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  Largo Ombra mai fu "Serse" G.F.Händel 


【コラム】
久しぶりにヘンデル作曲によるオンブラ・マイ・フラルゴ)のリンクである。オペラではペルシャ王セルセクセルクセス1世)によって歌われる。詩はプラタナスの木陰への愛を歌ったものとされる。多くのオペラ曲を作曲したヘンデルだが、多くが淘汰され、一部のみが現代に残っている。理由はもちろん名曲だからである。プラタナスの木陰への愛とは少しわかり難いものがあるが、何せ紀元前のことゆえ、現代人の感覚でペルシャ王セルセの気持ちを推し量ること自体難しい気がする。

男女混成の合唱は初めてのリンクとなるが、自分などは、原曲の意図とは裏腹に、別な情感を重ねるのもありと考えている。例えば故人への追悼や世の儚さなど、自己ゾーンにどっぷりと浸って、瞑想にふけりながら聞くには最適なものを感じる曲である。「命短し」とは古来から様々な先人が述べてきた御託だが、若年のうちはどうしても他人事に聞こえてしまう。人生の黄昏近くになって始めて実感が湧いてくるわけだが、これも人間の性なのかも知れない。個人差はあっても若年でこのような悟りめいたことを自覚するのは極めて難しい。

自分は定年を果たして、ひと段落してからようやく自己を客観できるようになった。この曲を聞きながら、去って逝った多くの人々の様々な生き様を思い浮かべるとき、時代や地域は異なれど、概ね歩む人生は普遍(古来から連綿と続く歴史に鑑みて)と言えるのでないだろうか?ゆえに私は先人の歩んできた足跡、所謂歴史を蔑ろにせず重視している。歴史をやっていると、「過去のことを学んで何になるのですか?」という類のことをよく聞かれるが、その答えになるのが、「人間の普遍を学ぶことで現在や未来が見えてくる」ということである。

1ポプラの絵

本日の仙台は非常に寒かった。最高気温が2度で、真冬日に近かった。まだ冬至前にも関わらずである。昨日の土曜日も似通った気温で、冬至前にしては寒い週末だったと振り返っている。

2今日の天気

寒いからと言って家に引っ込んでいるのは自分の主義でない。図書館で調べものをして、執筆の手がかりを得てから、私は街に繰り出した。小雪がちらつく定禅寺通は情緒に溢れている。もっとも自分が抱くその情感は、或る女流歌人(河野愛子)の「定禅寺通はパリに似て素敵なところね」という言葉に依るところが多い。欅並木の街路樹はいつ来ても私を退屈させない。だから定禅寺通のカフェ(カフェ・ベローチェ仙台定禅寺通店)はよく利用するのである。

3定禅寺県民会館近くで東を望む

既に昨日の18日から仙台光のページェントが始まっている。その模様は追ってブログで紹介したい。

4定禅寺通西側

歌人河野愛子(1922~1989)が愛した定禅寺通の風情を噛みしめながら、私は枯れ木となった街路樹に別れを告げた。

5定禅寺通東側2

これは本日私が図書館(仙台メディアテーク)で得た幕末時の仙台市街地図である。大変有難いことに、今の道路に昔の通りが落とし込んであり、旧町名と新町名がはっきりとわかる資料である。新旧の町名が一致することで、古い文献の情報がはっきりと日の目を帯びてくるのは必定である、

6仙台市街地図原図 - コピー

横町コメント
本日は寒い一日でしたが、適度に歩数を稼ぎ有意義に過ごせた気がします。三日後の12月22日はいよいよ冬至ですが、今年も自然体でけじめの日を迎えられそうです。ここまで来ればあとは惰性です。

然らば勢いを殺ぐことなく、年末までの三週間強を有意義に過ごしたい所存です。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
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7六百横町
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