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 Boz Scaggs - You Can Have Me Anytime 


【コラム】
1980年4月にトヨタはクレスタの初代モデルを発表した。そのCMに登場したのがボズ・スキャッグスのトワイライト・ハイウェイ (原題:You Can Have Me Anytime)であった。CMには俳優の山崎努が登場し一世を風靡した。初代クレスタはハイオーナーカーでありながら、スポーツ性を持ち合わせた車という味付けであった。当時としては角ばったフォルムが斬新で、以降発売された車の多くは角型だった。角型を採用すると車が大きく見えるが、5年後に訪れるバブル期を見越したかのような車だった。

車のデザインの流行は一説によると角型のフォルムと丸みを帯びたフォルムを交互に繰り返すという。角型の流行は車に留まらず、革靴のトゥも角型が流行したのもこの頃だった。個性派の自分も流行にあやかり、スクエアのトゥの皮靴を履いた。そして80年代半ばにはバブルに突入する。バブル期にあっては、この好景気がずっと続くのだろうという期待があったが、その願いも虚しく経済は低迷した。

自分のサラリーマン人生で幸運だったと思うのは、たった数年だがバブル景気を経験したことである。建設業が潤えば、自ずと経済が活性する。それを肌で実感できたことは自分にとって大きな収穫だった。未熟ゆえ、煩悩に左右されることの多かったサラリーマン駆け出し時代だったが、時に仲間とともに羽目を外し、夜の街に繰り出したこともあった。

往時の自分がなぜつまらないことにこだわったのか、それを思うだけで歯がゆいものがあるが、これは今だから言えることであり、往時の自分には死角となっていたことである。過ぎ去った日々はけして帰って来ないが、往時経験したこと一つ一つがけして無駄ではなかった。ボズ・スキャッグスのトワイライト・ハイウェイはそんな過ぎ去りしほろ苦い日々を振り返るのに相応しい大人の曲である。

1ボズスギャッグス

今は一年中で一番気候のいい季節である。仙台の本日の最高気温は26度まで上がった。今年初の夏日である。私はいつものように街に繰り出した。二日町は藩政時代に市が開かれた場所である。今はビルが建ち並ぶ商業地域になった。

2二日町本通

昭和の頃に建てられた自治労会館。一階にはレストランが入っている。赤レンガを思わせるタイル貼りの外壁が、時代を感じさせる。車のフォルムに流行が見られるように、建物のデザインも流行が存在するのを切に感ずる。

3自治労

北三番丁を西に向かう。薫風が頬に心地よい余韻を残す。それだけで足取りが軽くなる。

残念ながら昔の面影は残っていないが、昭和中期のあたりまでなら何とか想像できないこともない。私はそんなことを考えながら、一つ一つの建物を食い入るように観察に及んだ。

4北三番丁西側

晩翠通に並行して走る小路を南に向かい定禅寺通近くまで来た。一階にはちゃんこ鍋(照剛)というテナントが入っている。コロナによる影響が心配だが、何とか頑張って欲しいものである。

5照剛ビル

横町コメント
街歩き&ビルウォッチングの愉しさは人々の喜怒哀楽に直に触れることです。本日は二箇月ぶりのビルウォッチングでしたが、その醍醐味を肌で感じた気が致します。戦災に遭った仙台中心部ということもあり、昭和初期以前の建物がほとんど存在しない仙台都心部ですが、それなりに街歩きの愉しさを味わえます。

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6六百横町
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