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私は少年時代から冬になるとアイスホッケーをよくテレビで見ていた。氷上の格闘技と言われるだけあって、選手同士のぶつかり合いやスピード感にあふれた競技というところに、特別なウインタースポーツという印象を強く感じた。本日は北京オリンピックの最終日である。目当てはアイスホッケーの男子である。

午後からはテレビの前に釘付けとなった。決勝の前座である3位決定戦はスロバキアとスウェーデンの間で行われ、スロバキアが勝って初のメダル獲得となった。守りが固いスウェーデンを相手に力負けすることなく堂々たる勝利であった。

そしていよいよ決勝戦である。フィンランドが勝てば初優勝で、何とオリンピック参加史上70年目の快挙となる。フィンランドは人口550万の小国ながら、アイスホッケーでは強国として知られる。但し、いつもダークホースの域を出ず、準優勝(銀メダル)や3位(銅メダル)はあれど、優勝には届かなかった。

一方のROC(ロシア・オリンピック委員会)は組織的なドーピング問題でロシアは2022年の12月まで主要国際大会から除外されており、同国の違反歴や疑惑がない選手のみ、個人資格で五輪出場が認められている。2021年の東京五輪に続き、北京冬季五輪でも同じ扱いになる。選手のウエアにはロシア国旗が使えないという。今回の北京五輪のフィンランドは強豪国のスイスとスロバキアを撃破しての決勝進出である。

2トーナメント表

フィンランドはこれまでのオリンピックで、いいところまで行っても大概はロシアに負けるので、今大会もきっとROCには勝てないのではないのでは?という先入観があった。ところが試合を見て驚いた。フィンランドの第1ピリオドのパック支配率は60%を超えているのである。これはフィンランドが試合の主導権を握っているという意味である。

フィンランドは激しく攻め入るものの、ROCのゴールキーパーの好守備に阻まれ、第1ピリオドは1対0でROCにリードを許した。激しくぶつかり合う両軍の選手、取っ組み合いの喧嘩に発展したシーンも見られた。決勝戦ともなれば意地と意地のぶつかり合いである。

3奪い合い

第2ピリオド、開始から3分過ぎフィンランドはついに追いつく。鉄壁の守備と思われたROCのゴールキーパーだが、フィンランドの選手がわざとブラインドとなってシュートするところに立ちはだかる作戦が功を奏し、ロングシュートが決まったのである。

そして第3ピリオドはROCが奮起してパック支配率はフィンランドが54%、ROCが46%と拮抗した。大接戦の中で、フィンランドは早々に勝ち越し点を入れ遂に逆転した。この後は一進一退が続いた。フィンランドのゴールキーパーのファインセーブもあって残り時間が徐々に詰まっていった。

4フィンランドゴール

終了50秒前、ROCはキーパーをベンチに上げ、捨て身の6人攻撃に転ずるが、あと一歩及ばなかった。そしてついに試合終了となった。見事なフィンランドの初優勝である。歓極まったフィンランドの選手が一斉にゴールキーパーのもとに駆け寄った。チームメイトの祝福にもみくちゃにされるゴールキーパー。70年ぶりの祈願がついにかなった瞬間である。

5もみくちゃ

横町コメント
北京五輪の男子アイスホッケーは昨日から3試合だけ見ましたが、昔と比べて点数が入り難くなったなという印象を受けました。それだけゴールキーパーの技量が上ったということなのかも知れません。強豪国と言われる国のゴールキーパーのセーブ率(シュートを防ぐ率)は概ね95%以上で、これはシュートのほとんどが防がれてしまうことを意味します。それだけにブラインドを作りシュートする瞬間を相手のゴールキーパーに見せないという戦略に頷くものを感じます。

本日は長年の宿敵をくだし、念願叶ったフィンランドチームの栄誉を心から讃えたい所存です。冒頭で紹介した通り、フィンランドはけして大きな国ではありませんが、そのファイティングスピリッツだけは大国に一歩も引かないものがあります。その精神を見倣い、公私におけるモチベーションに繋げて行きたいと考えています。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
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6六百横町
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