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 Liberace Tchaikovsky Piano Concerto No 1 in B flat minor 


【コラム】
あと二日で三月も終わろうとしているが、日本の多くの地域を黄砂が襲った一日だった。拙地域も黄砂に見舞われた。今は日増しに春めいてきているので、布団や着る物を吟味し、体温の管理を細かにしなければならない時期である。蘇軾は『春夜』で「春宵一刻値千金」という有名なフレーズを後世に遺しているが、その恩恵に今年もあやかりたいものである。

自分はここまで生きてきて「人間の一生は短い」という言葉をようやく思い知った気がする。それだけのこの刹那を大事にしなくてはならないのである。そんな春の宵に相応しい曲をあれこれ物色しているうちに行き着いたのはやはりチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23である。この曲はチャイコフスキーの友人であるモスクワ音楽院院長のニコライ・ルビンシテインに刺激を受け、初めて作曲したピアノ協奏曲である。

優雅と格調の高さの両立が非凡な彼の才能を感じさせる。クラシックの多くは淘汰されるが、この曲はその淘汰の網を掻い潜り、現代人の心に強く訴えるものを有する。それだけに聞きごたえ十分であり、私は値千金と言われる春の宵に聞くべき価値を十分に感ずるのである。

1チャイコフスキー

さて、画像は本日の出勤時のものである。朝のうちから黄砂の影響で、いつもの春空とは全く異なるものを感じた。晴れてはいるがなにかぼんやりとしているのである。敢えて言葉にするならば、晴天と薄曇りを足して二で割ったような天候なのである

2サンシャイン

AM7時前にも関わらず、気温は既に15度もあり、これには五月半ばあたりの穏やかな朝の気候を重ねた。

3電光掲示板

私はいつものようにカフェ・ヴェローチェ仙台一番町店に立ち寄った。客層は出勤前のサラリーマンがほとんどである。

4ベローチェ

私が現在愛読しているのは今度の大河ドラマ青天を衝け』の主人公である、実業家渋沢栄一に関する著物である。『ベスト・オブ・渋沢栄一』は現代語訳で書かれているので読みやすいのが特徴である。渋沢栄一の思想の中核を成すのが「論語」を始めとした儒教的思想ゆえ、自分の目指すところと近いものを感じる。北関東(埼玉県深谷市血洗島)の豪農の長男に生まれた彼は幼少時から豊かで知的な暮らしをしてきたという。その後、彼は非凡な活躍が認められて武士に引き立てられたという。

5卓上

こちらは3月半ばから借りている竹内均著『渋沢栄一 論語の読み方』である。どちらも生前の彼の抱いた志の高さを伝えるものである。

6論語の読み方

横町コメント
これまでの記事で表明してきたように、自分も論語を重んじいます。それだけに渋沢栄一の言葉がすんなりと耳に入ってきます。彼は文字通り徳治主義(徳をもって組織を統治する思考)を貫き、数えきれないほどの挫折をものともせずに跳ね返した人物でした。役人という立場を惜しげもなく捨て去り、民間の実業家として成功を収めた人物でもありました。それだけに今度の大河ドラマ青天を衝け』には期待しています。

余談ですが、記事を書いているうちに気づいたのが渋沢栄一チャイコフスキーの生年(西暦1840年)が奇しくも一緒であったということです。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
  


7六百七十横町
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