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Va, pensiero (ヘブライ人奴隷の合唱) · ジュゼッペ・ヴェルディ: ナブッコ Kendlinger


コラム
リンク曲はオペラ王と言われたジュゼッペ・ヴェルディナブッコである。オーケストラと男女の合唱が格調高い曲を盛り上げる。この曲は「行けわが想いよ黄金の翼に乗って」とも表される。ヴェルディは様々な準備を経て1842年3月9日にスカラ座で初演を迎えた。観客は第1幕だけで惜しみない賞賛を贈り、黄金の翼の合唱では観客が当時禁止されていたアンコールを要求するまで熱狂した。往時28歳だったヴェルディは、たった一日で大いに名声を高めたオペラが『ナブッコ』である。

行けわが想いよ黄金の翼に乗って」と極めて似たシチュエーションとして中島みゆきが歌った「銀の龍の背に乗って」はフジテレビ系ドラマ『Dr.コトー診療所』の主題歌に起用された。二つの曲は似ても似つかぬ曲だが、何か接点を抱く曲である。

ドラマなどあまり見ない自分だが、2005年頃、珍しく『Dr.コトー診療所』をよく見ていた。訳ありで日本の果ての孤島に行くことになったDr.コトーと単身赴任で東京に転勤になった自分の心境が重なり、寂寥感を感じたのがドラマの主題歌の「銀の龍の背に乗って」であった。それから十年近くが経ち、心の傷もすっかり癒えた自分が出逢ったオペラ曲が『ナブッコ』(行けわが想いよ黄金の翼に乗って)である。

あるYOU TUBEサイトで企業は奴隷(会社の言いなりになる人物)を求めているとの発言があったが、これは多くの企業人が実感するところと考えている。夏目漱石は「智に働けば角が立つ情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくこの人の世は住みにくい」という名言を述べているが、逆に言えば多くの企業は情に棹をさして流されるような人物を求めているとも言える。また民度が高いと言われる我が国は組織でイエスマンを生み出しやすいという国民性を有していると言って差し支えない。

若年~中年にかけて人と衝突した際の立ち回りかたが下手で、苦渋ばかり舐めてきた自分だが、苦渋を舐めてきた一番の理由が、魂をけして売らなかったことである。こういう生き方は大変疲れるが、自分にはたった一つだけ矜持できることがある。それはどんな窮地に追い込まれてもけして逃げ出さなかったことである。逃げないということは睨み合いを想定してのことである。もちろん冷や飯を食わされることを覚悟せねばならない。

過ぎ去ったことをああだこうだと言えばあまりにも女々しくなるゆえ、今宵はこれくらいにしておくが、格調高い『ナブッコ』を聞く度に、窮地に陥った自分が安易に徳のない上役に媚を売らなくて良かったと振り返るのである。

1ヴェルディ

三連休初日の本日、私が選んだ酒は芋焼酎(業務スーパーの芋いち25度)のお湯割りである。お湯割りのいいところは、オンザロックとは異なり、十分に水分を補給しながらアルコールに酔えることである。オンザロックに比べるとパンチ不足は否めないが、体に優しいのである。もちろん体が温まるという利点も有している。然らば三連休の先発を務める酒として、最適なパートナーと言える。

2卓上

横町コメント
私は地元文芸誌を中心に執筆活動を行っていますが、時々ブログのテーマを一切決めないで、いきなりパソコンに向かうことがあります。今回がそのパターンでした。理由は発想力と筆力を鍛えることにあります。こういうシチュエーションではアルコールを嗜みながらということが多いですが本日もそうでした。

最後に読者様にお伝えします。私は対話型のブログを運営しています。対話では礼節と仁を特に重視しています。はっきり言いますが、これを蔑ろにしてフランクから入る人とは馬が合いません。こんな自分ですがもし気の合うかたがおいででしたら、遠慮なくコメントを残していってください。

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3七百横町
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