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久しぶりに塩釜市の菅野美術館に出向いた。過去の記事を調べたところ2017年の7月のことで5年ぶりの訪問であった。その前の訪問は更に5年遡るので2012年ということになる。ということは今回で通算三回目の訪問である。赤茶けた鉄板の外壁は実にユニークだが、エンボス模様も面白い。まさにこの建物の存在自体が芸術である。但しこの建物を鑑賞するには晴れた日に限る。青空に外壁が映えるからである。

設計者について触れておきたい。建築家・阿部仁史氏(1962~)の設計(作品)ということである。http://www.kanno-museum.jp/build/index.html

阿部氏によると、この美術館のデザインは一般の美術館のようにどんな展示にも対応する抽象的な白い箱ではなく、8点の彫刻と展示作品が不可分に結びつき、彫刻と場が一体となったちょうどカテドラルのような空間を創り出すことを目指していると言う。

1側面

駐車場の手摺越しに見える塩釜市街地のロケーションがすばらしい。市街地の先には太平洋も望める。塩釜は港町だけあって雑多な印象は否めないが、不思議とこのアートをマッチするのである。

2塩釜市街地

菅野美術館の位置をGoogle3D立体画像で確認して頂きたい。ご覧のように玉川地区の小高い丘の上に建つ美術館である。

3Google3D立体画像

外壁につけられたこの窪みが絶妙である。隣家の庭は洋風にデザインされ、少しもアートを損ねないものとなっている。つくづく美術館の周囲の環境の重要性を痛感する想いである。

4窪み

ここが玄関だが、初めて訪れた人は戸惑うのかも知れない。

5玄関

2階の受付を通って建物の中に入った。内部は白一色で統一され、ところどころに彫刻が展示してある。

6透明の腰板

エンボス模様は内壁にも施されている。造形美が光る意匠である。

7階段

地下2階にはピアノが置いてある。ここで数点の彫刻を見て終わりである。帰り(地下2階~地上2階まで)はエレベーターに乗った。

8グランドピアノ

横町コメント
時間にして30分弱でしたが、本日は菅野美術館で極めて贅沢な時間を味わいました。それは時間がゆったりと流れゆく感覚です。よく離島を訪れた際に、実際の時間の経過よりも、過ぎゆく時間がゆっくりと過ぎるような錯覚(島時間)を覚えますが、その感覚と似たものを感じました。

展示された彫刻は8点に過ぎませんが、そんなことよりも、この不思議な空間で得られる感動(非日常空間に我が身を置く)にすっかり魅了された気がします。本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
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9六百横町
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