が高そうだが、丸い面の上で墨をすったのだろう。

6硯復元品

これは常設展で見かけた資料である。律令時代の国司はこのような服装をしていたとされる。そう言えば、NHKの大河ドラマ「炎立つ」(1993年放送)に登場する多賀城の国司(藤原常清の上役)もこのような格好をしていた。国司が腰に差している刀には反りが入ってないようだ。履物は神主が履く浅沓と似ているようだ。

7国司の正装

国司の執務風景(人形)である。円形硯に着目。実は円形硯は岩沼の原遺跡でも出土している。紙が普及する前にはこのような木簡が使われたわけだが、木を小刀で削りながら書いているのは結構大変そうだ。頭を使う他に、根気と力の要る作業と言えそうだ。

8執務風景

横町コメント
文芸誌みちのく春秋は季刊誌なので、次の原稿締め切りは3箇月後の9月初旬になります。それまで十分な資料を揃えるとともに、モチベーションをキープし続けなければなりません。そういう意味で本日、東北歴史博物館で「みやぎの復興と発掘調査」を見たのは大きな収穫と考えています。補足しますが、先日取材した仙台市宮城野区の岩切地区~多賀城に至る道も東街道と呼ばれるものです。

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9六百横町
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