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韓国と北朝鮮のパワーバランスはどうなっている?【CGS 福山隆 日本の軍事 第35回】


リンク動画について
データはすべて神谷宗幣氏のCGS(チャンネルグランドストラテジー)を引用させて頂いた。神谷宗幣氏は四十代の若手政治家だが、バイタリティーにあふれ、CGSでは政治、文化、歴史を幅広く取り上げ、多くの識者を出演させるなど、文化的な意識において高いものを感じる。自分は政治家にはこのようなバランス感覚が必要と考えている。どこかの知事のように偏った考えや、人の話(特に批判)を全く聞かないなどは論外と考えている。

実は彼のCGSはこの十日ほど、かなり目を通した。彼は歴史に詳しく小名木善行氏(歴史家)をシリーズで招いている。これを見れば我が日本人が世界に誇るべき民族であることが理解できる。自分は複数の動画を拝し神谷氏にシンパシーを強く感じ、初リンクを決めた次第である。

さて、コロナウイルスの拡大で米中の分裂が一層進み、朝鮮半島の情勢が目まぐるしく動いている。去る16日には南北連絡事務所を北朝鮮が爆破するなど、脅威を強めてきている。中国に至っては尖閣列島への立ち入りが更に増え、油断を許さない状況となっている。そんな背景を含めてゲストの福山隆氏が米ソ冷戦以降の朝鮮半島のバランス変遷を述べている。ここで二人の略歴を紹介したい。

神谷宗幣(かみやそうへい)

1977年福井県生まれ。元吹田市議会議員。龍馬プロジェクト会長。陸上自衛隊・予備自衛官三等陸曹。イシキカイカク株式会社代表取締役。2020年に松田学KAZUYA渡瀬裕哉篠原常一郎とともに参政党を結成する。


主な著書

『日本のスイッチを入れる~未来は、自分たちの手で変えられる!』(カナリア書房 2013/2/6

『大和魂に火をつけよう-日本のスイッチを入れる2』(青林堂 2014/12/8)

『坂本龍馬に学ぶ「仲間をつくる力」』(きずな出版 2016/1/23)

『子供たちに伝えたい「本当の日本」』(青林堂 2019/5/23)


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福山隆

1947年長崎県生れ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。外務省へ出向し、北米局安全保障課勤務、大韓民国駐在武官等を経て、1993年、連隊長として地下鉄サリン事件の除染作戦を指揮。陸上幕僚監部調査部課長、情報本部画像部長、西部方面総監部幕僚長、陸将を歴任後、2005年退官。ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員を経て、現在はダイコー株式会社取締役。

主な著書
「空包戦記―陸上自衛隊新米「歩兵」小隊長奪戦録 」潮書房光人社 2014/12
『尖閣を奪え! 中国の海軍戦略をあばく 』 潮書房光人社  2013/7
『防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織』 幻冬舎新書 2013/5
『防衛駐在官という任務 ~38度線の軍事インテリジェンス~』 ワニブックスPLUS新書 2012/6
『「地下鉄サリン事件」戦記―出動自衛隊指揮官の戦闘記録 』 


1福山隆

冷戦前の朝鮮半島である。このころの北朝鮮は核武装しておらず、ソ連と中国の傘下に入ることで、その位置を保ち続けていた。バランス的に均衡がとれていたと言える。

2冷戦前

ソ連が解体して冷戦が終わると一時的に北朝鮮は崩壊のピンチに追い込まれる。

3冷戦直後

その後、北朝鮮は核武装を強化した。三百万人以上の餓死者を出しながら国費を軍事費につぎ込んだのである。大変残念なことに今の日本列島は韓国とともに人質と言われても致し方のない状況となっている。こめかみに常に拳銃を突き付けられていると言っても言い過ぎでない気がする。アメリカに関してはグアムやハワイのみでなく、長距離弾道ミサイルの開発でアメリカ本土までが核の脅威に晒されようとしている。これは極めて憂慮すべき状況である。

4北朝鮮の生き残り戦略

北朝鮮の核武装化や中国の台頭で、一気に情勢が変わってきた。冷戦終結後の力関係が逆転に転じてきているのである。この傾向はしばらく続く可能性がある。

5ポスト冷戦

気になるのは今後の青写真にヨーロッパ諸国が入っていないことである。ニュアンス的に国連と書かれているものの大半は欧州諸国なれど、福山氏は欧州諸国(英独を除く)の影響力が微力と見て敢えてこのように書いたものと察している。中国を激しく批判するオーストラリアは日米側につきそうだが、今後の対応が大いに着目される。不透明感はあるものの、南北朝鮮は覇権を握った二国(米中)へ、それぞれ寝返りか?もしその通りになれば資本主義や共産主義のイデオロギーなどは、ナショナリズムに基づく国家間の利権の下に下ると言われても致し方ないものとなることだろう。

もちろん今年の11月に行われるアメリカ大統領選挙の結果がもたらす影響は多大なものがある。然らば振られたダイスの目がどう出るのか目が離せない気がする。

6新たなパワーバランス

横町コメント
事なかれ主義(差し障りのないことばかりを取り上げれば)を決め込めば、ブログ運営は何ら支障のないものとなりましょう。但し、自分はそれを本分としておりません。理由はリスクを伴っても世論と向き合い、自分の考えを公の場に発したいからです。

自分は一年三箇月前にFC2ブログのブログタイトルを「横町利郎の岡目八目」(当事者よりも傍目で見ているほうが物事の本質を捉えることが可能となる)と致しましたが、本分を貫く意味でリスクを顧みず、敢えてこのようなリスクのある問題をブログで取り上げたいと考えております。

昨今、様々なところでダイバーシティとインクルージョンが叫ばれていますが、こればかり掲げていると、お人よしに見られてしまう。それが現代の国際社会と察しております。福山氏は最後に今回の問題を「背景に日本人の危機意識不足があり、半島情勢の危機はそれに目覚めさせるための好機」(日本国民の平和ボケを指摘か?)と述べていますが、皆様はどうお考えでしょうか?これは憲法9条とも絡んでくるだけに、討議の余地が必要と考えております。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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7六百横町
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コメント

こんばんは

南と北は正確には休戦状態ですが、
現在の南の大統領は赤チーム志向。
今回の事件で南の一部国民は目覚めた
かもしれませんが、あまり関わり
たくない国民性ですね。

URL | ichan ID:-

先般の飲み会で、友人たちと世界情勢について議論する機会があったのですが、その中で
北朝鮮は、世界の大国を上手く手玉に取ってやってるな〜、という話になりましたよ…。世界のパワーバランスを上手く見ていると思います…。

URL | boubou ID:-

ichanさん、ありがとうございます。

広角的な視点がないと、ものは書けないと考えております。無難な記事だけを書かず時折社会風刺も行う。自分はそんなブログを目指しております。多くのかたの意見を聞くことで概ねの世論を理解し、その中で自分の主張ができるよう努めて参ります。

これからも貴兄との切磋琢磨に期待しています。本日も有意義な御意見を賜りました。ありがとうございます。

boubouさん、ありがとうございます。

感心してはいけないのですが、知人様の北朝鮮への評価は認めざるを得ません。韓国の一部のビラ巻きが絶好の口実を与えてしまった今回の南北連絡事務所爆破事件ですが、最近の構図を見るとその背景がよく掴める気が致します。

ところで昨日立ち上げた記事には誤字(覇権と書くべきところを派遣と書いてしまい)があったようで、穴があったら入りたい気持ちです;やはり記事は投稿のスイッチを押す前に、穴があくほど見直さないといけませんが、酒を飲んでいるとままならないものがあります(笑)

南北の朝鮮が入れ替わるかどうか?は微妙ですがそのニュアンスを福山氏は感じ取って、この模式図を作成したと踏んでおります。そうなると国家のイデオロギーなどは利権の前に崩れ去ったと言わざるを得ません。今回も有意義なご意見を聞かせて頂きました。おはからいに感謝しております。ありがとうございます。


お早うございます、

北と南のビラ合戦で相手をクズ扱いにまでして
この先はどうなるのでしょう?
金正恩の消息も定かでは有りません、
妹の金与正が過激的な行動で韓国の文在寅大統領を
追い詰めて今後の南北に怖い事が起きそうな予感が
します、

雲MARUさん、ありがとうございます。

掲げた図のほうを御覧頂きましたでしょうか?朝鮮半島の力関係の移り変わりはよく書けていると考えています。但し一点だけ述べさせて頂くのならば、南北朝鮮が各々のグループを入れ替わろうとしているのはどうかな?とも思います。

問題は北朝鮮がイデオロギーを優先して中国に着くのか、利益を優先してアメリカに着くのか?このへんでだいぶ異なってくると捉えています。

そう言えば領海侵犯ではありませんが、奄美大島のすぐ傍を中国の潜水艦が擦り抜けたのがニュースになっていましたね。こういったことは今後どんどん増えてくるものと考えています。本日も有意義な御意見を賜りました。ありがとうございます。

横町利郎さん

北朝鮮は餓死者がいくら出しても
キム一族は、たいして気にしていません
そして恫喝でモノなどを
援助するようにしむけています

権力をまもるためなら
弟は兄も亡きものに
してしまうのですから...怖い

そんな国の名が朝鮮民主主義共和国と
いうのですから、ブラック・ジョーク
ですね

朝鮮も中共中国もウソがまかりとおり
真実ってなんだろうと思っています
武漢ウィリスは アメリカが発症地
なんていう中共の報道官もいて
ウソも尽き続ければ真実なのでしょうか

まるで悪の枢軸国ですね
これからもよろしくお願いします。

URL | まりっぺ ID:-

まりっぺさん、ありがとうございます。

昨今朝鮮半島のバランスが変わってきていることを感じています。ここは二大大国の綱引きの場と化している気さえ致します。普通なら自分のほうに綱を引きたいと考えるところですが、福山氏は均衡を取ることを得策と考えているようで、自分としてはこちらのほうに現実性を重ねています。

話は変わりますが、権力による統制はいつしか必ず崩壊するという歴史上の法則があり、ソ連や中国、朝鮮の歴史を振り返るとその理がよく掴めます。これに対して2600年近く天皇制を採用している我が国は「権威」と「権力」を差別化しており、権力が一局に集中するリスクを回避する国制を敷いています。これが我が国の民度の高さであり、第二次大戦の敗戦にも関わらず、ここまで復興してきた真の底力であると考えています。

バランスを保持するのどうしたらよいか?これを説く福山氏の理論をお伝えしたいと考え、この記事を立ち上げました。憲法9条とも絡むだけに討議を要すると考えております。本日も有意義な御意見を賜りました。コメントを頂きありがとうございます。


昨今の北朝鮮の意図は何なのだろう。
理解できません。批判ビラに反発?
南北間の合意を履行しない韓国への不満?
厳しい制裁や新型コロナウイルスによる
経済の悪化があるのかも知れません。
体制を固めるために緊張状態を作っている様です。
瀬戸際政策を実行しているのでしょうか。
私には政治のことはわかりませんが
再び対話の可能性があれば良いですね。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

福山隆氏は拙ブログには初登場で、元陸将だけあってかなり保守系色の近い主張をお持ちですが、概ね話の筋が通っていると感じたのでリンクした次第です。(元陸将だけに話の口調の強さを特に感じますが、同じことを話しても受ける印象はかなり異なりますね)

自分も福山氏と似た考えで、朝鮮半島は微妙な均衡で成り立っていて、このバランスが少しでも狂うとまずいと考えています。去る16日に北朝鮮が南北連絡事務所を北朝鮮が爆破したわけで、その後の動向が注目されていましたが、軍事行動を自制した背景にはアメリカとの対話を望むニュアンスを感じています。それだけに金正恩の健康状態と金与正の今後の動向には目が離せません。

北朝鮮の軍事力を優先する政策は脅威ですが、国情が国情ゆえに、新型コロナの影響(経済的疲弊)を受けている気が致します。ここに対話の余地があるのかも知れませんが、互いに足元を見られまいとする微妙な心理戦が展開されているものと認識しております。

おはからいにより、本日も有意義な御意見を賜りました。ご配慮に感謝申し上げます。ありがとうございます。

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