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つい最近、なぎら健壱の最新のエッセイ集『アロハで酒場へ』を読んだ。ちょうど昨年の今頃、『町の残像』というエッセイ集(兼写真集)をブログで紹介した経緯がある。https://gbvx257.blog.fc2.com/blog-entry-3454.html
なぎら氏は1952年生まれなので、一昨年の2021年に古希(数え年で70歳、満で69歳)を迎えたことになる。なぎら氏の趣味は飲酒、カメラ、自転車、散歩、絵画、がらくた収集などで多岐に渡っていて私との接点も多いが、下町の古い建物や昭和時代から続く下町の飲食店を被写体としているところにシンパシーを抱く。(古い建物への思い入れなどは私と似たような趣向があり、過去の記事に掲載したことがあった)

1なぎらスケッチ

アロハで酒場へ』にはそんななぎら氏の若さの秘訣が綴られている。散歩の際の履物はスニーカーやカジュアルシューズらしいが、酒場に出向く際には上はアロハシャツを着て下はジーンズ。靴はウエスタンブーツやワークブーツも履くこともあるという。70にもなると服装に気を使わなくなる人もいるが、このあたりはお洒落である。それと、気さくな人柄ということもあって、酒場に行くとよく「なぎらさんでしょう」とか「テレビに出ている人でしょう」などと声を掛けられると言う。

2著作

彼が出入りしている店はいかにも芸能人が行くような店ではなく、庶民的な居酒屋や飲食店ばかりである。彼は時に酒場や料理のダメ出しをするが、天真爛漫な人柄のせいもあって少しも毒気がない。有体に言えば多くの人から愛されるキャラクターと言えるのではないだろうか?なぎら氏に言わせれば、「年相応の趣味」などはあり得ない(趣味に年齢の壁などない)と言う。自分もまったく同感するところである。

3目次

NHKでは六角精児氏の「呑み鉄」が大ヒットしているが、なぎら氏はこのような民放「ぶらり途中下車の旅」(5月20日放送)にもゲスト出演している。チェッカー模様🏁のシャツなど、服装にはこだわっているようだが、彼に言わせれば「服装にこだわらないようになれば人は老いる」と言う。

4金魚坂の女将さんと

横町コメント
作品中で面白かったのは「酒を飲めば死ぬ。かと言って飲まなくても死ぬ。どうせ死ぬなら飲まなきゃ損」というものです。(笑)そんな彼は一年365日、毎日のように飲酒しているようです。フォークソングを演奏する際は時にカーボーイハットを被るなどして、一見するとアウトローないでたちに見えますが、エッセイ集などを見ると節度をわきまえた、インテリジェンスにあふれた人物に見えます。

彼の魅力は気取らず、自分を飾らないところなのではないでしょうか?今回のエッセイ集を読んで、増々彼のファンになった気がします。自分も彼のように、エネルギッシュでファインな古希を迎えたいと今から考えています。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
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5六百横町
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コメント

なぎらさんのことは、ぼんやりとしか知りませんが、ざつくばらんな人のようですね…。
私は、昨年末に古希を迎えましたが、とくに何もしませんでした…。
古希を迎える前は、何かお祝い行事でもと思ったりもしましたが、とくにいい企画も思いつかず、そのまま過ぎましたわ…。笑😆
今では、古希を過ぎても、元気でい続けることそれがお祝いかなと思っております…。

URL | boubou ID:-

こんばんは~

なぎら健壱さんのことは、あまり知らないのですが・・所ジョージ・六角精児さんたちと、同じものを感じます。毎日が楽しそうと言うこと。六角精児さんは、NHKラジオの木曜日午前中に、レギュラーで出演しており、好きなことばかりしていて楽しそうです。なぎらさんと同様、お酒も好きですね。

URL | 布遊 ID:-

こんばんは

なぎら健壱さんの詳細が勉強不足のため
理解できなかったのでポチ応援にとどまらせて頂きました。

URL | ichan ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

純文学を離れ、肩の凝らないエッセイでもと最近は思うようになりました。気取らず煩悩と向かい合うというスタンスにシンパシーを感じます。六角精児氏とはタイプが違いますが、味のあるタレントという気がします。写真や自転車の趣味に関しては貴兄と重なる点もあるのではないでしょうか?

今は平均寿命も延び、古希は通過点という念が強いのではないでしょうか?なぎら氏は酒を365日嗜んでいるようですが、今のところ壮健なように見えました。毎日のように飲み歩くと言うところにただならぬエネルギーを重ねます。
本日も有意義なご感想を頂戴しました。おはからいに感謝しています。コメントを頂きありがとうございます。

布遊さん、ありがとうございます。

おはようございます。「酒を飲めば死ぬ。かと言って飲まなくても死ぬ。どうせ死ぬなら飲まなきゃ損」という酒に関する見解には共感を抱きます。(笑)ストレスをなるべく溜めない。彼の生き様を見ているとそんな哲学も垣間見えて参ります。

所ジョージ氏とは懇意にしているようで、作品にも登場します。六角氏もそうですが、成功を収めたタレントには共通性も多い気がします。今後の記事でフォローできればと考えています。おはからいにより本日も格別なるエールを頂戴しました。ご配慮に感謝致します。コメントを頂きありがとうございます。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。なるべなぎら氏は気取らないし一般の方と同じ目線で…というところが共感を呼び、酒場に行くとよく他の客から声を掛けられると述べておいででした。ナイスガイな70代と言えるのではないでしょうか?

自分にもウエスタンスタイルの憧れがあるので、これもなぎら氏に関心を寄せる一因になったと振り返っています。ご配慮により本日も厚誼を頂戴しました。おはからいに感謝しています。ありがとうございます。

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