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ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」1幕前奏曲 ショルティ ウィーンフィル


【コラム】
ワーグナー作曲の荘厳なクラシック:マイスタージンガーを聴きながら、休みの前の余韻を愉しんでいる。現役時代のような焦燥感は微塵もない。ここ数年の間にカタルシスが進んだこともあるが、考える対象が具象から具象以前に移行してきたこともある。人生は結果のみが全てではない、出来得る限りの最大限の努力をする時こそが尊い。こうした思考はかの湯川秀樹博士(日本人初のノーベル物理学を受賞)を始め、多くの先賢から受け継いだものである。生涯学習を座右の銘とする自分は、改めてこの言葉の持つ意味を噛みしめ、己の糧としたい所存である。

自分は人生のハーフターンで躓いたが、今思えばこれは天の与えた試練と受け止めている。試練を乗り越えた今となっては、このような思考錯誤があってこそ、今の自分があると捉えている。幼少期の自分ははっきり言って温室育ちであり、甘ちゃんだった。普遍的な視点で捉えれば、そのツケは必ずいつしか回って来る。自分の場合は、それがたまたま壮年期に来ただけと捉えている。これはけして珍しいことではないし、今更そのことを悔いても何も始まらない。然らばネガティブな過去は水に流して、つまらぬ反芻などを止め、新たな未来をしっかりと見据えたい。

そんな取り留めもないことを浮かべつつ、酒に酔っている。もちろん、今宵は”春宵一刻値千金”の恩恵に授かるつもりでいる。ワーグナーマイスタージンガーは、そんなシチュエーションにぴったりとはまるものを感じる。長い秋の夜も悪くないが、自分の中ではそれをはるかに凌ぐのが、春の宵の素晴らしさである。ブログの流儀は自分で決めているが、これには枠がない。元々枠などは自分の思い込みで創り上げるものであり、考え方一つでどうにでもなると考えているからである。自分にとっては、固定概念に捉われることなく自分らしい記事を書くことが何よりも大切と考えているのである。

1ワーグナー

さて、本題に入りたい。これは帰宅時の仙台都心部青葉区一番町の様子である。日が長くなり明るい中での帰宅は何より幸いなことであり、モチベーションが高揚するのを感じる。

2番丁

定禅寺通りに差し掛かった。画像からはわかり難いが、欅の街路樹には既に若葉が繁ってきている。これを横目に見ながらの帰宅は何物にも替え難い至福を感じる。八十八夜は立春(今年は2月4日)から数えて88日目を指す。今年の八十八夜は5月2日(月)であり、後13日に迫った。

3定禅寺若葉

今年も市役所の生垣の辛夷の木に花が咲いた。桜の後には、ちゃんと次の春の花が控えている。それを順繰りに愉しむのは願ってもないことである。全国のブロ友様からの花便りには、どんなに癒されるのか?計り知れないものを感じる。これをブロガー冥利と言わずして何と言おうか…

4辛夷の花

横町コメント
八十八夜と言って思い浮かぶのは、「今年も夏が近づいたな」ということです。今日の仙台は日中の気温は15度ほどになりましたが、夕方になって肌寒くなり、10度を切ったこともあり、帰宅してからの晩酌は久しぶりに芋焼酎の燗としました。量さえ押さえれば良質な睡眠を約束してくれることでしょう。

八十八夜が近づき、いよいよ一年中で最も好きな季節が巡ってきたのを実感しています。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。クリックして頂ければモチベーションが高揚します。
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6六百横町
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コメント

こんばんは

日が伸びてきました。
帰宅時の光景も様変わりしたようですね。
こちらも葉桜ですが、別の木々が彩りを
添えてくれています。

URL | ichan ID:-

貴兄のブログには、よく季節を示す言葉が登場しますね…。今回は「八十八夜」でした…。この日まで、もう2週間足らずなのですね…。八十八夜といえば、茶摘み…。青々とした茶畑を訪問したいと思いましたよ…。

URL | boubou ID:-

日が長くなり、夕刻の光景が味わい深いものになってきました。
春宵一刻値千金の言葉を全身で体感できる季節を、存分に満喫していきたいものです。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。今年の桜の見ごろはあっという間に過ぎてしまい、やや心残りですが、次は定禅寺通りの若葉が待っていると自分に言い聞かせています。女流歌人・河野愛子が定禅寺通沿いのホテルに宿泊して述べた言葉「パリに似ていいところね」の意味を噛みしめるとともに、若葉の欅並木を公私への追い風にしたい所存です。

ご配慮により、本日もお志を頂戴しました。おはからいに感謝しております。コメントを頂きありがとうございます。

boubouさん、ありがとうございます。

八十八夜を人間の年齢に例えれば、青春時代の入口あたりになると考えています。先日貴兄にお話した坂口安吾の青春小説『風と光と二十の私』早急に読んでみます。(笑)それだけにわくわくするものを感じます。年ごとに自分が生かされていることに対して感謝の念を抱きますが、この時期は殊のほか、その思い入れが強くなります。

それはさておき、あと一箇月ほどで仙台・青葉まつり、今年こそ雀踊りを数年ぶりに見て、瞼に焼き付けたいと考えています。雑念が非常に多い昨今、一時だけでもそれを忘れたい。その機を与えてくれるのが今どきの季節であり、先人の遺した名言名句の数々と受け止めています。おはからいにより、本日も格別なる追い風を頂戴しました。ご配慮に感謝申し上げます。ありがとうございます。

声なき声さん、ありがとうございます。

昨晩はこの季節にしか書けないことをと自分に言い聞かせ、キーボードを叩いておりました。カタルシスが進んでいると申し上げたのは過去の反芻が少なくなったことです。かと言って執筆意欲は失っていません。別な方に視点を転じた所以です。

春宵を存分に味わうか否かは自分の心掛け一つ。それを肝に命じたい所存です。朝夕の通勤時間が自分にもたらす精神的高揚は計り知れないものがございますが、某女流歌人の「定禅寺通はパリに似ている」の発したインパクトは極めて大きい気が致します。

お陰様で、今回もお励ましを頂戴しました。ご配慮に感謝申し上げます。コメントを頂きありがとうございます。

こんにちは~
ウィーンフィルのワグナーを聞きながら憩いの一時
今年もやってきた八十八夜。
樹木は冬枯れから目を覚ましてみずみずしい緑色に~

特に仙台は杜の都まばゆい芽吹きだと思います。
欅の街路樹は素晴らしい仙台の風景ですね。

ボタンとリボンさん、ありがとうございます。

おはようございます。ワーグナーの中でもこのマイスタージンガーはTOP5に入るくらいお気に入りの曲です。感想を頂き感謝申し上げます。今年も無事に春を迎えることができた。その感動をコラムに綴ってみました。セカンドライフに入って心の浄化が進み、視点が新たなところに変わりつつあるのを自覚しております。これを創作活動に向け、新たな境地を開いて行きたいと考えております。

八十八夜が近づくころには、毎年モチベーションが向上しますが、この心のときめきとを春宵に味わわずしてどうしようと考えました。自らの心情に際し、伊達政宗公の言葉を借りれば、『四十年前少壮の時功名 聊 復 自 私に期す 老来識らず干戈の事 只把る春風桃李の卮』にございます。

多くの思想では「相対的な視点より絶対的な視点」と言われますが、自己の足跡を他者と比較せずに自分なりの尺度を持って振り返るのが肝要と心得ます。定禅寺通りの欅並木は仙台の三大ストリート(駅から近い順に青葉通、広瀬通、定禅寺通、これに晩翠通りを加えれば四大となりますが…)の中でも秀でたものを感じます。その背景にあるのが女流歌人・河野愛子氏のお言葉「パリに似て素敵なところね」です。

この通りを横目に見て朝な夕な通える。通るたびに、これに勝る至福があろうか?と自分に問いかけています。ご配慮により、本日もお引き立てを頂戴しました。ボタンとリボン様、今日もご自愛され、いい一日をお過ごしください。ありがとうございます。

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