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仙台の広瀬川は街中を流れている割には高い断崖を有するのが特徴である。郷土仙台の気候や地形について学んだのは中学一年の頃だった。本日は広瀬川の中でも最も高い断崖の辺りを紹介したい。

対岸右側の坂道は鹿落坂と言われ、昔は難所といわれた場所である。ほぼ中央の木造の建物は明治40年創業の老舗料亭の東洋館である。山形県出身の哲学者・美学者阿部次郎が東北帝国大学(現東北大学)の教授を務めた際、学者仲間とよく利用した料亭と言われる。左側(下流)に行くにつれて断崖が切り立っている。(対岸の青葉区米ケ袋地区から9月22日に撮影)

1東洋閣と鹿落坂

設楽寛著『仙台の自然環境』の概念図より引用。矢印が断崖のある辺りである。設楽氏は1980年前後にこの著を表したものと思われる。概念図は高さ関係を特に強調して描いているので、仙台の地形がわかり易いと受け止めている。

2北概念図北

これはもう数十メートルほど下流に来たところの断崖(八木山入口に近い部分)である。高層マンションが建っているが、地盤は堅固と思われる。この画像には写っていないが、もっと下流に行くと河川による浸食に備えて断崖の付け根に大規模な土木工事が行われている。マンションの上層階は相当眺めがよいと察している。

3八木山断崖

これは仙台藩主の廟所がある経ヶ峰周囲の概念図である。中央やや左よりのS字に広瀬川が蛇行した部分が、上記の画像を撮影した地点である。

4中竜ノ口峡谷他絵図

横町コメント
長年による広瀬川の浸食がこのような陰影の深い仙台の地形を創り出したようです。設楽寛氏によると、夏場の日中にはこの広瀬川沿いに海風が上ってきて涼風を運んで来るとしています。比較的夏が涼しい仙台の気候ですが、それはこの河岸段丘とも関連があるように思われます。それにしてもこの概念図はなかなかよく描けていると思います。

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5八百横町
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