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ミック随筆「ようやく充実してきたセカンドライフ」
早いものでセカンドライフを迎えてそろそろ一年が経つ。思えば昨年の今頃、「立つ鳥跡を濁さず」を一心に、長年勤めた企業に際し、最後の義を尽くそうとしていた自分が懐かしい。「終わりよければすべて良し」、「有終の美を云々」…世にこの手の諺や言葉は多い。但し、これらの言葉が自分の定年に当てはまるのかどうかは良くわからない。逆に言えば「中途半端で辞められないから最後まで居ただけ」という捉え方もあることだろう。

昨年の夏ごろ、私は再雇用をきっぱりと断り、新たに外海に船出することを決めた。それは自分の可能性を新たな職場で試してみたい(自分の本当の実力を未知なる職場で試したい)という気持ちから来るものだった。そんな私が大型ダンプカーのドライバーになる覚悟を決めるのにさほど時間は要さなかった。自分のやりたいこと(幼いころから抱いていた夢の実現)をやるというのがその趣旨であった。

だが現実はそうあまいものではなかった。年齢とキャリアという双璧が私の前に立ちはだかったのである。数社から断られようやく、或る企業の大型ダンプのシートを手に入れた私は、職務において初心者にありがちなミス(自分では致命的なミスと思っていない)を犯してしまい、もう少し長い目で見てもらいたいという私の願いも届かず、会社を去る羽目になった。

挫折の後で思いたったのが、現役時代のキャリアを生かすことである。その後、就職活動一箇月を経て或る建設会社の安全管理部門に籍を置くことになった。何事も仁を以って臨むのは私のモットーだが、この仕事は特にヒューマンを相手にする仕事である。安全パトロール時に、労いの言葉さえ掛けられない御仁は失格ゆえ、私は特に挨拶や労いの言葉に気を使っているのである。

即ち、安全管理において仁(相手への敬い)のない対応は揚げ足取りと取られかねないのである。こうしたことを踏まえ、回数を重ねるうちに、ようやく信頼関係らしきものが最近出来上がってきた気がする。これによって私はこの企業にとって、初めて求められる人材として認められた気がする。

こうした仕事での好調は文芸活動に追い風をもたらした。朝は出勤前に一時間ほど出入りのカフェで至福の時間を過ごす。読書や執筆活動は単なる趣味に留まらず、脳トレにもなる。朝の時間、冴えた状態のまま会社に出勤できるのは見逃せない部分である。

「どうせ勤めるなら再雇用で示された条件よりもいい条件の企業に就職して見返してやる。」ダンプ会社を辞めた私はこの言葉を合言葉にして新たなセカンドライフの就職活動に励んだ。そして私はそのルサンチマンを順風に変え、その成果を手中にした。今は城郭でいう石垣の普請がようやく終わった気がする。さあ、ここにどんな城を造るか?これから希望を持って構想を練るつもりである。

ミック挨拶
セカンドライフ第二の職場もようやく軌道に乗り始め、新たな光が差し込んでくるのを実感しております。私は尊敬する伊達政宗公の理念とする「己の道は人を頼らず、自分で切り拓く」ことをモットーとして、ここ数年歩んで参りました。その成果がようやく日の目を見た気が致します。また趣味と仕事とのバランスを図る上で、週休三日制も大きな追い風となっています。こうした新たな流れを武器として、これからは新たな歴史小説やエッセイなどの執筆を手がけて参りたい所存です。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。

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