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  Toto - Stop Loving You  


【コラム】
いよいよ東京オリンピックも最終日を迎えた。細かいことはいろいろとあったが、間もなく世界のスポーツの祭典(一大イベント)が無事に終わろうとしている。個々の競技の勝敗も気になったが、政治的に敵対している国同士が、スポーツマンシップの基で、全力を尽くして戦う姿がとても印象に残った。例えばオーストラリアと中国の女子ラグビー(7人制)などは、両国の確執を忘れさせるようなインパクトを感じた。小国が大国を打ち負かす。これはスポーツ界ではよくあることだが、スポーツは国境を越えることの普遍を改めて感じた今回のオリンピックであった。

この他に印象に残った試合を挙げたい。先ほど行われた男子のスーパーヘビー級ボクシングでウズベキスタンの選手がアメリカの選手を判定で破った。ウズベキスタンはシルクロードの要衝にある国で、けして大きな国ではないが、真っ向勝負でアメリカを堂々と破った。ウズベキスタンのバホディル・ジャロロフはプロフェショナルであり、プロでは5戦して全てがKO勝ちという戦歴を有する猛者である。対するアメリカのリチャード・トレスは三代に渡ってボクサーと言う生え抜きのサラブレッドである。

アメリカリチャード・トレスは84年のロサンゼルスオリンピックでの父の無念を晴らすべく、決勝のリングに上がった。ウズベキスタンのジャロロフとの体格差、力の差は歴然としていたが、それでも彼はKOされることなく、果敢に強打のジャロロフに挑んで、第3ラウンド終了のゴングを聞いた。顔面に裂傷を負い判定で敗れたものの、アメリカンスピリッツを痛いほど感じさせたナイスファイト(銀メダル獲得)であった。

次に残った競技を挙げるのならば、昨日の女子ゴルフの日本の稲見萌寧の銀メダル獲得を挙げたい。彼女は最終日にイーグルを取るなどいいゴルフをした。そして最後まで日本のファンをテレビの前に釘付けにした。男子が成し得なかったメダル獲得を果たした彼女の奮闘ぶりには心から拍手を寄せたい。

更にその次に、本日行われた男子マラソンの大迫傑選手の6位入賞を心より讃えたい。大迫選手は30歳で今回の東京五輪を最後に引退を表明しているが、試合後のインタビューで、自分が引退しても自分を越える若手選手の台頭への期待を表明した。これはなかなか出来ることではないが、猛暑の札幌を淡々と走り切った彼の力走振りとともに、後世の語り草として遺るような彼の熱い想いを感じた。

1TOTO

こうして東京オリンピックはいよいよフィナーレを迎えようとしている。恐らく自分が生きている間で開催される国内のオリンピックとしては、これが最後になるだろう。夕刻から自分は万感を込めて晩酌に及んだ。スポーツが国境を越えることの意義を改めて自分の脳裏に刻む為である。

自分はスポーツマンシップを重視する意味で、スポーツにおける勝ち負けへのこだわりや贔屓をなるべくしないことを念頭に入れているつもりだが、いざオリンピックに接するとそれを忘れることがある。今回の東京五輪もそんな大会であった。

2卓上

横町コメント
盛夏に行われた東京オリンピックもいよいよ今日で最後となりました。メダルを獲得できた選手、逃した選手と、その想いはそれぞれですが、全力で戦ったどの国の選手に対して全く等しく、自分は尊いものを重ねています。

最後にマラソンのゴールで熱中症寸前に陥りながら、千鳥足でゴールした服部勇馬選手(73位)に私は拍手を送りたい所存です。30度を超える猛暑の中、3割近い選手が棄権する中で、彼はふらふらになりながら最後の力を振り絞ってゴールに辿り着きました。ゴールの後で彼は車イスに載せられましたが、自分はその姿に言葉で言い表せないほどの感動を覚えました。出来れば彼にもメダルを上げたいとも思いました。

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3六百横町

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