fc2ブログ
生前の池波正太郎 死生観インタビュー


リンク動画解説
池波正太郎(1923~1990)は食と酒にこだわった歴史小説(時代小説)作家だった。『鬼平犯科帳』、『剣客商売』、『仕掛人・藤枝梅安』…には多くの食事のシーンや酒飲みシーンが登場するが、放送化された作品にもそれらは色濃く反映されている。もちろんこれらはストーリーから見れば枝葉でしかない。但し、この枝葉があってこそ、ストーリーが真実味を帯び生きてくるのである。

これは池波の食道楽、酒飲み道楽に負う部分が大きい。彼にとってはこれも立派な芸の肥やしと言って差し支えない気がする。作品から言えば日本食と思われがちだが、ところがどっこい彼は様々な食材を好んだ。彼の嗜好は鰻や鮎、日本蕎麦に始まり高級和牛ステーキ、中華料理、チキンライス、ミート・コロッケ、おでん、あぶり餅、ホットケーキetcとあらゆる食材に及んだ。

1池波正太郎

実は現在、池波正太郎に関する著作を二冊読んでいる。一冊は彼の書生を10年間務めた佐藤隆介(1936~2021)の著作である。弟子の目から見た師匠・池波正太郎はやはり食道楽であったようだ。

2著物

今宵は往年の池波正太郎を偲んで日本酒の冷を嗜んでいる。アルミ缶に入れ冷凍庫でギンギンに冷やした日本酒をきゅーっと一気に飲む。🙁→🥰
この飲み方はアルコールの度数(15度)を実際以上に高く感じられる飲み方である。もちろん合わせる肴は吟味するべきで、酒の味を妨げないものをチョイスした。

3酒と肴

横町コメント
池波正太郎は、血気盛んな少年期~青年期を株式仲買店に身を置きましたが、この時相場に手を出し、給料を上回るほどの収入を得て、その金を遊興費(読書・映画・観劇・吉原通い…)に費やしていたとされます。もちろん食道楽や酒道楽もこの頃経験したようです。

彼の非凡なところはこの修業時代の遊びの経験を著作のネタ(ヒント)としたことです。やはり机上の理論だけで小説は書けません。実践が伴ってこそ、その後の彼の成功があったのではないでしょうか?人生は楽しまなきゃ損ですが、彼はその楽しみを見事に見出した作家でした。

本日も最後までご覧頂きありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
 ▼▼▼


4六百横町
関連記事

コメント

人生は楽しまなきゃ、という点には大いに共感いたします…。

若い頃は、自分の人生を決定付けるために切磋琢磨…、結婚してからは家族を守るために頑張る…。

しかし今は、子供達も独立し、自分もセカンドライフ…。この時期こそまさに人生を楽しむときですね…。

酒、食もそうですが、私は旅(近くも含めて…)、人間関係の構築に魅力を感じますね…。

URL | boubou ID:-

こんばんは~

池波正太郎の本は読んだことないですが、
お酒が好きだったのですね。
これからの時期、冷酒が美味しいですね。

URL | 布遊 ID:-

こんばんは

確かに作品中で食べ物や酒が出ていました。
食道楽・酒は人との関わり合うのにも一役
かっている気がします。
ドラマであれば人間味の演出にも好影響を
及ぼしていたと感じます。

URL | ichan ID:-

横町さん、こんばんは。

今回の記事、私も大いに賛同します。
私も普段からよく「鬼平犯科帳」や「剣客商売」の見るのですが、池波正太郎さんが原作の時代劇って、出てくる料理がどれも本当においしそうなのですよね。
これが池波さんの時代劇の大きな魅力の一つになっているという点、横町さんの意見に強く共鳴いたします。

池波さんの料理通なところにスポットを当てる記事を書いてくれる人がなかなかいないところ、そこに焦点を当ててくれた今回の記事は非常に感銘を受けました。

それでは、おじゃまいたしました。

boubouさん、ありがとうございます。

成功した人物の多くは少年期~青年期のこのような経験を仕事に活かしている傾向が見て取れます。池波正太郎にとって、このような若年時の美食の経験は不可欠と言えるのかも知れません。但し人気作家の性として常に作品の締め切りに追われた感はありますね。このストレスから逃れることで飲み食いに走る。これが上手く回ればいいのですが…

彼はヘビースモーカーだったようで、健康管理が手薄になったのでは?と察しています。貴兄のようにリタイヤ後に旅が出来れば最高ですね。本日も厚誼を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

布遊さん、ありがとうございます。

おはようございます。YouTube運営はややストレスが溜まるので、せめてブログでは自分のゾーンを貫きたいと考え、このような記事を起こしました。肩の凝らない本をあさりこのような本を借りて参りました。カフェなどで読みたいと考えています。

昨日は内容が内容ゆえ、やや飲み過ぎました;理性を働かせて、適量を制御というのは難しいですね。それだけに反省しています。おはからいにより本日も有意義なご意見を頂戴しました。ご配慮に感謝致します。コメントを頂きありがとうございます。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。鬼平犯科帳にはよく長谷川平蔵の飲酒シーンが登場しますが、平蔵の人情と人物の大きさを感じるシーンが多いですね。食事と飲酒のシーンが大きな役割を果たしているように見えます。ファンとしてはたまらない要素ですね。同時に池波正太郎が、実生活で豊かな食生活(食道楽、飲み道楽でストレスを発散)を送ったのだろうという思いにもつながります。

まさに芸の肥やしという気がします。お陰様で本日も有意義なご感想を頂戴しました。おはからいに感謝しています。コメントを頂きありがとうございます。

かーとさん、ありがとうございます。

おはようございます。そうおっしゃって頂き記事を書いた甲斐がありました。池波正太郎氏の時代物、歴史物には真実味を抱きますが、食事・飲酒シーンに負う部分は結構大きいと捉えています。ドラマ制作に当たっては時代考証をされているだけに、昔の風俗に触れているようで興味深いものを感じます。

この時代の作家の多くはよく飲み歩いているようですが、それが作品へのヒントにもつながっている例が多い気がします。例えば山本周五郎が趣味としていた映画鑑賞では、自分の映画を見たいと言う願望のみでなく、周囲の観衆がどんなシーンで感動するのか?という点に関心が行っていたと聞いています。これを聞いた際に、やはり彼は凡人でないと実感した次第です。
ご配慮により本日もお引き立てを頂戴しました。おはからいに感謝しています。コメントを頂きありがとうございます。

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)