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1970年代、宮城県南部の亘理郡山元町吉田浜というところにサンライズビーチと呼ばれた分譲別荘地が売り出された。これはテレビの深夜番組のCMでよく目にした記憶がある。造成地の周囲は海岸林である松が取り囲んでおり、ある新聞はこの場所を次のように紹介をしていた。宮城県には震災前、‘東北の湘南’といわれた別荘地があった。山元町の北端、砂浜に近い700m四方の区画に17戸36人が暮らしていた。住民の多くは第一線を退いた人たちで夏は涼しく、冬は暖かいこの地を終の棲家にしようと、移ってきたかたがただったという。

報道によれば2011年に起きた東日本大震災の津波で、住民10名が亡くなったという。往時の合成航空写真が残っているようだが、サンライズビーチの造成地や建物の写真は私の知る限りではないようだ。

1サンライズビーチ航空写真

CMのキャッチフレーズを忘れはしない。最寄りの常磐線浜吉田駅から4キロといううたい文句であった。「誰がこんな別荘地を買うんだろう?こんな温暖な場所に別荘を構えるなんて羨ましい…」往時の自分は学生ながら、CMが流れる度に羨望の目で見たものである。

2地図

google map 3D画像である。分譲された区画と道路は何とか残っているようだが…さすがに建物は建っていないようだ。

3google map 3D画像サンライズ

google map 3D画像を更に拡大してみるとフライトステージフリーという文字が現れてきた。一体なんの施設なのだろうか?ちなみに防潮堤かさ上げ工事は完了したものの、2022年の5月10日に発表された津波による浸水想定区域になっている。結果的には建設された防潮堤が4メートルほど低かったことによるものである。行政当局(国や県)からはなぜ低い防潮堤を造ってしまったかについての説明が一切行われていない。これには不信感を抱かざるを得ない。

4拡大google map 3D画像

それはさておき、フライトステージフリーをネット検索してみた。なんとパラモーターを体験できる施設であるという。パラモーターとは、パラグライダーのハーネス部分にエンジンユニットを背負い、
推力を得て飛行するスカイスポーツとのことでシーズンは5月~10月末ということである。

5フライトステージフリー

体験者は老若男女に及ぶが、インプレッションを聞くと概ね好評のようで、満足度が高いようだ。料金のほうは1時間で大人が¥10800とのことで、ゴルフをする感覚でいけばけして高くない値段という印象である。鳥になった気分を味わえるのかも知れない。フライトステージフリーでネット検索するとYouTube動画も存在するようだ。

6離陸風景

横町コメント
学生のころ憧れていた東北の湘南・サンライズビーチが震災で壊滅的被害を受け、その後にフライトステージフリーのスポットとなったのは、不思議な因果を感じます。大空を自由に羽ばたく鳥になってみたいと思うのは、多くの人が願うことですが、被災されたかたがたのことを思うと複雑な心情に駆られます。

最後に行政に問います。「なぜあなた方は低い防潮堤を建設したのでしょうか?我々の血税をつぎ込んでいる以上は、新たな浸水区域を発表する前に、その理由を明確に説明する義務があるのではないでしょうか?」防潮堤建設時に地震(津波)のリスクが事前に察知できなかったのなら隠さずに、それを表明するべきです。これをうやむやにしようとするならば、私としてはもっと発信力のあるYouTubeで訴える意向です。村井知事、宜しくお願い申し上げます。

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7七百横町
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コメント

「東北の湘南」と呼ばれた「サンライズビーチ」素晴らしいところですね…。サーフィンも楽しめるのでしょうね…。パラモーターも楽しめれば、海と空の両方が楽しめますね…。

URL | boubou ID:-

こんばんは

行政の防潮堤の設計が杜撰なようですね。
いつもながらと思います。
パラモーター体験、面白そうですね。

URL | ichan ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

サンライズビーチが分譲されたころ、温暖なところというイメージが強く、リタイヤしたらこのような場所に住みたいとまで思いました。仕事の関係で亘理にアパートを借りた時期がありましたが、亘理ではサーフィンに興じる若者を多く見かけます。冬場でも見かけるので「若者はやっぱり元気だなー、若いっていいなー」という目で見ていました。

パラモーターは爽快感がすごいのだろうと感じています。動画撮影を兼ねて一度やってみたいですね。お陰様で本日も有意義な話題を提起して頂きました。コメントを頂きありがとうございます。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。サンライズビーチが人々の脳裏から忘れ去られようとしている(ネットでヒットする情報が極めて少ない)という理由で記事を起こしました。自分が残さねば誰が残すという気持ちです。かつて別荘地だった頃の画像が欲しかったのですが、ネットではヒットしないようです。

なぜ、低い防潮堤を造ったのか?一時しのぎの愚策でなかったのか?血税を使っている立場上、行政は明確に我々に説明する義務があると考えています。それを通り越して「津波浸水区域が増えました」という発信・通知はあり得ない(順序が逆)と捉えています。不思議なのはこれを誰も追求しない(公の場という意)ことです。これでは健全な民主主義は保てないと考えています。

パラモーターはスリルもありそうですね。動力もついているので、鳥になった気持ちを味わえる気がします。ご配慮により本日も有意義なご感想を頂戴しました。おはからいに感謝しています。ありがとうございます。

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