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  Handel - Largo (from 'Xerxes') Opera  


【コラム】

間もなく二十四節気の穀雨に入るが、本日は春の嵐といっていいような風の強い一日であった。それでも朝から気温が高く、布団一枚で十分なほどであった。日曜日ということもあって、少しだけ寝坊したが、「春眠暁を覚えず」という情景がよく似合うような穏やかな休日の朝であった。二十四節気の清明を人間に例えるのならば、青春という言葉が相応しい気がする。そろそろ薫風の似合う季節も近いが、本日は行く清明を惜しみ、夕刻からは「春宵一刻値千金」を噛みしめつつ、酒を嗜み名曲に酔いたい。


リンクした「オンブラ・マイ・フ」(Ombra mai fuヘンデル(1685~1759)の作曲のオペラ曲である。この一節はした歌劇『セルセ』(Serse,Xerxes)第1幕冒頭のアリアである。オペラではペルシャ王のセルセ(クセルクセス世)によって歌われる。詩はプラタナスの木陰への愛を歌ったものとされる。ヘンデルは生前に多くのオペラ曲を作ったが、没後はほとんどが忘却され、官能的な「オンブラ・マイ・フ」だけが残ったという脚光を浴びたこの曲は19世紀になってから「ヘンデルのラルゴ」と呼ばれ、多くの人に親しまれている。歌はソプラノやハイトーンボイスの男性によって歌われることが多い。


Wikipediaにプラタナスの並木の画像があったので引用させて頂いた。プラタナスは主に北半球の水辺や湿地に自生する落葉樹で、30~50メートルの高木に成長するとされる。写真を見ていると心地よい木陰印象がよく伝わり、ペルシャ王セルセがプラタナスの木陰を愛したという気持ちがわかるような気がする。仙台の市街地には落葉樹の街路樹が多いが、落葉樹の良さは何と言っても、季節感をダイレクトに伝えてくれることである。本日はそんな落葉樹がよく似合う仙台の都心部と、その地区に建築中の高層ビルを紹介したい。


1プラタナスの並木

これは2箇月前の今年の2月の拙記事で紹介した青葉区晩翠通の
の予想図(妄想MAP様のYOU TUBE動画から引用)である。サウスのほうは既に先月竣工している。セントラルのほうは、現在も建築中(完成は来年の春の予定)である。

2完成予想図

晩翠通の南側から二つのビルを見上げた。手前がプラウドタワー仙台晩翠通サウス(20階建て)、奥がプラウドタワー仙台晩翠通セントラル(24階建て)である。晩翠通の街路樹は銀杏だが、既に若葉が出てきており季節を十分感じさせる。

3晩翠通銀杏並木と両棟

これは今年の2月8日に、ほぼ同じアングルから撮影した画像である。厳寒期ということもあり街路樹の銀杏は冬枯れであった。

4二月の晩翠通

プラウドタワー仙台晩翠通サウスは既に竣工と思われるが、建築中のプラウドタワー仙台晩翠通セントラルのほうにはタワークレーンが据えられたままである。

5サウス全景

都心部に24階建てのマンションが建つわけだが、この建物が新たな晩翠通のシンボルとなるのは必定である。一階のテナントにはイオン系列の店舗が入ることが既に決まっているようである。

6ノース全景

晩翠通をあとにした私は定禅寺通に向かった。このビル(某ゼネコンの東北支店が入っている自社ビル)は晩翠通と定禅寺通の交差点に建つビルだが、アート性の高いビルである。1階のガラス面には定禅寺通の欅並木が反射して、四季折々の表情を見せている。ここに来ると恰も美術館にでも行ったような気持ちになるのである。

歌人・河野愛子(1922~1989)は生前仙台を訪れた際、定禅寺通を「パリに似ていいところね」と言っていたとされるが、この角地は直交する晩翠通と相まって文化的な薫りが高いスポットと言える。

7反射

私は新緑の欅並木を歩いてカフェ・ベローチェ仙台定禅寺通店に向かった。一時間ほどの読書タイムである。カフェで過ごす時間はいつもに増して居心地のいいものを感じた。

8カフェ外観

横町利郎
今は一年中で一番いい季節の真っただ中にいるという気がします。とうの昔に過ぎ去った自分の青春時代ですが、季節に関しては毎年春が訪れる度に再び青春時代が来たような感動を感じます。但しこれは心身の健康があって初めてかなうことゆえ、あらゆるものに感謝しなければならないと捉えています。

本日は天候こそいまいちでしたが、春の好日を過ごせたと認識しております。ブロ友の皆さんはどんな一日をお過ごしでしたでしょうか?本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
  


9六百六十六横町
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