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  The Big Country - Opening Titles HQ  


リンク曲について

1958年上映の西部劇「大いなる西部」である。荒野の七人も悪くないがスケールの大きさにおいて、少しも引けを取らないものを感じる不朽の映画音楽である。


皆さんはアメリカのカウボーイに対してどんなイメージをお持ちだろうか?広大なアメリカの荒野を舞台に展開される男たちの果てなき野望、その交錯はゴールドラッシュのシチュエーションにも重なる。往時のアメリカはマネーイズパワーの構図があらゆる場所に溢れていた。西部劇においては日本ではタブー視される賞金稼ぎもあり得るのである。


様々なシーンに登場する銃撃戦を我が国の時代劇に例えれば殺陣シーン(チャンバラ)と言える。まさにやる(殺る)かやられるかの世界だが、そこに登場するガンマンは文句なくカッコいい。敢えて近い物を挙げるのであれば、日本の時代劇の「木枯し紋次郎」など、無頼の渡世人が登場する任侠ものとも重なるものを感じる。


日本の時代劇と異なるのは過酷な気象環境が挙げられる。西部の荒野の多くは砂漠地帯である。19世紀のアメリカには西部劇に登場するようなカウボーイが多数存在した。但し彼らが存在した期間は僅か30年程度であった。にもかかわらず、カウボーイは西部劇映画のヒーローであり、多くの男たちの憧れであった。カウボーイ過酷な環境下で、常に危険と隣り合わせであり、強靭な肉体が不可欠の仕事(男の中の男の仕事)であったからである。本日は先日図書館から借りたカウボーイの図鑑を基に、19世紀のアメリカのカウボーイの実像に迫ってみたい。


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左側が本物のカウボーイのレプリカ版である。革製のオーバーズボンに着目。西部には多肉植物が多く、馬に乗っていてもサボテンの棘でズボンがズタズタに引き裂かれる。また時には暴れ馬に足を噛まれることもあるという。そんな時に大いに物を言うのが、この革製のオーバーズボンである。股のところには切れ目が入っていて、脱がなくても用を足せるようになっているが、合理的なものを感じるヘビーデューティーなズボンである。


1スタンディング

西部には野生の熊や狼がいる。放牧された牛を守るためにも銃は不可欠なアイテムである。但しこの銃が人に向けられるのはけして多くなかったはずである。西部劇は飽くまでも想像の世界に過ぎないからである。カウボーイにとっての銃は飽くまでも護身用と考えたほうが実情に近いようだ。

2座ったカウボーイ

彼らにとって投げ縄の腕(はぐれた牛を群れに戻すための手段)と、暴れ馬を乗りこなすテクニックが求められたのは想像に難くないところである。

立て膝

ウエスタンブーツはソールが高く、ソールの角度がきついのが特徴である。その理由は鐙を踏み外さないようにすることと、牛を捕獲する際の投げ縄などで、地面に対して踏ん張りが利くようにするためのものであったという。けして恰好優先ではない。機能から生まれたデザインがウエスタンブーツである。後部につけられた歯車は馬に喝を入れるためのアイテムであった。

3ブーツ

横町コメント
ウエスタンスタイルに凝っている最近の自分ですが、本日はアメリカのカウボーイの実像を探ってみました。本物のカウボーイは結構泥臭いものであり、西部劇に登場するようなスマートなものではなかったと察しております。これには我が国の藩政時代に宿場で荷役の労務に当たった足軽と共通するものを感じます。それは往時の荷役が普通の町人ではとても耐えきれないほどの重労働であったということです。藩は強靭な肉体を持った足軽を荷役に当てたと言われます。

カウボーイは一般にアウトロー(荒くれ男、ならず者も多い)というイメージがありますが、このような重労働はアウトローでないと務まらないのかも知れません。私が生を受けた石巻の横町の隣町である旭町は、そんな足軽が複数住んだ町(仙台藩の命令で近郊の蛇田村という近郊の地区から移り住み、当初は蛇田町と称した)であったとされます。それだけに、アメリカのカウボーイには何か親近感のようなものを重ねています。

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4六百横町
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コメント

こんばんは

カウボーイは仰るように映画の1シーンのような
スマートさは無かったと思います。
過酷な環境に耐えられる装備、米国における
合理性の元祖のようにも感じました。

URL | ichan ID:-

こんばんは~♬

西部劇、子供の頃はTVでよく見ていました。
懐かしいです~
ブーツは今履いてもおしゃれですね。

URL | 布遊 ID:-

幼い頃は、西部劇のマネをしてよく遊んだことを思い出します。
ジャンケンで勝ったほうがカウボーイの役で、負けたらインディアンをやるルールになっていました。
今から考えると、テレビでの西部劇放映そのものが、米国の洗脳工作の一環であったかもしれないと思っています。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。カウボーイの実像は、けして奇麗ごとではなく泥臭いものがあったと捉えています。服装を見て尋常でない激務を重ねました。強靭な精神力と肉体がなければ務まらなかっただけに、淘汰が激しかったのでないでしょうか?

先日のウエスタンスタイル披露に続く記事ということもあり、カテゴリー(カウボーイへの憧れ)を拙ブログに増設した次第です。おはからいにより、本日も有意義な御意見を賜りました。コメントを頂きありがとうございます。

布遊さん、ありがとうございます。

おはようございます。アメリカドラマの「警部マクロード」で最初にウエスタンブーツを見た際、お洒落なブーツとは思いましたが、なぜカウボーイがこんな靴を履かねばならなかったのかが、全く理解できませんでした。図鑑の説明を聞きなるほどと思った次第です。但しソールが高くて細いので歩くには適していないようです。

往時のカウボーイは基本的に馬に乗っての移動が当たり前ゆえ、このようなフォルムに進化していったものと解釈しています。お陰様で、今回もご配慮を頂戴しました。おはからいに感謝しております。コメントを頂きありがとうございます。

声なき声さん、ありがとうございます。

なるほど、そうかも知れません。歴史は勝者によって作られるという普遍が、ここにも見られる気が致します。汗臭く泥臭い職業ながら、他人からリスペクトされるというところにラグビーという競技(軟弱な者には縁がない)を重ねます。

おはからいにより、本日も有意義な話題を提起して頂きました。コメントを頂きありがとうございます。

少年時代は、テレビでも西部劇ものをやっていましたね…。「ララミー牧場」など…。馬に乗って西部を移動する際、夜は焚火をして野営…、などのシーンが記憶に残っています…。アウトドア生活が生業みたいなものでしたね…。カウボーイの詳しい生活実態のレポ、ありがとうございした…。

URL | boubou ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

動画をご覧頂きましたでしょうか?最後のほうに往時の西部の小集落の様子が登場します。実は図鑑にもこういう佇まいの想像図があり、掲載を迷ったのですが、動画と重なると言うこともあり、静止画の掲載を留まりました。

アウトローを自覚していた数年前の自分ですが、時にクリント・イーストウッドの登場する「荒野の用心棒」のYOU TUBEスレッドを何度も見ながら、自分の立ち位置を常に模索していました。

ヤフーブログ時代の拙記事にたびたびその手のYOU TUBEリンクが登場するのはそういう理由からでした。どう考えても柳のようには靡けない事情があったと察して頂ければ幸いです。

自分の潜在意識の中で無頼のガンマンや渡世人、侍への感化がございました。心の拠り所とする儒教思想とは矛盾するようですが、現役時代の最後は両者の線引きについてあれこれと考える日が多かったと振り返っています。

逆境に屈しない姿勢を多くのもの(フィクション、ノンフィクションを問わず)から、エッセンス・ノウハウを吸い上げた。これが偽らざる自分の人生の軌跡です。ご配慮により、本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

こんばんは~☆

映画「大いなる西部」今から60年も前に公開されていたのですね。今見ても違和感は全然ありません
何年か前にBSプレミアムで放映されていました。広大な野外シーン西部劇ならではです。俳優たちもなり切っています。

ウエスタンブーツ頑丈に出来て作業にも便利しかもおしゃれです。
音楽も雄大な西部の風景が浮かんできます。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

おはようございます。ブロガーにとって
①記事を熟読して頂く
②リンクした音楽をご拝聴頂く
ことほどの至福はありません。改めまして、ご配慮に感謝申し上げます。

前回リンクした「荒野の七人」とやや似ていますが、「大いなる西部」のほうが2年ほど先に作られた映画で、「荒野の七人」に大きな影響を及ぼした作品と捉えています。登場する俳優さんがいきいきとしていて、今でも健在のように感じる。これが映画の素晴らしいところとであると考えています。馬のいななきや駆け巡る音など、効果音も雰囲気を十分に盛り上げてくれます。

カウボーイのアウトロー精神(アウトローと言うと悪いイメージもありますが、フロンティア精神も感じます)にあやかりたいと考え、数年前のブログ(ヤフー時代)で結構取り上げた記憶がございます。時に侍や無頼の渡世人にも成り切り、自己暗示をかけてでも、権力に立ち向かおうとした自分を振り返るようで懐かしい気が致します。(笑)

図鑑で実際のアメリカのカウボーイの実像を知り、外見の格好良さとは裏腹な泥臭い、汗臭いものを感じました。強靭な精神力と肉体がなければとても務まらない仕事であり、我が国で言えば藩政時代に宿場に配置された足軽を思い浮かべます。

ウエスタンブーツはカッコいいですが、歩くには不向きなようで、逆に言えば常に馬に乗って仕事をするカウボーイにとって、歩くというシチュエーションは想定されなかったものと考えています。この独特のデザインが機能から来ているというところに、更に惹かれるものを感じました。

革製のオーバーズボンは非常にヘビーデューティーですが、砂漠ではこれを履かなければならないほど過酷な環境であったと察しております。バイクでもこれと似た格好(頑丈なエンジニアブーツと革製のズボン)をしますが、自分の中では結構重ねっています。

おはからいにより、本日も格別なる追い風を頂戴しました。ボタンとリボン様、今回もいいウイークエンドをお送りください。ありがとうございます。

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