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大相撲名古屋場所がある平幕力士(前頭筆頭)の活躍で俄然、盛り上がってきている。力士の名前は錦木(32)である。錦木は2日目(去る7月10日)に先場所優勝の横綱照ノ富士を破り錦木は4年ぶりの金星(平幕が横綱を破ること)を挙げた。

それも豪快な力相撲での快勝であった。錦木照ノ富士に立ち合い、頭からぶつかりもろ差しに成功したが、その後”かんぬき”(両腕を抱え込む大技)に決められそうになった。普通の力士なら、体が浮くほど強烈なかんぬきに対して、錦木はこれをものともせず、体を開き左からすくって豪快に横綱を投げ捨てた。錦木の体重を調べたら176キロもあり、さすがの照ノ富士(181キロ)も持ち上げられなかったようだ。

を生中継で見ていた私は、自分の目を疑い、「あれっ錦木ってこんなに強いんだっけ?」とあっけにとられてしまった。翌日から照ノ富士は休場となった。
✋🤓🤚波に乗った錦木は三人の大関を撃破して、優勝争いのトップに躍り出た。唯一の黒星は小結琴ノ若に喫した一敗である。

1錦木すくい投げ

錦木の話をする前に、如何に横綱照ノ富士のかんぬきが強烈なのかを説明したい。先場所(夏場所)のことである。小兵の翔猿(それでも135キロある)にもろ差しを許した照ノ富士は両腕を抱えた状態(かんぬき)のまま、翔猿をきめ出している。一般にきめ出しは圧倒的な体力差(体格差)がないと決まらない技で、古くは大関清国らが得意とした大技である。この技が決まるときめられたほうは肩を痛める(最悪は脱臼に至る)恐れがあるという。実際、翌日から千秋楽に至るまで、翔猿は包帯を上半身に巻いて出場した。

2上から

これは昨日(9日目)の相撲である。大関経験者の御嶽海を相手に、豪快な相撲(解説の舞の海秀平氏はブルドーザーのようだと述べた)である。立ち合いで先手を許し、御嶽海にもろ差しを許したが、両上手を引きつけて逆襲。右で振りながら豪快に寄り切ったのである。

3ブルドーザーのような押し

そんな錦木は年齢は32歳であるが、まだ三役に上がったことがない。これは彼が懇意にしていた力士・松鳳山(福岡県出身)が2022年6月に引退を発表した時の動画である。松鳳山と同期の錦木は気が合うようで、巡業ではランチをしょっちゅう一緒に食べに行っていたとしている。錦木は自らのことを酒を愛する気持ちはだれにも負けないとしている。

4酒を愛する気持ち

錦木はユーモアたっぷりに自らの肉体がアルコールで出来ているなどと語っている。(笑)勝負の世界に生きるものの、彼は酒で雑念を紛らしストレスを溜めない。勝負へのわだかまりなど微塵も見せないところに、スケールの大きさと素晴らしい人間性を重ねる。勝者インタビューでも屈託がなく、気負いなどはまったく見られない。リップサービスも惜しむことなく披露している。飲む量も取り口同様に豪快である。

5一升あけるときあり

本日の私は彼の活躍にあやかり、彼の無二の好物とされる芋焼酎のロックを飲んでいる。錦木は来月で33歳になるが、これまで大きな怪我もなく力士生活を続けてきた。このあたりは鷹揚な性格が関わっている気がしてならない。

6芋いちロック

横町コメント
3842番目の記事になります。実は本日カテゴリーとして「大相撲あれこれ」を新たに追加しました。錦木がどこまで星を伸ばせるのかはわかりませんが、9日目現在で豊昇龍(関脇)と北勝富士(平幕)とともに一敗で並んでいます。大相撲の通からは「錦木いよいよ覚醒か?」という話も出てきていて、すっかり時の人になった気がします。

彼の夢は三役に上がることと言うことですが、既に勝ち越しを決めているので、どこまで優勝戦線に絡んで行けるか着目しています。或いは大器晩成という言葉が似あう力士となるのかも知れません。ちなみに彼は隣県の岩手県盛岡市の出身で、芋焼酎のロックは私の好物でもあります。
\😃/

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6六百横町
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[タグ] 錦木 照ノ富士 翔猿

コメント

今期の大相撲の話題をありがとうございます…。
推薦の錦木に着目してみます…。

URL | boubou ID:-

こんばんは

申し訳けありません。
ニュースで大相撲の結果を見られる
のが現実なので、経緯は分かりません。
しかし、酒豪であることは認識しました。
正直、凄いです。

URL | ichan ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

各界の人物を評価する際、人となりを重視する自分です。錦木はざっくばらんで現代的なお相撲さんという感じがしますが、人に好かれる要素(勝負にこだわっていることを人に思わせない)を持ち合わせた力士と見ています。負けても憂さを晴らす術を心得ている気がします。

一部の力士のように闘志をもろに顔に出さない。こせこせしておらず、どこかのんびりしていて、ほっこりさせるものがある。ここに限りない魅力を感じています。引退した松鳳山とは親友?という印象を受けました。
おはからいにより本日も有意義なご感想を頂戴しました。ご配慮に感謝致します。コメントを頂きありがとうございます。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。勝敗を知るだけならニュースでもいいのですが、相撲の内容を見たいと言うのが一番です。激闘、死闘を神に捧げるというのが相撲の本来の精神ゆえ、勝敗は二の次であり、力士たちの真摯な戦いぶりを俯瞰したいということです。それでも肩入れするとどうしても贔屓の力士が出てきますので、要注意ですね。

その理に矛盾するようですが、最も重視するのは人物です。人間的にスケールの大きさを感じさせる錦木の魅力は計り知れないものがあります。大器晩成であって欲しい気がします。肩の力が抜けている点は明らかに他の力士と異なる気がします。本日も厚誼を頂戴しました。コメントを頂きありがとうございます。

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