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 Europe - The Final Countdown 
リンク曲について
私はけして安閑と定年退職を迎えたわけでない。定年を迎える数年前から生みの苦しみがあったのである。そんな際に私に勇気を授けた曲がEuropeのファイナルカウントダウンだった。現役時代に五十を前に鬱を患い、二年後の躁転(病状が鬱から躁に転ずること)を経て、更に半年後に寛解に至たったわけだが、その時から私は必死になって、一度失った信用回復に立ち向かった。だがそれは容易なことではなかった。

一度人に向けられた固定概念はそう簡単に変わるわけでない。「あいつは気力がない、能力がない…」一度そう思われたのを覆すのは至難の業なのである。だから私は定年退職を迎える前の数年の間に、多くの御仁の偏見の目と戦わねばならなかった。これは「事なかれ主義」や「無抵抗主義」ではとても覚束ない。

武士は何よりも名誉を重んずる。然らば、偏見、蔑視が己に向けられたら、これを黙認せずに自ら打って出る。これは武士道でいう、討ち死に覚悟の精神そのものである。出る釘は打たれるというが、これは釘の出方が中途半端だからである。「釘の頭も出るところまで出れば打ちようがなくなる。」これはけして机上の空論に非ず。私が日々身をもって実践してきたことである。ここで仔細について話せば長くなるので、知りたいかたはブログの書庫の中編小説「我が後半生と武士道」をご覧頂きたい。

Europeのファイナルカウントダウンは時としてめげそうになるわたしの心を気丈にキープするのに大いに役立った曲である。今でもこの曲を聴き、奥底に宿るファイティングスピリッツに触れる時、往時の私が求めたNever Give Upの精神が目の前に蘇るのである。
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本日1月20日は大寒である。生き残るために武士道を学んだ私だが、武術において行われる寒稽古は大寒の頃に行われるという。けしてこれを真似たわけではないが、私は息子を連れ立って、出入りのゴルフの打放し練習場に向った。ゴルフをするときは自ずと薄着になる。

もちろん練習中は寒さを忘れる。自分の打った球の行方を追う際は、多くの雑念から解放される瞬間でもある。たった28球だけの練習であったが寒中に身をさらすことの心地よさを改めて、味わった本日の練習であった。

私は隣の打席の二十歳になった息子のドライバーショットを頼もしく見つめた。昔ならばそろそろ家督を譲る時期なのかも知れない。息子には私を越えて大きく成長してもらいたいと思っている。やはり来て良かった。寒中の練習で心身を鍛える。これはきっと何かをもたらす。私も息子もそんなことを考えながら、ひたすら無心でボールを打った。

横町挨拶
何も寒い時期にゴルフ練習をしなくても…とお考えのかたもお在りかと思います。しかしながら「苦労は買ってせもせよ」という諺もございます。雑草が踏まれて強くなるのなら「人はハングリーな境地にあってこそ成長する」私は自らの足跡を省みてそう考えています。だから、寒いときこそ進んでゴルフ練習をする。そう思うと、寒中の練習はちっとも辛くない。本日は練習をしながら二三年前の現役時代のハングリーな心境を思い出しました。

同時に、本日リンクに至った「ファイナルカウントダウン」をヘッドフォーンで何度も聴いて、現役時代に何度も土俵を割りそうになり、その度に剣が峰のところで踏みとどまった自分の残像が記憶の中に蘇った気が致します。やはり物事は最後まで諦めてはいけない。自分を信じ、信念を通すことが奇跡を呼ぶ。自分が積み重ねてきた実績の残像も月日とともに薄れてゆく運命にあるのでしょうが、この記事は忘却に対して強力なブレーキを掛けてくれる。私はそんな期待を込めて記事をインターネット上に送り出したい所存です。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。

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