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 田山花袋田舎教師』の舞台を訪ねて(ハイビジョン編集作品) 


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一昨日の6月20日、NHKテレビでドキュメントを見た。内容は文豪田山花袋著『田舎教師』である。番組では埼玉県北部の行田市、羽生市を舞台にした作品を紹介している。モデルとなった人物は小林秀三(作品では林清三)である。秀三は1904年(明治37年)に弱冠21歳で世を去っている。

秀三は現羽生市の三田ヶ谷の弥勒高等小学校に1901年(明治34年)~1904年(明治34年)までの間、代用教員として教鞭を執っている。18歳で中学を卒業した清三は貧困のため進学することができずにいたが、親友である加藤郁治の父のはからいで村の小学校の代用教員として働くこととなった。ストーリーはそこから始まる。このあたりには、夏目漱石の『坊ちゃん』とよく似たシチュエーションを重ねるかたもおられるのではないだろうか?

1主人公のモデル

一昨日、私はこの作品を本で読むために仙台市図書館から『花袋全集 第二巻』を借りた。口語体と文語体の入り混じった文は読みにくいが、それをYOU TUBEのhttps://www.youtube.com/watch?v=9xjS4aDEG0Iで補っている。

2書籍

往時の学校が今でも残っているようだがノスタルジックなものを重ねる。今と違って教師と児童の距離が格段に近かった時代のことである。今となっては文化遺産とも言える校舎だが、こうしたことを後世に伝えるのも我々に課せられた課題と察している。

3小学校

田舎教師』の舞台となった埼玉県北東部の行田市と羽生市の位置(赤い〇)をご覧頂きたい。今は首都圏の一部となりベットタウンとなったが、往時はローカルな趣が漂う風光明媚な場所であった。

4地図

手前右が原作者の田山花袋(1871~1930)である。写真は1926年(大正15年)の撮影なので、亡くなる4年前のものである。がっしりとした体格と角ばった顔は士族の末裔を彷彿とさせるが、如何にも’偉丈夫’といった印象の漂う風采である。

5花袋と知人

『花袋全集 第二巻』はこのような作品で構成されている。ちなみに、花袋の代表作は『布団』とされる。

6目次

横町コメント
文学青年であった清三は次第に仲間から孤立して行きます。実際には真面目一方であった秀三が、小説の中では利根川を舟で渡って対岸の町にある遊郭に行ったとされているのは花袋の創作が入ったようです。自分としては往時の人物の日常や風俗に興味が行きました。代用教員となって僅か三年で世を去った主人公のモデル(小林秀三)ですが、内容としては興味の尽きないものを重ねました。

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7六百横町
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