fc2ブログ
 Boz Scaggs - We're All Alone (Unplugged Version) 


リンク曲について
ボズ・スラッグスいつの間にかこのような穏やかな曲を好むようになった自分が居る。かつてはこのような曲はけしてリンクしなかったわけだが、セカンドライフを迎えて人間が丸くなったのかも知れない。自分がこの境地に至るには様々な紆余曲折があった。それでも現実から目を離したことはなかった。

あることがきっかけで、これがトラウマになり人間不信に陥ったことがあった。そんな時に自分を救ってくれたのが家族の存在である。自分はルーツを尊敬しているが、生前に返しきれなかった限りない恩愛を少しでも返す為に、これを家族に向けるしかないと考えたのである。世に信じられる人物と信じられない人物が居る。考えようによってはごく当たり前のことなのかも知れないが、他人に対してそのような線引きをするのは辛いことである。孟子の説く性善説や宗教の教えを信じたい気もするが、それだけで世知辛いこの世は渡れない。

いつしかそんな煩悩から離れ、心の迷いと決別したい…。私はこの悩みから逃れる為に今から十年ほど前に儒教を学んだ。儒教と言ってもそんなかしこまったものではない。図書館の視聴覚コーナーに何度か足を運び、NHKで過去に放送された人間講座「論語紀行」全十巻(放映時間述べ10時間)をビデオで見たのである。講師は孔子研究で有名な愛知文教大学副学長の坂田新氏であった。残念ながら坂田氏は60歳の若さで他界されたが、氏の穏やかな話しぶりは今でも私の心の中に生きている。

このビデオを見てから、私の心の中に変化が起こった。それはそれまで世の中の出来事を人のせいにばかりしたきた方向性を180度変え、逆に自分の思考を改めようと考えたのである。「良薬口に苦し」というが、この考えは頭でわかっていても、抵抗なく行動に移せるようになるには、それなりの修練を積まねばならない。

定年数年前から、自分はこの難題と取り組んだ。時にぎくしゃくした人間関係に悩んだが、都度論語にヒントを求め、打開の糸口を探った。それでもどうしてもわからないことは禅の教えからヒントを得た。この世には割り切れないものが多い。禅の教えは人間個々の自立の重要性を説いているが、これは物事への答えがけして一つでないことを意味している。

これを知ったとたん、自分は少しだけ肩の荷が軽くなったような気がした。中国の諺に「規律には三百の規範があり慣わしには三千の規範がある」というものがあるが、難解な慣わしにはファジーなものが多いのである。

然らば、浮世では時に柔軟性も求められよう。君子への道はまだまだ遠いが、日々自分と向き合い、自己啓発を心掛ける姿勢こそが、その境地に近づく唯一の方法と捉えている。

0ボブ・スギャックス

陰暦で言えばまだ五月ゆえ、今どきの気候を五月闇(梅雨が降るころの暗さ。東北の5~6月には、昔からやませと言われる冷たい風が吹き、日照不足も加わり、農作物に深刻な影響をもたらした)と述べてもけして場違いではないと考えている。空梅雨の多い今年の梅雨だが、自分の中で今日の天気を表すにはこの五月闇が最も相応しい言葉である。

私が敬愛して止まない郷土史家に紫桃正隆氏(故人)というかたがおられたが、彼は戦国の世で運命に弄ばれた一人の武士(和賀忠親)を主人公に『五月闇』という作品を書いた。

和賀氏は、豊臣秀吉が命じた「小田原参陣」に参加しなかったことから領地を没収され、二十六代当主忠親は、家の再興のため伊達政宗の支配下に入った。慶長五年(1600年)、関ケ原の合戦の余波が東北にも及び、反徳川の上杉方が山形の最上氏を襲った「東北の関ケ原合戦」が起こる。

政宗は、山形への応援で国境の警備が手薄になった南部藩領を忠親に侵攻させる。だが、忠親率いる和賀軍は敗退。自らの策略が明らかになることを恐れた政宗は忠親を処刑したのである。(一説に自刃とも)紫桃氏はそんな和賀忠親の不遇を偲び、作品を著したに違いない。改めて先賢の郷土史家・紫桃氏の造詣の深さに畏敬の念を抱く次第である。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

さて前置きが大変長くなったが、本日は五月闇という言葉がぴったりと来るような肌寒い一日であった。霧雨のような細かい雨が外に出たいという意識を阻害する。これには閉口した。それでもそんな気候に負けてはいられないという気持ちが打ち勝ち、午後からポタリングに出てみた。相棒は先日改造を施した折り畳み自転車である。

1全景

裾巻き込み防止対策は先日紹介したばかりだが、不満を感じるものは何もなかった。我ながら上手く行ったという感じである。

2巻き込み防止

万が一警察に止められていいように前照灯(百均で購入した懐中電灯)を備えている。

3ライト

出かけるまえにタイヤの空気圧を確認した。この折り畳み自転車とは2009年から11年に渡る付き合いだが、ブレーキの機能は音鳴りこそ伴うが、実用上は十分である。

4フロントブレーキ

ここは以前紹介した崖っぷちの桜のある場所である。花が散った桜は遠くから見ると普通の木とまったく見分けがつかない。

5崖っぷちの桜の前で

ここは結構見晴らしの利く場所である。来年の桜のシーズンにはもちろん訪れたいと考えている。

6ロケーション

霧雨の中での走行を終え、私は自転車に労わりの心を込め、錆止めスプレー(CRC)を噴霧した。

7スプレー

横町コメント
やませは東北に飢饉をもたらす元凶でもあります。夏至を過ぎてもまだまだ油断ができないのが、やませの農作物への懸念です。五月闇という言葉は季語であって、地方の指定はありませんが自分はどうしても、今頃の鬱陶しい東北地方の天候を重ねてしまいます。

五月闇という言葉を強く感じた本日でしたが、これからは暑い日も多くなり、夏遠からじを重ねる日々が多くなってくると考えています。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
  

8六百横町
関連記事

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)