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 April in Paris - Count Basie and his Orchestra (1965) 


【コラム】「ゴールデンウイークを迎えて」

いよいよ本日からゴールデンウイークに入った。天気予報では前半はあまり天候がよくないらしい。後半との境となる5月2日は八十八夜(立春から数えて88日目)で、この頃になるといよいよ夏も近づいた感がある。幸いにも八十八夜あたりからは晴れマークが並んでいるようなので、後半には期待したい。


それはさておき、4月も間もなく終わろうとしている。本日は4月を名残惜しんで、エイプリル・イン・パリス『パリの4月』をリンクしたい。この曲にはヴァース(詩やフレーズといった意味合い)があるが、そのワンフレーズを紹介したい。

「春の気配が漂っている。しかし、ここはパリ、春は違う装いを纏っている。あなたは、彼女が踊る様な足取りで、通りを下って行くのが見えるだろう。ワインの強い香りが漂っている。私は、春が与えてくれる、これ以上無い喜びを味わいながらワインを飲むんだ。こんなに胸を躍らせながら生きるなんて、夢にも思わなかった。」


4月のパリを心から愛で、ワインを口に含みつつ恋の予感を抱くという情感に溢れたヴァースである。春が恋の予感を抱かせる。似たようなシチュエーションで思い浮かぶのは1976年の資生堂のCMである。りりィ作詞作曲のオレンジ村から春へ』という歌の「オレンジは好きかい」という歌詞が、何となく恋の予感を感じさせるキーワードなのでは?と考えたりしている。


この年になると恋愛もへったくれもないのだが、毎年春になると『パリの4月』や『オレンジ村から春へ』を聞き、二十代の多感な頃の自分に想いを馳せているのである。老いとの戦いは今後更にその度合いを増すが、サムエル・ウルマンの言葉「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言う」にあやかり、精神だけは若く保ちたい。休日のひと時は若い頃を思い浮かべ空想の世界に浸りたい。今年もまた『パリの4月』を聞く時、そんな情感がひしひしとこみ上げてくるのである。


1ジャケット

さて気になる黄金週間の天気予報である。本日は残念ながら午後から3月並みの寒さで雨降りとなった。八十八夜(5月2日)あたりからは徐々に持ち直すようで、中盤から後半に期待している。

2週間天気予報

午後から天気が悪いと悟った私は午前中にウォーキングと買い物(酒の肴)を済ませた。遅咲きの桜で桜吹雪の風情を味わった。これはけして現役時代にはなかったシチュエーションである。心の浄化が進んだ最近だからこそ、湧いてきた心境である。

日本の誇れる文化と言って思いつくのは、新渡戸稲造らの説いた「武士道」であり、”侘び錆びを風流とする心”である。桜の散り際は見事だが、ここに捨てがたい美学を重ねる。桜吹雪に遭遇しそんなことを考えつつ、私はいつもとは少し趣向を変えた散策に及んだ。

3桜吹雪

或る家の前に来た私は、ふと足を止めた。この家の藤は結構有名で毎年、見事な花を咲かせる。手入れが結構大変そうだが、通行人の目を十分に愉しませるだけのことはある。然るに、これは視覚のみでない。藤の花の放つ芳香は、他のどの花にも比べるべくもないものがある。今日は温度が低めだったせいもあって、やや芳香は控え目であったが、明日以降晴れたら再度訪れたい。

4見事な藤

家に戻った私は断捨離とちょっとした日曜大工を行った。そして午後からは予想通り雨となった。煩悩に赴くままに、夕刻から少し早めの晩酌を嗜むことにした。ゴールデンウイークの入りにしては寒いので、業務スーパー芋焼酎芋いちの水割りを燗器で温め、燗酒を愉しむことにした。燗器は久しぶりの出番であった。

5芋いち

横町コメント
若い頃の自分は何かと落ち着かないゴールデンウイークを送っていましたが、セカンドライフに入った今は、視点が定まり周囲に左右されない日々を送っています。ネガティブとの決別は一種の断捨離と言えますが、自分の場合は現役時代の様々なわだかまりがあり、定年間際はどうしてもこれが拭い去れないままでいました。但し数年が過ぎた今は違います。

心の浄化(カタルシス)が進み、徐々に新たなもの、ポジティブなものを受け入れられるようになってきたのです。老子の思想に「無用の用」(役に立ちそうもないと思われていることが、実際は大きな役割を果たすこと)がございますが、今の自分は「無用の用」の意図するもの(人生の回り道はけして無駄ではなかった)が、はっきりと見えてきた気が致します。定年間際の足踏みがあったからこそ、充実したセカンドライフがあります。今年のゴールデンウイークはそれを意識して有意義に過ごしたいと考えております。

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6六百横町
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コメント

こんばんは

GWの前半の天気は残念ながら悪そうです。
後半に期待ですね。
写真の藤の花、良く手入れされていて、
通行人を癒やしてくれていそうですね。
晩酌も癒やし効果は抜群ですね。

URL | ichan ID:-

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。昨日は飲み過ぎないようにするのに必死でした(笑)GW初日と言うだけでテンションが揚がりますので…今日はいい天気になるようなので、行動範囲を広げたい所存です。

飲みながらの執筆ゆえ、誤字脱字失礼しました。今しがた見直し、幾分拝読に耐えるものと改めた次第です。お陰様で、本日もお志を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

桜吹雪の華麗さは、私はそれなりの年齢になって初めて意識できるようになりました。
ある意味、ソメイヨシノの満開の姿よりも美しいものがあると思います。
横町さんに置かれましては、意義深い散策を楽しまれたものと受けとめました。

声なき声さん、ありがとうございます。

ゴールデンウイーク初日を迎えて脳裏を過ることが多々ございました。遅咲きの桜の桜吹雪に際し思うことがあり、ペンを執りました。最近は去って行った先人のことが身近に感じられるわけですが、それだけ自分が年を取った証と言えるのかも知れません。

ご配慮により、本日もお引き立てを頂戴しました。おはからいに感謝しております。コメントを頂きありがとうございます。

こんばんは

心が浮き立つような曲と詩がパリのお洒落さを感じさせるようで素敵です。
桜も終わりになりましたが散った後の美しさも本当に風情がありますね。
GWの前半はあいにくの天気ですが後半は期待できそうで良かったです。色々な体験の流れの後での気持ちが切り替わったGWの過ごし方は新たな楽しみがありそうですね。

URL | Joey rock ID:-

季節は、人の思いとはうらはらに容赦なく進んで行きますね…。
行く春を思う心は、かっての青春時代を偲ぶこころにも繋がるものですが、単に懐かしがるだけではなく、老いても、青春時代のみずみずしい心を持ち続けることが、老年期のQOLを維持するのですね…。

URL | boubou ID:-

joeyrockさん、ありがとうございます。

おはようございます。マンネリ化防止のためにも、時折音楽ありきの記事を書きたいという気になります。リンクが『パリの4月』である以上、旬を逃してはならない。そんな気持ちで本記事を書きました。心情に添って頂き感謝申し上げます。

GW前半の天気を振り返れば可もなく不可もなくと言った感じですが、後半には期待したいと考えています。気が向けば小旅行でもと考えています。joeyさんの自己ゾーン構築術は大変参考になります。是非あやかりたいと捉えています。お仕事大変かと存じますが、今年もいいGWをお過ごしください。お陰様で、本日もお志を頂戴しました。ありがとうございます。

boubouさん、ありがとうございます。

コラムへのシンパシー恐れ入ります。自分の場合は、むしろコラムこそが勝負と言う気持ちで記事を書いているので、貴兄の記事に添うおはからいには厚く感謝し申し上げます。サムエル・ウルマンの青春の定義がいよいよ他人事でなくなってきた気が致します。ブログに音楽をリンクできるのは願ってもないことですが、そのメリットを今後もフルに生かしたいと考えております。

わくわく感をどう表現するのか?これにピッタリとはまったのが『パリの4月』でした。精神が高揚すれば行動は自ずとついてくる気が致します。ご配慮により、本日もお引き立てを頂戴しました。おはからいに感謝しております。コメントを頂きありがとうございます。

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