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昨日、久しぶりに若林図書館に足を運んだ。数年前に定年を迎えようとしていた私が転勤で再び仙台勤務になった際、よく訪れた場所である。若林図書館では本を借りるだけでなく、視聴覚コーナーでDVDやビデオを鑑賞した。その内容は歴史や文学にちなんだものが多かった。司馬遼太郎の『街道をゆく』のシリーズもだいぶ鑑賞したが、この作品は本でも読んだ。

今執筆している『東街道をゆく』はその影響によるものである。歴史ものを書く際、史実だけを羅列するのは最も避けたいことで、その史実に対して自分がどう思ったかを常に意識して執筆している。同時に史実を眺める際は偏った見方をするのでなく、広角的な視点で捉えられるように、複数の文献から情報を吸い上げる必要がある。十分な下調べをした後での現地探訪でも欠かせない。

その土地を訪れ、肌で感じることを大切にしているのは机上だけからは見えないことがあるからである。図書館も一つだと蔵書に限りがあるので、複数の図書館を回るようにしている。メインは青葉区図書館(仙台メディアテーク)だが、サブとして若林区図書館や泉区図書館にも足を運ぶのはこの為である。若林区図書館の周囲もすっかり緑が濃くなり、新緑の季節への移り変わりを感じさせる。

1若林図書館

図書館で本を借りた後、道路の向かい側にある若林区役所のほうに行ってみた。若林区役所や若林図書館は、かつての養種園(ようしゅえん)の敷地の一部であった。


養種園は1900年(明治33年)に伊達家の農場として開かれ、その後市の施設になった。農場なので多くの植物が栽培されていた。「養種」という名の通り、種の研究(品種改良の研究など)もされていた。右側の白い壁には「養種園跡」と彫られたブロンズ製の銘板がはめ込まれている。


2養種園

養種園は1989年(平成元年)に幕を閉じ、荒井地区の農業園芸センターにバトンタッチした後に、惜しまれつつ閉園している。区役所敷地内の現在の公園には、いくつかの大木がそのまま残され、かつての養種園の縁を僅かに残している。この大木も数少なくなった歴史の生き証人である。

3大木

横町コメント
若林区役所の周辺は私のセカンドライフの原点とも言える場所です。継続雇用を蹴ろうか?といろいろと模索していた頃に、よく訪れ自分と対話した場所でした。往時は図書館でビデオを見た後に、瞑想にふけりながら養種園の跡地をゆっくりと歩いたものです。それだけに懐かしさを感じた昨日のひと時でした。

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4六百横町
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