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The Weeknd - Out of Time (Official Video)


【コラム】
完全リタイヤしてからさほど日が経っていないが、サラリーマン時代に思いを馳せる時、無事にウイークエンドを迎えた時の感動は忘れまいと思う。今宵は若かりし自分の生き様を回想しつつ、ウイークエンド特有の解放感に浸っている。合わせる洋楽はつい最近聞き出したザ・ウィークエンドの曲Out of Time (Official Video)である。

三六協定などなく、残業が当たり前だった往時、日頃の憂さを晴らすのに、せめて週末の夜だけでもフィーバーしたいという思いが強かった。70年代~80年代の洋楽はディスコ全盛でバブル期という背景も手伝い、そんな曲も多かった。”よく働きよく遊べ”自分の青春時代の合言葉を挙げるのなら、この一言に尽きるのである。

高度経済成長が死語となり、バブル期と言う言葉が人々の脳裏から忘れ去られようとしている今、あの頃の青春の眩しいシーンを必死に思い出そうとする自分が居る。せめて幻でもいい。今宵はそんな取り留めのないことを思いつつ、オンザロックに酔い、ザ・ウィークエンドOut of Timeを聞きながら、青春時代の一こまを回想している。酒と音楽が自分を非日常の世界に誘うのである。

1二人

さて、数年前に年賀状仕舞をした私に、久しぶりに年賀状が届いた。差出人は東京在住の元上司Aさんである。Aさんは学者肌の理論派で、道を誤ったのでは?と思うほど温厚な上司だった。建築法規など専門分野への精通の他、雑学にも明るくお人よしを絵に描いたような好人物だった。平成の初め、私を含めた多くの同僚がAさんの転勤(東京~仙台)を歓迎した。

但し組織を統率する立場にある管理職として、Aさんの評価は微妙なものがあった。部下にあまい、言うべきことを言えないという評価があったのは事実であった。Aさんには独身貴族という一面があり、酒を飲んでコミュニケーションを取るというありきたりのことはなく、ゲームセンターで部下と一緒にゲームに興じるなどユニークな面があった。自分から見ればAさんは頼れる上司であり、同時に良き友人でもあった。

組織の上層部から見れば、そんなAさんがもどかしく見えたようだ。Aさんとの付き合いは1年半ほどであった。転勤シーズンでもない秋に、突然Aさんの転勤が決まった際は大変驚き落胆した。マーフィーの法則ではないが、いい上司と思う人ほど付き合う期間は短い。そんな図式を切に感じたAさんの突然の転勤であった。

2イメージ画

Aさんは現役時代から土日を家で寝て過ごすタイプであった。60代後半で完全リタイヤを果たし三年寝太郎(日本の民話の一つ。3年間寝転がってばかりの、ただの怠け者の男が、突然起き出した末に 灌漑 かんがい など大きいことをするという話)を地で行こうとしたと言う。そんなこともあり、足腰がすっかり弱り、杖を使うようになったという。但し、Aさんはこれを良しとせず、ウォーキングをすることで足腰を鍛え、それが功を奏し杖を使わなくてもよくなったとのことである。

そんなAさんはOBの中ではダントツの人気がある。Aさんに自分の近況をメールしたところ、早々にメールを頂いた。そのメールに添付していた画像がこの画像(2018年秋の小石川後楽園の紅葉)である。Aさんの趣味は写真である。被写体としては動植物が多い。私はAさんの撮影意欲がこれからも衰えていないことを切に祈っている。

3小石川後楽園1353

横町コメント
Aさんから心温まるメールを頂戴しました。団塊の世代の真っ只中に生まれたAさんですが、お父様も学者肌で、第二次世界大戦においては、派兵された南の島でアメリカ軍のブルドーザーの様子を探り、メカニズムに関する詳しい考察を軍にフィードバックするなどの動きがあったという話を聞いています。

Aさんは組織における共存共栄を掲げ、どうしてもヒエラルキー構造に馴染めない自分とは相反するものを感じますが、それだけに惹かれるものを感じます。年賀状仕舞を宣言した私に対するAさんのコメントは「こちらから年賀状を出すだけならいいでしょう」というものでした。見返りなどは一切求めないということです。私はそんなAさんに限りない親愛の情を抱きます。恐らくAさんとのお付き合いはどちらかが死ぬまで続くことでしょう。

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4六百横町

コメント

こんばんは

素敵な元上司のかたですね。
このような方とは
何時までもごえんが続くのでしょうね。

年賀状じまいを考えています。
すでに宣言するほどの枚数を書いていませんので年賀として出してくれた方に
寒中見舞いを出そうと思っています。
そうすれば年々減っていきますよね。
案外年賀状には振り回されますよね。

必要な人には別の方法でご挨拶できる時代ですからね。

URL | つや姫日記 ID:-

こんばんは

良い上司に恵まれたご様子。
部下に優しい上司は、その上層部からは
疎まれることが多かったでしょう。
今もブラックな職場は同様だと思います。
可能な限りお付き合いが続くと良いですね。

URL | ichan ID:-

こんばんは~♬

いつまでも、気にしてくれる人がいると言うこと、ありがたいですね。
わたしは、亡き後、何もしてもらわなくてもいいのですが・・
偶に思い出してくれる人がいればいいなって思っています。
それは、今の生き方に掛かってきますよね。
横町さんも、その上司の方との関わりに、良いものを残してきたから、
今も気にして頂けるのですね。

URL | 布遊 ID:-

こんばんわ~。

仕事をしていると、週末を楽しみに日々暮らしているようなところがありますよね~。。
でも、全くのフリーになったら、どう感じるのだろうと時折り考えます。

ずっと交流が持てるような素敵な上司に巡り合えたのは、羨ましい限りです。
残念ながら、そういう出会いには、恵まれなかったように思います。

1年半の付き合いで、これだけの影響を残されるというのは、よほど魅力的な方だったのでしょうね…。写真が趣味というだけあって、掲載された写真もなかなかのものだと拝見いたしました…。

URL | boubou ID:-

懐かしい響き

こんばんわ。
高度経済成長にバブル期、とても懐かしい言葉です。
介護職から看護職に転職した私の身としましては、ウイークエンドって無くなりました。でも、会社員時代、まだ週休二日制ではなく休みは日曜日のみという時代、土曜の夜は実にサタデーナイトフィーバーみたいな感じでしたね。(* ´艸`)クスクス
上司Aさんは、横町様の年代では、結構珍し感じの人柄だったと察します。
今回の記事、私なりにもとても懐かしく拝見いたしました。ありがとうございます。ちなみに、私はバブル期後半に就職しました(笑)

URL | わいわいにゃんこ ID:-

つや姫さん、ありがとうございます。

おはようございます。自分にとっては理想的な上司でした。博学で人が良い。こういう上司は他には居ないと断言できます。A上司はスペシャリストでもあり、生き字引と言う存在感が群を抜いていた気が致します。

現役時代は”体裁を繕うための年賀状”に嫌気が差しました。所謂上司への機嫌取り、打算が顕著に見られたからです。組織の中で浮くのを覚悟で、先頭を切って年賀状を出さないという宣言がせめてもの抗議でした。

あれから数年、今は理不尽な柵が一掃され、本当に誼を通じた人とだけ繋がっていると振り返っています。不思議に思ったのは、メールでの新年挨拶を以って年賀状に代えることが可能なのに、そうしない人が大多数であったということです。察するに、挨拶の在り方云々よりも、単なる儀礼的な風習に振り回されている気がしてなりません。日本に生まれたがゆえに、こうした悪しき慣わしに付きまとわれる。これにはうんざりしています。

おはからいにより、本日も有意義な御意見を賜りました。ご配慮に感謝申し上げます。コメントを頂きありがとうございます。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。Aさんに対して今あるのは懐かしさと善意への感謝です。年賀状は単なる媒体に過ぎない。大事なのは気持ちであり誼です。これらが全て吹っ切れれば一生の付き合いになる。それを痛感した今回のトピックスでした。

「昨日の敵は今日の友」的なラグビーで言うところの”ノーサイド”とはニュアンスが全く違いますが、このような人付き合いも稀にあると自分に言い聞かせています。しいて言えば”管鮑の交わり”が最も近いという印象を持っています。

お陰様で、今回も厚誼を頂戴しました。おはからいに感謝しております。コメントを頂きありがとうございます。




布遊さん、ありがとうございます。

おはようございます。Aさんには「付き合いがどうあるべきか?」を身をもって教えられた気が致します。自分にはおっしゃるような徳はないと思いますが、そんな自分にも光を当てて頂いたAさんのご厚意には頭が下がる思いです。

一生の付き合いとはこういうことを言うのだと思います。ご配慮により、本日も有意義な御意見を賜りました。おはからいに感謝しております。コメントを頂きありがとうございます。

penpen_1goさん、ありがとうございます。

おはようございます。ある教育者は「長い人生のうちの95%は苦しく、楽しいことは残りの5%くらい」と言います。パーセンテージはともかく、自分も概ねこれと似た思考を持っています。
そういうこともあって月曜から金曜日の就業と、金曜日の終業以降の解放感のもたらすメリハリを常に意識していました。それだけに、完全リタイヤした後も、週末の解放感への有難みを忘れてならないと考えています。

Aさんのようなかたは稀であり、探してもいるものではないと考えています。学者肌なところとオープンなスタンスが多くの人脈をもたらした気がします。言葉を借りるならば「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」です。自分には極めてハードルの高い域と捉えています。お陰様で、今回もお引き立てを頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

わいわいにゃんこさん、ありがとうございます。

おはようございます。実はこのザ・ウイークエンドをリンクする前にサタデーナイトフィーバーのテーマ曲も候補に挙げました。いつしかリンクしたいと考えています。完全リタイヤすると曜日の感覚がなくなる。こうなると一気に老け込む可能性がある;それを懸念してのカテゴリー新設が「ウイークエンドの私」です。ブログは真っ白いキャンバスに自分なりの絵を描くのと全く同義であると私は考えています。

であるならば、自分のオリジナルを創り出し、それに如何にのめりこめるかが鍵と考えています。営利を伴う一般企業において、このようなタイプのかたは極めて稀ですが、研究機関などには散見される気が致します。
おはからいにより、本日もお志を頂戴しました。ご配慮に感謝申し上げます。コメントを頂きありがとうございます。

boubouさん、ありがとうございます。

返しコメントの順番を間違え大変失礼しました。写真が趣味で学者肌、このあたりは失礼ながら貴兄と似ているのかも知れません。但し行動力が旺盛とは言えないのがAさんです。コロナのこともあって足腰が弱ったとのことですが、ウォーキングによって杖を使わずに歩けるようになったということで、何よりと捉えています。

ご配慮により、今回も格別なる追い風を頂戴しました。おはからいに感謝しております。コメントを頂きありがとうございます。

おはようございます。

仕事の付き合い云々ではなく人柄に惹かれる方なのですね。
友人も近くにいるから、頻繁に会うからではなく、離れていても通じる人がいるように同じ感じなのでしょう。
旧交を温められ、また新たな交流が生まれたようで良かったです。
アナログとデジタル、どちらも上手く使いながらさらに交流が深まるといいですね(^^)

URL | やませみ ID:-

やませみさん、ありがとうございます。

確かにお人柄が優先します。とは言え、仕事で縁が切れればつきあいは終わりと言うかたがほとんどです。そんな中にあってAさんだけは別格です。徳を絵に描いたような人物です。自分にはとても及ばない領域ゆえ尊敬しています。

お陰様で、本日も有意義な御意見を賜りました。おはからいに感謝しております。ありがとうございます。

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