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  松田学のニュース解説 ネアンデルタール人遺伝子説  


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松田政策研究所チャンネルからの引用である。新型コロナの重症化に関して、ネアンデルタール人の遺伝子が関与している可能性があるという。この説は沖縄科学技術大学院大学ペーポ教授によって発表され、2020年9月30日にネイチャーに掲載された。

画像はネアンデルタール人男性の頭蓋骨から復元された生前の顔である。骨太で筋肉質であり、いかつい印象を受けるが、今の人類よりも脳が大きかったとされる。ネアンデルタール人は40万年~20万年前頃から進化を遂げ、アフリカを旅立ち欧州や中東に進出したが、10万年前頃にホモ・サピエンス(我々の祖先)に先を越されて押され気味になり4万年前姿を消した。往時のヨーロッパは寒冷地であったが、その過酷な環境にも適応したのがネアンデルタール人である。

1ネアンデルタール人

松田学氏の述べる趣旨である。我が国のワクチンについてのアンケートからは、多くの人が不安を持っているのがわかる。遺伝子を人体に注入してどんな影響が出るのかは、長期的に見なければわからない。高齢者や疾患者はともかく、子孫には打たせたくないというのが本心と言ったところだろうか?欧米人のうちの20%ほどがネアンデルタール人の遺伝子を持つとされる。

2松田学趣旨

実はホモサピエンスはネアンデルタール人と交雑しており、その結果ネアンデルタール人の遺伝子を受け継ぐ人が存在するのである。

3枝分かれ

実は欧米よりもネアンデルタール人の遺伝子を持つ率を持つのがバングラディシュである。(一説に60%の人がネアンデルタール人の遺伝子を持っているとされる)但し新型コロナにおいては、バングラディシュではそれほど感染者数や死者数が思ったほど高くない。

4バングラディシュ

バングラディシュの人口は1億6600万で日本の約1・3倍だが、人口比率から言って大したことがないのである。(PCR検査のCTR値の違いが関与している可能性もある)

5日本陽性者数

実はネアンデルタール人の遺伝子は必ずしもウイルスに対して脆弱とは言えない。コロナウイルスには弱くても、肝炎ウイルスには強いとされる。

6肝炎ウイルスに強いネアンデルタール人

横町コメント
ネアンデルタール人は絶滅したとばかり思っていたのですが、我々人類の体内に遺伝子を残しているようです。それにしても滅んだネアンデルタール人の遺伝子がコロナの重症化に関与している可能性があるとは驚きです。

これは私の推察ですが、白人は一般的にアルコールの分解酵素が多いと言われます。ひょっとしてこれにもネアンデルタール人の遺伝子が関わっているのでは?と思いました。また一般にコーカソイド(白人系)はプレッシャーに強いと言われますが、これは過酷な環境で狩りに明け暮れたネアンデルタール人の遺伝子が関与している可能性があります。

数箇月間にNHKテレビで放送された番組で、ホモサピエンスがネアンデルタール人との生存競争に勝った要因としてコミュニケーション能力(声帯の作りが違う)を挙げていましたが、体力では圧倒的にネアンデルタール人のほうに分がありそうです。ホモサピエンスから見れば個々ではかなわなくても組織で戦えば勝てる。両者が争った数万年前の世界にはそんなパノラマが展開されていたのかも知れません。

ところで、日本人を始めとした東アジアでは、ほとんどの人がネアンデルタール人の遺伝子を有してないということですが、南アジアに行くと増えるようです。どうしてこのような分布になったのか?興味が尽きないものを感じます。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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