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  笑福亭松鶴(六代目)と藤本義一の対談  


仙台市図書館(せんだいメディアテーク)で藤本義一のエッセイ集『人生はいつも始発駅』を借りた。本日はエッセイの中で彼が述べた心に残る言葉を紹介し、人々を魅了したという彼の人柄に迫りたい。


藤本義一(1933~2012)は大阪府堺市出身の直木賞作家(脚本家・放送作家・テレビ番組司会者)であった。大阪を舞台にした作品を書き、エッセイも数多い。 日本放送作家協会関西支部長とプロ作家を育成する心斎橋大学総長も務めた。 出逢った多くの人々がその人柄に魅了されたという。笑福亭松鶴とのやり取りを聞いているとインテリジェンスに溢れた藤本義一だが、上方出身らしくユーモアセンスもたっぷりという印象である。


テレビ番組の司会と言えば11PM(イレブンPM)やピタゴラスなど、圧倒的に深夜の娯楽番組の司会が多かった。その理由は何と言っても、雰囲気が柔らかいという点である。これは先日紹介した利根川裕(トゥナイトの司会を務めた作家)とは異なる点である。和服姿の松居一代がアシスタントを務めた11PMでは結構な視聴率を獲得したのではないだろうか?


1松居一代

こちらはピタゴラスという番組の一シーン(YOU TUBEより引用)である。テーブルの上に水割りらしき飲み物が置いてある。酒を飲みながら放送するとは、今の番組では在り得ないことだが、70年代~80年代の深夜番組にはこういう趣向のものもあったのである。

2ピタゴラス

本日の午後、私はカフェ・ベローチェ仙台定禅寺通店に赴き、二時間近くに渡り藤本義一のエッセイ集(十数作)を読んだ。作品の多くには放送作家に在りがちなサービス精神あふれるユーモアセンスである。笑いを取ってなんぼというような、上方特有の精神を十分に感じた。

4人生はいつも始発駅

横町コメント

さて、本題に入りたいと思います。本日カフェで藤本義一のエッセイ集を読み、最も印象に残った作品は「老いの道、極めていこう化け物道」です。彼はこの中でユーモアたっぷりに「人間は化けるために生きている。化けようという意欲こそがエネルギーである。生き甲斐とは好奇心である。好奇心とは化ける意欲とも言える」と語っています。


このあたりは哲学者の三木清(1897~1945)が自著の『人生論ノート』で述べた「人生は希望である。人生とは自分なりのフィクションを書くことである」という旨の蘊蓄とも似ています。このような考えは自分が本分とするところなので、すんなりと入ってくる気がしました。


そろそろ人生の黄昏が迫ってきた自分ですが、セカンドライフで如何にモチベーションをキープできるか?について考えれば、「化けよう」という意欲を持つことの大切さを改めて実感します。然らば、79歳で亡くなった藤本義一が残した数々の言葉に、見倣うべきものがあると捉えています。


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5六百横町
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