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 Cheap Trick - The Flame - live Daytona 1988 
リンク曲について
今年もついに節分を迎えた。暦の上では季節の変わり目だが、マラソンで言えば折り返し地点と言ったところだろうか?今日は節分をマラソンの折り返し地点に例えつつ、思ったことを述べてみたい。文章を考えながら聴く曲はもちろん洋楽、それも80年代のロックである。どうも私は80年代のロックが最も自分の耳に馴染むようだ。老いたとは言え、遠い記憶の中に青春時代のときめきの一こまが残っている所以なのかも知れない。私はチープト・リックの残した名曲に酔い、過ぎ去りし数十年前の青春時代に今宵もトリップを試みることだろう。
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節分の日に思うこと
私のペンを進めてくれる原動力はもちろん読者様とブロ友様である。自分のブログの原型とも言える「交換型」は、この先いささかも変わらないことだろう。交換型を平たく言えば昔の文通である。今はメールやライン、フェースブックなど、便利なSNSがあるが、どうも返事をせかされているようでいけない。それに比べて昔の文通(親しい知人に送る絵葉書、恋文etcを含む)は、適度なインターバルがあった。返事を送る際、数日考えてから返事を出しても、相手に対して少しも失礼に当たらなかった。それが昨今のSNSは即答を求められるものがほとんどである。そんな中でブログは、使い方によっては昔の文通に近いものとなる。私はブログのそんなところに限りない魅力を感じるのである。

さて冒頭で述べたマラソンのことだが、マラソンと言って私が真っ先に思い浮かぶ選手は君原健二選手(1941~、東京オリンピック8位、メキシコオリンピック銀メダル、ミュンヘンオリンピック5位、国際大会優勝12回)である。彼の走りの特徴は後半になって苦しくなると首を左右に振ることである。そんな彼の言葉で私が最も印象に残るのは「私は走っていて苦しくなった時、あの電柱まで走って棄権しようと思うことにしています。そしてその電柱に達したら、次の電柱に達するまで頑張ろうと思うことにしています。そのようなことを何度も繰り返すうちに完走に至るのです。」というものである。

実は私はこの言葉を自分の胸に刻んで一昨年の12月、無事に定年退職を迎えることが出来た。サラリーマンを辞めるのは簡単である。辞表という名の紙切れ一枚を出せばいいからである。しかしながら私は独り身ではない。家族を抱えていた。然ら、ばどうしても辞めることはできなかった。そんな私に君原氏のこの言葉がどんなに慰めとなったのか、今思えば計り知れないものがある。

所詮、強がりを吐いても人間など弱いものである。もちろん私も弱い。だから何かにすがりたい。そんなときにすがりついたのが先人の残した哲学である。但し、ただ単に忍ぶだけではない。辞めない為には時として積極的に打って出なければならない時もある。そんな際に私の心に喝を入れてくれたのが、兵法で言われる「出るべきところは出る。引くべきところは引く」という言葉であった。継続は力なりという言葉があるが、サラリーマンにとっての自己防衛の極意がこの言葉に濃縮されているような気がする。「生き残りの極意」を模索するならば、出世した人間よりも辞めていった人間にそのヒントが隠されていると私は感じるのである。

多くのサラリーマンは窮地に追い込まれると逃げに入る。逃げに入ることで一番対話しなければならないキーマン(直属の上司、その上の上司etc)と話ができなくなる。逃げ腰になりかけた私にブレーキを掛けてくれたのは、実は辞めていった先人の生き様であった。もちろん、私は辞めていった人間イコール敗者と言っているのではない。

辞めていったかたの中には、別な職場で生き生きとして働いている人も多くいる。私がここで言いたいのは、「逃げることが楽になると思ってはいけない」ということである。故に、どうしても逃げたいと思った時は、君原氏の言葉をもう一度自分に言い聞かせるようにしているのである。そんな私は今冬も寒さに音を上げ、節分を向かえるまで逃げ腰になったこともあった。そんな時は12月末まで勤めたら会社を辞めてもいい…或いは1月末で会社を辞めよう…と自分に言い聞かせることにしている。それでも辞めないのは君原氏のお陰である。

ブロ友様であるboubou様からは、数年前に「ミックさん、そんなに肩を張らずに、もっと風になびく柳のような生き方を考えたらどうですか?」というアドバイスを頂いた。その貴重な進言に対しての意思表示が君原選手になり切ることである。本日私はそんなことを考えながらキーボードを叩いている。最後に一言述べたいのはいつも記事を読んで頂ける読者様、ブロ友様への恩を忘れて、己のブログは成り立たないということである。さあ、明日はいよいよ立春、暦の上では春である。さすれば、今冬ももうひと頑張りと心得るのである。
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筆者挨拶
会社勤めはけして楽なものではございません。時として頭に血が上ることもある。そんな時こそ、私は君原選手の言葉を思い出し、「俺はいつ辞めてもいい。もっと楽に行こう!」と言い聞かせるのです。仔細は語りませんが本日はそんな気持ちで節分の美酒に酔っています。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
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