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本日は朝のカフェタイムで読んでいる本(先日、仙台市図書館より借用したエッセイ集三冊の中の一冊)を紹介したい。大佛次郎エッセー神奈川新聞社発行の「ちいさい隅」の四季である。

1本

12の月ごとに四作から五作のエッセーが掲載されている。今朝はこのうちの数作に目を通してみたが、どれも作家大佛の才気を十分に感じた。もちろん神奈川新聞に掲載された作品ばかりである。

2目次

フランス文学者の河盛好藏(1902~2000)は大佛のことを「すぐれたエッセイストであるためには、まず文章に巧みなうえに、深い教養と、豊かな人生経験と、広い見聞の持ち主であることを必要とするが、大佛さんはそのいずれをも備えているうえに、洗練された趣味の持ち主でもある。大佛さんのエッセイは大佛さんの小説やフィクションなどと並立する立派な文学作品であって、大佛さんの人と文学を理解するのに必読の文字である」と述べている。


大佛次郎(1897~1973)神奈川県出身。『鞍馬天狗』シリーズなど大衆文学、歴史小説、現代小説、ノンフィクション、新作歌舞伎や童話などまでを幅広く手がけた。代表作に「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」「帰郷」「赤穂浪士」など 。画像は1941年(大佛44歳)に撮影されたものである。


3シャムネコと1941年

横町コメント
大佛次郎は横浜に生まれただけあって、大の横浜贔屓だったと言います。彼のエッセーはあまりくだけたところがなく、見方によっては堅苦しいと感じる読者もお在りなのかも知れません。印象としては彼の深い見識と誠実さ、外連味のなさを思わせる作品が多い気が致します。

さすがに神奈川新聞に連載されただけのものはありますが、有島武郎や永井荷風、谷崎潤一郎といった往時の作家との関りなども載っています。どの作品もしっくりと来るものを感じ、飛ばし読みなどはしたくなくなるほどの内容だけに、読書タイムがあっと言う間に過ぎたほどでした。明日も是非続きを読みたいと考えています。

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4六百横町

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