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前書き

震災から11年が過ぎた。これまで私は毎年3月11日になると、大震災のことを思い出して記事を書いてきた。訴訟に目を移せば、つい一週間前に、或る集団訴訟(全国で約30件起こされた)で、最高裁は約3600人に対して総額約13億9千万円の支払いを命じたばかりである。あの日から既に11年の歳月が経過しているわけだが、失われた尊い人命はけして戻らない。私の祖父方の石巻近辺の親戚は18人が亡くなったと聞いた。(ルーツ調べをして親戚から聞いた話で判明)それだけでも心が重いが、岩手県沿岸部のバイク仲間も1人亡くなっている。それだけにあの日のことはけして忘れられないのである。


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本日の午後、買い物をしに或る地元銀行の前を通ったところ、半旗が掲げられているのに気づいた。家に帰ってからテレビで犠牲者への追悼番組(現地からの実況放送)を見た。14時46分から各地で黙祷が捧げられた。


宮城県の東松島町でも黙禱が行われたが、設営されたテント(雨天時への備えか?)の前には小さな鯉のぼりが多数添えられていた。主旨は震災で亡くなった幼い子供たちに、追悼の願いが届いて欲しいとのことであった。この後、太鼓が鳴り響いたが、故人への供養という意味の他、震災には屈しないという決意の現れのようにも感じられた。


復興は順調に進んでいるのだろうか?アンケートをすれば毎年「進んでいる」と答える人の割合が増えてきているようだ。一方、福島第一原発では燃料デブリの取り出しなど、依然として廃炉への道のりがはっきりと見えてこない。そんな事情もあり、11年を経て、私としてはまだ復興は半ばという気がしてならない。


番組には15歳の語り部が登場していた。年配の語り部のかたによると、15歳の青年の語り部は若い人に訴える感性が全く違うと言う。同年代ということで聞く耳も違ってくるということなのだろう。語り部を志した青年の尊い志には、頭が下がる想いである。今日はあの日のことを思い浮かべ、自分に出来ることをもう一度考え直したい。


1半旗

横町コメント
災害は忘れたころにやってくる」、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」これが人間の普遍ですが、油断することなく、11年前の体験を糧にして来るべく有事に備えたい所存です。
有事とは必ずしも自然災害のみではありません。ウクライナ情勢が不穏な動きを見せているので予断を許さないところです。

本日ロシアの軍艦10隻が津軽海峡を通過したとのニュースを聞き、日本近辺におけるロシア軍の活動が活発化してきている懸念を抱きます。いずれにせよ、今の自分にできることは有事に備えることであるのを強く自覚します。(非常食、非常電源などを日頃から備えておられる栃木県在住のブロ友様・Iさんには頭が下がる思いです)

本来ならば今日は11年前のことを思い浮かべなければならない日ですが、このような懸念を抱かざるを得ない。そこに何か煮え切らないものを感じています。

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2六百横町
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コメント

こんばんは

あれから11年なんですね。

11年前の今頃
廃品回収にだしそびれた1台の古ストーブで
暖をとっていました。
蝋燭の明かりと手回しラジオで情報を聞いていました。何年たっても忘れられませんね。

横町さんとはその年の5月にブログでお会いしたのでしょうか?

震災以外にも世の中不安要素が次々に起きていますね。人が作り出している災害ですからほんとに腹が立ってきます。

URL | つや姫日記 ID:-

こんばんは

記事に掲載頂き、有難うございます。
14時46分には黙祷をさせて頂きました。
以前の部門に石巻出身の方がいて、被害が
大きかったことを知りました。
ウクライナ情勢、最悪の事態にならないこと
を祈るばかりです。

URL | ichan ID:-

東日本大震災は、私自身人生の転機の時、東京に1ヶ月間の研修を受けに行っていた時期と重なっており、その余震を東京で自ら感じたので強く記憶に残っているのですよ…。復興は進んでいるようで、進んでない一面もあり難しいところですね…。。。

URL | boubou ID:-

こんばんは~♬

何年経っても凄まじい災害だったこと、
毎年思い知らされています。
春とは言っても、まだまだ寒い時期、
冷たかっただろう、寒かっただろうとも思いました。
自然災害では、怒りをぶつける場所もなく、
せめて人災だけは無くして欲しいです。

URL | 布遊 ID:-

毎年、3月11日は沈痛な思いで迎えております。
お亡くなりになった人の鎮魂は当然ですが、残されたご遺族のかたの胸の内をおもんぱかると、言葉が出てこなくなります。
悲劇はこれで最後であってほしいと、無理を承知で願っております。

つや姫さん、ありがとうございます。

おはようございます。昨日アップされた「今日はいのちの日 東日本大震災から11年」の記事、拝見させて頂きました。震災の日につや姫様の体験されたこと(石油ストーブや蝋燭)は今でも記憶に残っています。やはり災害への備えは必要ですね。

今回災害を有事と置き換えたのは、ウクライナ情勢があるからです。これだけは先行きが読めません。それだけに社会不安を抱くかたも多い気が致します。

ご質問についてお答えします。https://gbvx257.blog.fc2.com/blog-entry-1426.htmlをご覧ください。私がSSライナーで初夏の庄内酒田を訪れたのは2013年6月初めのことでした。つや姫様とのお付き合いは、この記事以降のことなので、丸9年となります。従って震災から2年後ということになります。長年に渡っての御厚誼には痛み入っております。

おはからいにより、本日もお引き立てを頂戴しました。ご配慮に感謝申し上げます。コメントを頂きありがとうございます。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。とんでもございません。こちらこそご教示を頂いております。改めまして、宜しくお願い致します。記事を書いている途中でウクライナ情勢のことが脳裏に浮かび、災害という文字を有事に替えねばならないと自覚した次第です。

先行きが読めないだけに不安が過ります。その中で何ができるかを考えれば、非常食や水、非常電源などへの備えです。それだけに貴兄の記事には、いつも背筋を正されるものを感じております。本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

boubouさん、ありがとうございます。

誤字脱字が多くて申し訳ございません。今しがた見直しをかけ、幾分読むに堪え得るものとしました。ご迷惑をかけ大変失礼しました。

震災時の貴兄の境遇は記憶しております。その後、一年数箇月を経た2012年の年末、拙記事の志賀直哉の小説『自転車』が、貴兄との間を取り持つ縁となりました。早いものであれから丸10年になります。その間の御鞭撻、御愛顧には深く感謝申し上げます。

アンケートを取れば復興はそれなりに進んでいるように見えますが、福島原発周辺を見る限りではまだまだと察しております。昨夜は新たなロシアによる脅威を重ね、ウクライナ情勢を危惧して記事を書いた次第です。今回も有意義なご意見を聞かせて頂きました。ありがとうございます。

布遊さん、ありがとうございます。

おはようございます。11年前の震災の津波、今でも動画を見ると心が痛みます。その自然災害に、最近人為的な有事の危惧が加わると改めて平和の尊さが身に染みる思いが致します。

ウクライナに対して世界各国から手が差し伸べられようとしていますが、窮地に立たされた人々に添う気持ちは国境を越えるという普遍を改めて実感しております。世界の勢力図が大きく塗り替えられようとしている昨今ですが、震災11年を向かえて、自然災害以外の危惧を強く感じた次第です。従って昨夜の祈りは追悼と和平へ向けられたものとなりました。

ご配慮により、本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

声なき声さん、ありがとうございます。

最近は自然災害のみでなく人為的有事も視野に入れねばなりません;昨日は記事を書いているうちに暗い気持ちになってきた次第です。この憂いがいつまで続くのかわかりませんが、日ごろの備えが如何に重要なのかを実感しております。新たな局面に際して、国の在り方も問われる時期と認識しております。

お陰様で、今回も有意義なご意見を聞かせて頂きました。コメントを頂きありがとうございます。

東日本大震災から11年各地で祈りが捧げられました。この日の海原は穏やかだったようです。
テレビニュースで幾度となく放映されてきましたがいつの時も苦しい気持ちになります。
地獄絵の様で今でも胸が痛みますね。
児童が70人以上亡くなった大川小学校、ランドセルやズック持ち物が波打ち際で見つかって泣き叫ぶ両親の姿忘れることが出来ません。
鎮魂の祈り午後2時46分黙禱しました。
「安らかに」の願いを込めて鯉のぼりや太鼓の響き届いてほしいです。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

毎年、この日になると自分の震災に関すること(福島第一原発での体験)を中心に書いて参りました。一昨日は震災から11年目を向かえ、そろそろこのおパターンから脱却しなければと思い、別な視点で記事を書いた次第です。

震災の追悼が趣旨の記事を書くのは難しいです。被災者に対して如何にお気持ちに添えるかが鍵なので、慎重の上に慎重を重ねて語句を厳選した上で記事を書きました。有事という言葉は使いたくなかった(できれば自然災害としたかった)のですが、世相を見ればこの限りではないと自分に言い聞かせた次第です。大川小学校の出来事は涙をなくして語れません。

おはからいにより、本日も御意見を賜りました。ご配慮に感謝申し上げます。コメントを頂きありがとうございます。

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