fc2ブログ
   Europe 'The Final Countdown'   


かれこれ14年に渡るが、自分は今までブログと言う媒体に様々な喜怒哀楽を綴ってきた。もしその中でどの記事が印象に残ったか?と聞かれれば即座にこの記事と答えることだろう。それは数年前、現役時代にピリオドを打ち、無事に定年を果たした際の早春の記事『ポエム「最後のカウントダウン」』である。長年当り障りなくサラリーマンを勤め上げたかたにとっては無縁なのかも知れないが、私のサラリーマン生活(現役)の後半は一か八かの懸けだったからである。もう時効を向かえたことだし、今日はそのことを振り返りたい。


ここからは原文をそのまま掲載する。

そうして、ついに果し合い(決戦)の時が来た。もちろん俺は死(辞職)を覚悟し、白装束でそれに臨んだ。武士ならば、果し合いで命を落とすのは本望であるからだ。あの時、自ら己の立場を背水の陣とすることで、俺は自分の持てる力を全て出し切る覚悟だった。そうして最後のカウントダウンの時を迎えた。そういういきさつを経て、遂に定年退職というカウントダウンのテンカウントを聞いた。


過ぎ去ったことに、今更「たられば」を語るのはナンセンスであるが、俺は同じ境遇の悩める者に勇気と希望を与えるために、自分のサラリーマンとしての生き残りの秘策を伝授したい。即ち、それは力の弱い一個人も武装することで巨象さえ倒せる(大きな影響力を与える)ということである。武装とは何もコンプライアンスだけでない。コンプライアンスがサラリーマンにとっての太刀ならば、思想哲学によって得られた倫理観は脇差である。最後の一騎打ちとなり、激しい討ち合いの後に満身創痍となった際(接近戦)に、敵に最後のとどめを差すのはけして太刀でなく、脇差なのである。


1ヨーロッパ

昨日の友は今日の敵、だからサラリーマンは一時として安閑としては居られない…今まで俺は烈しい出世競争で、何度か昨日の友に足を引っ張られた。確かにその時は若年ゆえ、生き馬の目を抜かれた。但し、目を抜かれただけで諦めてはならない。目を抜かれたら相手の心臓を一突きにすればいい。

但し、急所は絶対に外せない。外せば奴の捨て身の反撃を一身に食らうことになるからだ。私はサラリーマン生活で鬱を患い茨の道を歩んだ。家族を養う為に病状がまだ治り切っていないにも関わらず、ファイティングポーズを取らざるを得なかったというのが本当のところである。それだけならまだしも、そんな私を待っていたのはパワハラや冷遇であった。

リングに上がり相手と目があったら絶対に外せない。外せば気合において劣るものとなるからである。時効が成立した今だが、最低限度守らねばならない仁義(モラル)がある。それは百も承知している。然らば往時の私が睨んだ相手が一体誰なのか?それは読者の想像に委ねるしかない。

2睨み合い

今なら労働者を守るコンプライアンスがあるが、当時は確立しておらず、国が本格的にハラスメント対策に対して動き出す以前のことであった。自分が権力と抗ったのはまだ過渡期であった。そんな自分の大きな武器になったのが脇差(倫理観)であった。渡世人はいざという時に長脇差を抜くわけだが、渡世人が持った長脇差(刃渡り約60センチ、太刀と脇差の中間の長さの刀)は侍の太刀(約77センチ)と比べて扱いやすく接近戦に強い。長脇差と言えば上州の渡世人が有名である。上州長脇差と言われる渡世人はただ単に腕っぷしが強いだけでは務まらない。度胸、反骨精神、礼儀作法が不可欠なのである。


これを踏まえ、私は戦う前に自らの身を律することを念頭に置いた。それは足元を救われない為である。任侠道武士道は似ている。それに必要な倫理は独学で図書館に通い、主に論語から学んだ。論語で解く理想的な組織論は徳治主義(徳をもって組織を運営すれば、多くの組織は丸く収まるという思想)である。これを鑑み、私の所属した企業に隙ありと踏んだのである。機が熟し私はその一瞬の隙を突いた。もちろん長脇差を使ってである。その後は下克上寝返りも厭わずとなり、手段を択ばずとなった。今思い起こせば、これが私の定年退職が確定的にした。


3長脇差

横町コメント
古いブロ友様であられるBさん、Jさん、Tさん、Fさんは既にご存知と察していますが、あの頃の私はいつでも長脇差を抜けるように、常にシュミレーションを行い、来るべき労使の戦いに備えていました。シュミレーションとは相手がこう出れば、自分がどう応じるかを事前に考え、心の中でロールプレイングを何度も繰り返すことです。組織に対して反旗を翻した以上、一瞬たりとも気は抜けません。抜けば即命取りになるからです。

長脇差を捨てた今となっては夢物語のような話ですが、これは紛れもない事実です。毎日が針の筵に座るような日々を過ごしたことを風化させたくない、同じ目に遭う人物を少しでも減らしたいと考え、敢えて本記事を書いた次第です。読者に於かれては、あの時の自分があったからこそ、今の自分があるのをお察し頂きたい所存です。

本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。クリックして頂ければモチベーションが高揚します。宜しくお願いします。
 ▼▼▼


4六百横町
関連記事

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)