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4年3箇月ぶりのシャーロック・ホームズの書庫の更新である。インターバルがあったのは別に熱意を失ったからではない。実は半世紀近く前から自分の中でシャーロック・ホームズのイメージが出来上がっているので、最新の映画には興味を感じてないからである。2009年の英米合作映画の「シャロック・ホームズ3」ハロバート・ダウニーJr演ずるホームズとジェード・ロウ演ずるワトソンはともにイケメンで現代風のシャーロック・ホームズ版と言える。

これはこれで大ヒット作であり、熱烈なファンがいるのは認める。しかしながら自分の既成概念で、原作に最も近いホームズ像を求める時、ロバート・スチーブンス演ずるホームズとコリン・ブレークリー演ずるワトソンに行き着くのである。この映画はアメリカ映画で1970年公開の「シャーロック・ホームズの冒険」である。この時代の英国はビクトリア王朝時代、英国紳士の身だしなみやファッションも大きな見所である。鳥打ち帽とマントを纏ったホームズ、カイゼル髭を生やしたワトソンはまるでストランド誌(原作が発表された雑誌)から飛び出してきたのでないかと間違えるほど様になっているのである。



新版の映画はコンピューターグラフィックの効果が入り、全てが現代風にアレンジされているので、自分の中では全くの別ものである。受け狙いか、はたまた原作に忠実がいいのかは意見の分かれるところであるが、現代版ホームズには若年層の心を掴むという大きな意図を感じざるを得ない。もちろん現代版シャーロック・ホームズではステッキを持っていない。

シャーロックの兄であるマイクロフト・ホームズと面会し、階段を下りるホームズ(ロバート・スチーブンス)とワトソン(コリン・ブレークリー)のシーンは古きよきビクトリア時代を彷彿とさせるシーンである。ステッキを携えたホームズと凝った階段の意匠にも着目。(1970年公開の「シャーロック・ホームズの冒険」より)


横町挨拶
1970年版と2009年版の間にNHKTVでも放映されたシリーズ(ホームズ役:ジェレミー・ブレット)があり、結構人気を博しましたが自分の中ではやはり1970年版がベストです。

実は拙ブログのシャーロック・ホームズシリーズではアヘン窟が登場する「唇のねじれた男」にここ数年間に渡って、定期的な訪問履歴があり、「アヘン窟」に対しての関心の高さを感じていました。往時のイギリスには公認のアヘン窟が存在したことになり、驚くべきものがございます。

一口に言えば現代とは全く時代が違うということです。従ってシャーロック・ホームズシリーズを鑑賞するには、そのような背景を十分に理解した上で臨むことが求められると考えています。

私は無類のマニア(シャーロキアン)を自覚していますが、その時代錯誤も魅力のうちです。シャーロック・ホームズシリーズはまだまだストーリーが存在しますので適宜取り上げて参りたい所存です。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。


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