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 ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」第1楽章 Op.68 


【コラム】
本日から二十四節気の穀雨に入った。八十八夜まではあと十日ほどあるが、この季節になればそろそろ田植えも近い。自分は米処の宮城に育ったせいか、長閑な田園を愛して止まない。偶然にも仕事の都合上、定年前の一年半を宮城県南部の亘理町(福島県相馬勤務時代の単身赴任先)で過ごせたのは、願ってもないことであり格別な想いがある。東京転勤(2005~2006)でボロボロになった心が徐々に癒され、亘理居住時にほぼ以前のような平常心を取り戻すに至ったのは願ってもない幸いであった。

家族とは離れて暮らしたが、常磐線に乗ればいつでも帰れる距離で、この亘理町にアパートを借りたのは正解であった。私はその頃、休日になると亘理の広大な田園の中に身を置いた。この辺りは仙台平野の延長でもあり、常磐(茨城県沿岸~福島県浜通の総称)にも繋がり、開放感に溢れた風光明媚なスポットである。職場にはJR代行バスとJR常磐線を乗り継いで通ったが、通勤時の車窓からごく普通に見られる雄大な田園のロケーションが自分に与えた影響は計り知れないものがある。

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」第1楽章 Op.68は往時を偲ぶに相応しい名曲である。「人生苦あれば楽あり」という言葉がある。自分にとっての亘理居住時は束の間の一年半であったが、そんな印象を感じた期間であった。抱えていた職場でのいざこざなど取るに足らないとも感じさせたような感動でもあった。あの時の心の充電はセカンドライフに入ってからのカタルシスにも繋がった。孔子は論語の中で「天を恨まず人を咎めず」と述べているが、今の自分はこの曲を聞く度に過去のすべてを水に流すとともに、心の中の断捨離を進めることで、次に自分が目指すべき境地に近づくのを感ずるのである。

1亘理時代

今日の仙台は初夏並みの気候で、最高気温は23度まで上がった。この時期ともなれば毎年動植物の躍動を感じつつ通勤するわけだが、今年も例外ではない。春の高気圧の恩恵により、昨日までの春の嵐とは打って変わり、終日穏やかな天気に恵まれたのは何よりも幸いであった。

2ビル

我が仙台に新型コロナの蔓延防止等重点措置が発令されているのは大変気になるが、明るいうちに帰宅できるのは何よりも有難いことである。

3三越南横丁

雰囲気のいい路地に入った。私はこういう狭い路地を好んで歩くが、その理由は人々の喜怒哀楽に少しでも触れたいという願望があるからである。

4路地

一番町に出た。官庁街から人がどっと溢れてくる時間である。既に今年の仙台・青葉まつりの中止が決まったが、仙台七夕(8月)や定禅寺ジャズフェスティバル(9月)は何とか開催してもらいたいものである。

5一番町

横町コメント
本日は週の中休みの前の安堵を噛みしめながら、新たな二十四節気である穀雨を愛で、美酒に酔っています。我が宮城県のいいところは梅雨入りが遅いということです。東北の太平洋側特有の’やませ’はあっても、6月に入って5月の延長のような気でいられるのは有難いことです。

今年も例年のように、梅雨に入るまでの期間を長らく堪能したいと考えています。今宵の春宵一刻値千金の余韻に浸りながらの名曲鑑賞は、我がセカンドライフに更なる追い風をもたらすものとなることでしょう。

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7六百六十六横町
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