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 月下独酌 漢詩朗読 by左大臣光永 


リンク動画について
だいぶ春めいてきた本日、仙台の最高気温は13度まで上がった。午前中は車とバイクのバッテリーの充電を行い、午後からはウォーキングに出た。二月も後半になると草木も芽吹き始め、春近しを十分に感じた。これからは寒の戻りこそあるが、日々春めいて行くことだろう。

ウォーキングから帰った私は、はたと考えた。本日のブログネタを考えていなかったのである。もっとも最近はPCに向かってからアドリブで記事を書くことも多く、ネタがないことに特に不都合は感じない。あれこれ考えるうちに自分の好きな酒と漢詩を重ねた記事を書こうという気になった。

酒を取り上げた詩人で有名なのが李白である。どうせならYOU TUBEリンクもしたいと考えた挙句に、この動画を見つけた次第である。左大臣光永様のリンクは今回が初めてだが、蘊蓄にあふれたスレッドが多いようだ。そう思うとこれから拙ブログにリンクする機会が一層増えるのかも知れない。

月と自分の影と自分の三人で晩酌をする。これはとても常人では思い浮かばない発想である。才能に満ち溢れた李白だが、宮仕えがとことん性に合わなかったらしく、山中の閑居に身を置き仙人ばりの暮らしを謳歌したようだ。それでも交友関係が絶えなかったのは、彼のエスプリの成せる業だろうか?

時に自分の才能を詩にアピールする彼だが、少しも違和感を感じさせないところがすごい!気になるのはどうやって生活費を得ていたのか?ということになるが、時代が時代ゆえ、そんな野暮な詮索など無用ということになるのだろう。

1月下獨酌

ちなみにこの『月下獨酌』という詩は、鎌田正米山寅太郎著『漢詩名句辞典』にも掲載されているので、訳に関しては参考にさせて頂いた。


2花間一壺酒

この漢詩に合わせる酒は日本酒の燗酒である。日本酒の燗酒に合わせる際、つまみは押しの弱いものがいい。

3燗酒

横町コメント
日中の最高気温が13度もあったということは、常温でも十分行ける気温でした。それでも敢えて燗酒としたのは、李白の心境にどっぷりと浸りたいという気持ちからでした。権力に抗い孤立する。これはかつて自分が経験したことです。そんな時は月や自分の影でさえ、晩酌の相手に供したいと考えます。自分には李白のような才能はとてもありませんが、花鳥風月に親しみたいという気持ちはあります。ゆえにこの詩を詠んだ李白の気持ちがよく理解できます。

時に転勤で徳のない上司が就任し、二者択一(組織を去るか耐え忍ぶか?)に迫られるサラリーマン諸氏も多いことでしょう。自分も家族持ちでなければ、李白のように去るほうを選んだわけですが、そうは問屋が卸しません;上司にもう少し徳があれば、そんなに悩むこともなかったわけですが、自分の思ったように事が運ばないのは世の普遍とも言えます。

本日は李白の月下獨酌』に触れながら、そのような取り留めのないことが脳裏に浮かんで参ります。儒教で言う「徳治主義」(徳をもって組織を治めるという考え方)という思考、風潮が、かつて所属した組織に少しでもあれば状況はだいぶ変わっていたのかも知れません。それでも外部の要因というものは自分の範疇で容易には変えられません。ゆえに儒教思想の多くは他人よりも自分が先に変わらねばならないとしているのです。

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4六百横町
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